業種べつ

印刷会社のホームページで小ロットの相談を受けるには|問い合わせを増やす書き方

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月7日公開

「名刺を100枚だけ作りたい」「チラシを500部、来週までに」。印刷会社に寄せられるご相談のうち、こうした小ロットの案件は決して少なくありません。けれどホームページからはその手の問い合わせがほとんど来ない、という声をよく伺います。設備や対応力はあるのに、探している方とうまく出会えていない状態です。

理由ははっきりしています。小ロットを探している方は「印刷会社」ではなく「名刺 100枚 即日」「チラシ 500部 価格」といった、部数と納期の入った言葉で探すからです。そしてホームページ側に、その部数・その納期で受けられると書いていなければ、お客様は「ここは大口専門だろう」と判断して離れていきます。この記事では、小ロットのご相談を受けるために、お客様がどんな言葉で探しているのか、ホームページに何が書いてあれば問い合わせにつながるのかを、今日から無料でできる手順まで具体的にお伝えします。

小ロットの相談が来ない最大の理由は「受けられると書いていない」こと

先に結論から書きます。小ロットの印刷を探している人は、「小ロット対応」という言葉そのものよりも先に、自分が頼みたい部数で本当に受けてもらえるのかを確かめたがっています。名刺を100枚だけ作りたい人、チラシを500部だけ刷りたい人、冊子を10部だけ作りたい人。それぞれが知りたいのは「その数で受けてくれますか」の一点です。

ところが、ホームページに最小部数の記載がないと、訪問した人は判断ができません。判断できないとき、人は問い合わせて確かめるより、書いてある会社を探すほうを選びます。とくに印刷会社のホームページは立派な設備写真が並んでいることが多く、それ自体は信頼につながる一方で、「ここは大口専門だろう」と受け取られてしまうことがあります。実際には1部から喜んで受けている会社でも、書いていなければ伝わらない。これは非常にもったいない状態です。

1行足すだけで判断材料になる

難しい工夫はいりません。サービスの説明のすぐ近くに、次のような一行があるだけで、訪問した人は「ここは頼める」と判断できます。

  • 名刺/100枚から対応・100枚◯◯円〜(税込・片面カラー)
  • チラシ/500部から対応・A4片面500部◯◯円〜
  • 冊子・パンフレット/10部から対応(オンデマンド印刷)
  • 封筒・伝票/1箱単位から相談可
  • のぼり・ポスター/1枚から対応

金額は「〜から」「目安」でかまいません。正確な見積もりは条件次第だと誰もが分かっています。必要なのは、桁の感覚と、自分の部数が範囲内かどうかです。逆に、何も書かれていない状態は「高いかもしれない」「断られるかもしれない」という不安だけを残します。

「設備一覧」「沿革」中心の構成は、知りたい順番と逆になりやすい

印刷会社のホームページでよく見かけるのが、トップから会社案内、沿革、設備一覧、品質への取り組み、と続く構成です。これは会社の紹介としてはまったく正しい順番です。取引先や採用の場面では力を発揮します。ただし、検索から初めて訪れた発注者の知りたい順番とは、どうしてもズレが出ます。

発注者の頭の中は、おおむねこの順です。

  1. その部数で受けてもらえるか
  2. いくらくらいか
  3. いつ出来上がるか
  4. データはどう渡せばいいか(デザインは頼めるか)
  5. どんな会社か・実物の品質はどうか

設備や沿革は5番目に効いてくる情報です。順番を入れ替えるのではなく、1〜4をページの上のほうに足すと考えると取りかかりやすくなります。

小ロットを頼む人は、思っているより幅広い

もう一つ見落とされやすいのが、依頼者の顔ぶれです。小ロットの相談をしてくるのは、たとえばこんな方々です。

  • 法人の総務・人事の担当者(入社した人の名刺を100枚だけ、社内配布資料を30部だけ)
  • 個人事業主・開業したばかりの方(名刺、ショップカード、開業案内のはがき)
  • 地域の飲食店(メニュー表の差し替え、季節のチラシ、ポイントカード)
  • 学校・自治会・サークル(記念誌、会報、案内状)
  • 士業やデザイナーなど、お客様に渡す資料を作る方

この方々は印刷の専門知識を持っていないことが多く、専門用語の多いページでは「自分向けではない」と感じて離れてしまいます。入稿、データ、トンボ、塗り足しといった言葉には、その場で一言そえる。たったそれだけで、相談の心理的なハードルは下がります。次の章では、こうした人たちが実際にどんな言葉で検索しているのかを見ていきます。

お客様は何と検索しているか|印刷の問い合わせにつながる言葉の形

小ロットの印刷を頼みたい人は、「印刷会社」という言葉だけで探すことはほとんどありません。頭の中にあるのは「名刺を100枚だけ作りたい」「来週の土曜の開店に間に合わせたい」といった具体的な困りごとで、検索の言葉もそのまま具体的になります。ここでは、よく使われる言葉の形を5つに分けて整理します。

お客様は何と検索しているか|印刷の問い合わせにつながる言葉の形

1. 品目+部数型

「名刺 100枚」「チラシ 500部」「封筒 100枚」のように、作りたいものと数量をそのまま打ち込む形です。この人は、その部数で受けてもらえるのか、いくらになるのかを知りたいだけ。ホームページに最少部数と目安の金額が書いていないと、読まずに次の会社へ移ってしまいます。

2. 品目+地域型

「名刺印刷 ○○市」「チラシ 印刷 △△区」。ネットの印刷通販を知っていてもあえて地域名を足す人は、顔を合わせて相談したい、または近くで受け取りたいという意図を持っています。所在地・対応エリア・来店や引き取りができるかどうかが答えになります。

3. 納期型

「名刺 即日」「チラシ 翌日 印刷」。急いでいる人です。何時までの依頼なら何日に渡せるか、という線引きが書いてあるだけで、電話が鳴る確率は変わってきます。

4. 困りごと型

「イラレデータがない 印刷」「データ入稿 やり方」「少部数 印刷 安い」。データの作り方が分からない、手元にあるのはスマホで撮った写真やWordだけ、という方が多く含まれます。通販では受けてもらえなかった人がたどり着く言葉でもあります。

5. 用途型

「開店チラシ 作りたい」「会社案内 少部数」。何を作ればいいか自体が固まっていない段階で、相談しながら決めたい人です。制作から請け負えるなら、そこを明記する価値が大きい言葉です。

検索の言葉 その人の状況 ホームページに欲しい答え
名刺 100枚 少ない枚数で受けてもらえるか不安 最少部数と100枚の目安金額
チラシ 印刷 △△区 近くで相談して決めたい 所在地・対応エリア・来店の可否
名刺 即日 明日までに必要で急いでいる 受付締切時刻と最短の渡せる日
イラレデータがない 印刷 手元にWordや写真しかない 受け付けられるデータ形式と、データがない場合の進め方
開店チラシ 作りたい 内容も部数も決まっていない 相談から仕上がりまでの流れと、過去に作った現物の写真

自社のお客様の言葉を無料で集める3つの方法

  1. Googleの検索窓の候補表示を見る。「名刺 印刷 」まで打って、下に出てくる候補をそのままメモします。実際に多く打ち込まれている言葉の並びです。
  2. 検索結果のいちばん下を見る。「他のキーワード」「関連する検索」として、同じことを探している人が次に打つ言葉が並びます。ここに「少部数」「当日」などが出ていれば、それが需要のある言い方です。
  3. 電話で聞かれた質問を書き留める。「100枚でもいいですか」「データなくても大丈夫ですか」——口で聞かれることは、検索でも打ち込まれています。1か月分ためれば、そのままページの見出しの材料になります。

すでにホームページがある場合は、どんな言葉で来ているかを確かめる方法も合わせて見ておくと、想像ではなく実際に入ってきている言葉から考えられます。

ホームページに載せるべき5つの情報|価格・部数・納期・入稿・実物

小ロットの相談をしたい方は、ほとんどの場合「うちみたいな少ない部数でも頼めるのか」「いくらくらいかかるのか」を知りたくてページを開きます。この2つが書いていないと、問い合わせる前にページを閉じてしまいます。載せるべき情報は、次の5つに整理できます。

1. 最小ロットと価格の目安

正確な金額は仕様で変わりますから、ページ上で確定させる必要はありません。それでも「名刺100枚 3,000円〜」のような桁感があるだけで、相談のハードルは大きく下がります。逆に「お気軽にお見積りください」だけだと、予算に合うかどうか判断できず、見積りを取ること自体をためらわれてしまいます。

価格を出したくない事情がある場合は、次のような書き方で代えられます。

  • 「100部までは一律◯◯円。それ以上は部数に応じてお安くなります」
  • 「ご予算をお伝えいただければ、その範囲でできる仕様をご提案します」
  • 「メール1通で概算をお伝えします(正式見積りは無料)」

2. 納期

小ロットの依頼は「急ぎ」であることが多いものです。最短何営業日か、何時までの入稿ならいつ発送できるかを書いておくと、それだけで選ばれる理由になります。「平日15時までのご入稿で、翌々営業日発送」のように、時刻と日数を具体的に書くのがコツです。

3. 入稿方法

データの形式(Illustrator・PDF・Word・Excelなど)を並べるだけでなく、データを持っていない方をどう受けるかを書いてください。「手書きのラフやスマホの写真からでもお作りできます」の一文があるかないかで、相談できる方の層が変わります。デザイン料がかかるなら、その目安も添えておくと親切です。

4. 対応できる品目の一覧

名刺、チラシ、封筒、伝票、冊子、シール、のぼり、カレンダー——扱える品目はすべて書き出します。そのうえで、問い合わせの多いものは1品目1ページに分けておくと、検索から直接そのページにたどり着いてもらえます(この点は次の章で詳しく扱います)。

5. 実物・仕上がりの写真と用紙の種類

印刷物は手に取らないと質感が伝わりません。だからこそ実物の写真が効きます。斜めから撮って厚みが分かるもの、束で置いたもの、手に持ったものがあると、仕上がりを想像してもらえます。用紙も「上質紙90kg/マットコート110kg」のように選択肢を書き、迷う方のために「名刺は◯◯が一番ご注文が多いです」と標準を示しておくと決めやすくなります。写真には画像の説明文(alt)を入れておくと、検索側にも内容が伝わります。

小ロット価格表の書き方(例)

次のような表が1つあるだけで、相談の入口がぐっと広がります。金額はあくまで書き方の例です。

品目 部数 価格の目安 納期(最短)
名刺(片面カラー) 100枚 3,000円〜 3営業日
チラシ A4片面 100枚 5,000円〜 3営業日
封筒(長3・社名入り) 200枚 8,000円〜 5営業日
複写伝票 50組 12,000円〜 7営業日
冊子(A5・16ページ) 30部 20,000円〜 7営業日

表の下に「上記は◯◯仕様の場合の目安です。仕様により変わりますので、正確な金額はお見積りいたします」と一行そえれば、価格を約束することにはなりません。目安を出すことと、見積りで確定させることは両立します。ここを分けて書けるかどうかが、小ロットの相談を受けられるページとそうでないページの分かれ目です。

ページに載せるべき5つの情報

  • 最小ロットと価格目安や桁感を記載し相談の敷居を下げる
  • 納期最短営業日や受付締切時刻を具体的に書く
  • 入稿方法対応形式やデータがない場合の進め方を示す
  • 対応品目の一覧扱える品目を漏れなく書き出す
  • 実物写真と用紙厚みや質感が伝わる写真や標準用紙を載せる

品目ごとにページを分ける|1ページに詰め込むと検索から見つかりにくい

多くの印刷会社のホームページには「印刷物一覧」や「取扱商品」という1ページがあり、そこに名刺もチラシも封筒も冊子もシールも並んでいます。会社の案内としてはとても分かりやすい形です。ただ、検索という場面に限っては、この形が不利に働きます。

品目ごとにページを分ける|1ページに詰め込むと検索から見つかりにくい

検索エンジンは「このページは何について書かれたページか」を1ページごとに判断します。1枚の中に5つも6つも品目が入っていると、名刺で探している人にも、封筒で探している人にも、どちらにも中途半端な内容に見えてしまいます。ページの中身が薄いわけではなく、焦点が定まっていないだけ。もったいない状態です。

分け方の基本は「品目ごとに1ページ」

目安として、問い合わせがほしい品目の数だけページを用意します。

  • 名刺印刷
  • チラシ・フライヤー印刷
  • 封筒印刷
  • 冊子・製本
  • シール・ラベル印刷

さらに、地域で探される品目(「◯◯市 チラシ 印刷」など実際に地元から相談が来るもの)については、地域名を添えたページを別に用意する考え方もあります。ただし全品目に機械的に地域名を付けるのではなく、実際に地元の相談が多い品目に絞るほうが現実的です。この考え方は、許認可の種類ごとにページを分けるという士業の例とまったく同じ理屈です。

各ページに置く見出しの雛形

どの品目ページも、次の並びにしておくと書く側も迷いません。

  1. 価格と部数(小ロットの下限を最初に書く)
  2. 納期(最短と、通常の目安)
  3. 入稿方法(受け付けるデータ形式、データがない場合の対応)
  4. 仕上がり例(実際に作ったものの写真)
  5. よくある質問(1部から頼めるか、修正は何回までか、など)
  6. 問い合わせ(そのページの下に必ず置く)

ページを増やすときの注意

気をつけたいのは、雛形をそのまま使い回して、品目名だけ入れ替えたページを5枚作ってしまうことです。これでは内容の薄いページが並ぶだけで、検索からも評価されにくく、読んだ人も判断できません。1ページずつ、その品目ならではの中身を書いてください。名刺なら用紙の厚さと加工、チラシなら折り方と配布方法、封筒なら窓あき・サイズ、冊子なら綴じ方と最小ページ数。品目が違えばお客様の不安も違います。

検索から人を呼ぶ「記事ページ」も用意する

品目ページは「もう頼む気がある人」が見るページです。一方で、まだ印刷会社を決めていない段階の人を呼び込むのが記事ページです。当社が2026年9月に印刷会社のホームページ15社を調べたところ、検索から人を呼ぶ記事ページが見当たらなかったのは、判別できた9社中5社でした(当社が調べた範囲の話で、全国の傾向を示すものではありません)。裏を返せば、書けば差がつきやすい部分です。

印刷会社だから書けるテーマを挙げます。

  • 名刺のデータ入稿で失敗しないための確認点
  • チラシの紙の選び方|コート紙とマットの違い
  • 開店前に用意しておきたい印刷物の一覧
  • チラシは何部刷るのが適量か、配り方から考える
  • 封筒印刷でよくある「窓の位置」の間違い
  • イベント用のポスターを急ぎで作るときの進め方
  • データがなくても印刷を頼む方法
  • 冊子の綴じ方の違いと、向いている用途
  • シール・ラベルの素材選び|水に濡れる場所に貼る場合
  • 年賀状・挨拶状をいつまでに手配すればよいか

どれも、日頃お客様から電話で聞かれていることのはずです。答えをそのまま文章にすれば記事になります。

今日から無料でできる見直し手順|ページの表示名・説明文・サイトマップ

ここからは、費用をかけずに今日中にできる見直しを順番に並べます。印刷会社のホームページは、紙見本や設備の写真など中身は十分あるのに、検索から見つかる部分だけが整っていないことがよくあります。手を付ける順番さえ分かれば、作業自体はむずかしくありません。

手順1:自社のページが検索に載っているか確かめる

Googleの検索窓に site:自社のドメイン(例:site:example.co.jp)と入力して検索します。ここに出てきたページが、検索に載っている状態のページです。名刺や封筒など、せっかく作った品目のページが一覧に出てこなければ、まだ検索に拾われていない可能性があります。くわしい見方は自社のページが検索に載っているか確かめる方法でも解説しています。

手順2:青い文字(ページの表示名)に品目と地域を入れる

検索結果の一番上に出る青い文字が、ページの表示名(タイトル)です。ここが「会社案内|○○印刷」のままだと、名刺を100枚だけ刷りたい人には自分向けの会社だと分かりません。「名刺印刷 100枚から|○○市の○○印刷」のように、品目・最小部数・地域を入れた形に直します。WordPressなら、各ページの編集画面でタイトルを変えるか、SEO用の追加機能(プラグイン)の「タイトル」欄で設定します。

手順3:グレーの説明文が抜けていないか見る

青い文字の下に出る2行ほどのグレーの文章が、検索結果の説明文(meta description)です。ここが空だと、ページの中から機械的に文章が抜き出され、価格や部数とは関係ない文が出てしまうことがあります。「名刺100枚3,300円から。1枚単位のデータ修正にも対応。○○市内は当日お持ち帰り可」のように、知りたいことを先に書いた2〜3行を入れておきます。WordPressでは編集画面の下部、またはSEOプラグインの「説明文」欄が入力場所です。

手順4:サイトマップを確認して登録する

サイトマップ(sitemap.xml)は、自社サイトのページ一覧表のファイルです。ブラウザのアドレス欄に「自社のドメイン/sitemap.xml」と打って、一覧らしきものが表示されるか確かめます。あれば、Search Consoleへのサイトマップ送信手順にそって、Google Search Console(検索での見え方を無料で確認できるGoogleの道具)に登録しておきます。

手順5:スマホで自社サイトを開いてみる

  • 電話番号を指で押すとそのまま発信できるか
  • 最初の1画面に、品目・価格・最小部数のどれかが出ているか
  • 文字が小さすぎて拡大しないと読めなくなっていないか

手順6:問い合わせフォームの項目を減らす

小ロットの相談は、気軽さが決め手になります。入力項目は品目・部数・希望納期・連絡先の4つで十分です。会社名や住所、業種の選択などが必須になっていると、個人や小さなお店からの相談は途中で止まりやすくなります。

調べてみて多かったつまずき

当社が2026年9月に、地方の中小事業者を中心に印刷会社のホームページ15社を当社の診断ツールで調べたところ、検索エンジン向けの補足情報(構造化データ)が調べたページに1つもなかったのが10社中7社、検索結果の説明文が抜けたページがあったのが10社中3社、サイトマップが見つからなかったのが15社中3社でした。使っている仕組みは、不明・独自が7社、WordPressが7社、Wixが1社です。あくまで当社が調べた範囲の数字で、全国の傾向を示すものではありませんが、手順3と4に当たる部分でつまずいている例が少なくなかった、とは言えそうです。これらを直せば順位が上がると約束できるものではありませんが、直す手間はほとんどかかりません。

今日からできる見直し手順

  1. 検索掲載の確認site:検索で自社ページが出るか確かめる
  2. 表示名の修正タイトルに品目・最小部数・地域を入れる
  3. 説明文の追加知りたいことをまとめた2〜3行を入れる
  4. サイトマップ登録Search Consoleに登録を行う
  5. フォーム項目削減品目・部数・希望納期・連絡先に絞る

問い合わせの一歩手前で起きていること|電話・フォーム・LINEの受け口を整える

ページをしっかり読んでもらえても、最後の一押しで手が止まることがあります。多くは「印刷のことがよく分からない人が、間違ったことを言ってしまうのが怖い」という気持ちから来ています。代表的なのは次の三つです。

  • 見積りを頼むと営業されそう…一度連絡したら断りにくくなるのでは、という不安。
  • 何を伝えればいいか分からない…部数もサイズも決まっていない段階で、問い合わせていいのか迷う。
  • 営業時間外…夜や土日に調べていて、電話番号しか見当たらず、そのまま忘れてしまう。

どれもお店側の落ち度ではなく、情報が一つ足りないだけです。足せば済みます。

受け口を整える5つの手当て

  1. 伝えてほしい項目を先に書く…「品目・部数・サイズ・希望納期・印刷データの有無」の5つを問い合わせ欄の近くに並べておきます。フォームなら入力項目そのものにします。「分かる範囲で結構です」と一行そえると、決まっていない人も送れます。
  2. 概算でも歓迎と明記する…「おおよその金額だけ知りたい、というご相談も歓迎です」「ご注文前のご相談のみでも構いません」と書くだけで、営業される不安はかなり和らぎます。
  3. 受け口を複数置く…電話、フォーム、メールアドレス、LINE。人によって使いやすい手段が違います。特に夜間に調べている方には、フォームやLINEのように時間を気にせず送れる入口が効きます。
  4. 返信の目安を書く…「平日は当日中、土日祝のお問い合わせは翌営業日にご返信します」。いつ返事が来るか分かるだけで、送るハードルは下がります。
  5. よくある質問で不安を先に片づける…聞きにくいことほど、先に書いておくと連絡が来ます。

よくある質問にそのまま使える例

  • 最小部数はどれくらいですか…名刺は100枚から、チラシはA4で50枚から承っています。
  • 印刷データがなくても頼めますか…手書きのラフや写真からでも作成します。デザイン料は◯円からです。
  • 当日仕上げはできますか…品目と混み具合によります。◯時までのご連絡でしたら、名刺は当日お渡しできる場合があります。
  • 支払い方法は…現金・お振込・クレジットカードに対応しています。初回はお引き渡し時のお支払いをお願いしています。
  • 配送してもらえますか…ご来店でのお引き渡しのほか、宅配便でのお届けも可能です(送料◯円)。

受ける範囲も書いておく

小ロットの相談が増えると、今度は対応が追いつかず負担になることがあります。これは最初から線を引いておけば防げます。たとえば「100部以下は規格サイズ・既定の用紙に限らせていただきます」「変形サイズや特殊加工は300部から承ります」「当日仕上げは名刺・A4チラシのみ」。

断りの文言ではなく、条件の案内として書くのがコツです。読んだ方は自分が当てはまるかを自分で判断できますし、条件に合う相談だけが届くようになります。受ける範囲が書いてあるほうが、かえって「きちんとした会社だ」と伝わります。

なお、フォームが古いままで送信してもエラーになっていた、電話番号が画像になっていてスマートフォンから押せない、といったことも実際に起こります。月に一度の自社サイト点検のついでに、自分で一度問い合わせを送ってみてください。

まとめ|小ロットの相談は「書いてあるかどうか」で決まる

小ロットの印刷を探している方は、最初から「この会社は少ない部数を受けてくれるのか」を知りたくて検索しています。腕のいい印刷会社ほど、小ロットも当たり前に受けているのに、ホームページにその一行がない。それだけで相談の機会を逃してしまうのは、本当にもったいないことです。ここまでの要点を、もう一度短くまとめます。

この記事の要点

  • 最小部数と価格の目安を書く|「10部から承ります」「名刺100枚◯◯円から」のように、数字で一行。条件つきでも構いません。
  • 探されている言葉は「部数・納期・地域」|「名刺 100枚 印刷」「チラシ 小ロット 即日」「◯◯市 印刷 少部数」のような形で検索されています。
  • 品目ごとにページを分ける|名刺、チラシ、冊子、封筒、シール。1ページに詰め込むと、どの言葉でも中途半端になります。
  • ページの表示名(タイトル)と説明文、サイトマップを整える|検索結果に出る見出しと紹介文、そして検索エンジンに「ここにページがあります」と伝える一覧。無料で手を入れられます。
  • 問い合わせの受け口を分かりやすく|電話番号・フォーム・メール・LINEのどれでもいいので、各ページの見える位置に置く。受付時間と返信の目安も添える。

当社が2026年9月に印刷会社のホームページ15社を調べたところ、サイトマップが見つからなかったのが15社中3社、検索から人を呼ぶ記事ページが見当たらなかったのが判別できた9社中5社でした。あくまで当社が調べた範囲の話で、全国の傾向を示すものではありませんが、手をつける余地が残っているサイトは珍しくない、ということです。

そして、全部を一度にやる必要はありません。検索順位や問い合わせ数は、やれば必ず上がると約束できるものではありませんが、まず一番自信のある品目、たとえば名刺でも小部数のチラシでも、その1ページに最小部数・価格の目安・納期・入稿方法を書き足すところから始めれば十分です。1ページ整えてみると、次に何を直せばいいかが自分で見えてきます。あわせて月に一度のサイト点検を習慣にしておくと、変化にも気づきやすくなります。

シロツメWebについて

私たちSHIROTSUME GRASS株式会社の本業は、法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売です。その集客を外に任せず、自分たちでSEOの記事を書いて行い、結果が出たので、同じやり方を他社にもご提供するようになりました。代行だけを仕事にしてきた会社ではなく、自分の商売で試してきたことをそのままお伝えしています。

もし「うちのページはどうなっているのだろう」と気になったときは、無料のホームページ診断をご利用ください。ホームページのURLとメールアドレスだけでお申し込みいただけます。売り込みのご連絡はいたしませんので、気軽な気持ちでどうぞ。

いまの状態を、数字でお出しします

サイトのURLをひとつ教えていただくだけで結構です。どこに直せるところがあるかを調べて、優先順位をつけた診断書をお送りします。費用はかかりません。ご覧いただくだけで終わっていただいても構いません。

URLを入れて無料で診断する →

シロツメWeb(SHIROTSUME GRASS株式会社)/検索順位を保証するものではありません。

よく読まれている関連ガイド

シミュレーター月に何件増えれば、元が取れるか

プランと、お仕事1件あたりの利益を入れてみてください。月額をまかなうのに必要な件数を計算します。

プラン

月額をまかなうのに必要な件数

1件/月

最初の1年(初期費用を含めて 41万円)なら、年に9件でまかなえる計算です。

まずは無料で診断する →

選んだプラン(B)で相談する →

月額÷1件あたりの利益で出した計算です。件数が増えることをお約束するものではありません。料金は税別、Cプランは最低価格で計算しています。

まずは、いまの状態を知るところから。

そのホームページ、
まだできることがあります。

今あるホームページのURLだけで結構です。
どこから直すとよいか、わかりやすくお伝えします。

ホームページを無料で診断する ↗

所要3営業日 / 費用は無料 / 診断だけでも構いません