SEO見積書のどこを見れば中身が分かるか|比較の着眼点と相場
SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月9日公開
ホームページからの問い合わせを増やしたくて何社かに相談してみたら、出てきた見積書の金額がバラバラだった——これは珍しいことではありません。同じ「SEO対策一式」と書かれていても、中で動いている作業はまったく別物ということがよくあります。書式も用語も会社ごとに違うので、並べて比べようとしても比べられない。これは読む側の知識不足ではなく、見積書の側が比較しにくい形で書かれていることが多いからです。
この記事では、見積書のどこを見れば中身が分かるのかを、前半でそのまま使えるチェック項目として出します。あわせて、費用がいくらくらいが相場なのか、その金額は何に対して払っているのかという内訳、そして「上位表示を保証します」という言葉を見たときにどう考えればいいかもお伝えします。シロツメWebの料金も隠さず載せますが、それは比べるための材料として使ってください。
見積書で最初に見る5か所|ここだけで中身の半分は分かる
結論からお伝えします。SEOの見積書を比べるとき、金額の数字を先に見ても判断はつきません。見るべきは「何を・どれだけ・いつまで・何が手元に残って・誰がやるのか」の5か所です。ここが書かれていれば、金額が高いか安いかを自分の言葉で検討できます。逆に、この5つが抜けている見積書は、金額の妥当性を判断する材料がそろっていない状態だとお考えください。
1. 作業項目が「動詞」で書かれているか
「SEO対策一式」「内部対策一式」とだけ書かれていると、来月何が起きるのかが読み取れません。中身がある見積書は、作業が動詞で書かれています。たとえば「記事を月4本書く」「既存30ページの見出しと説明文を書き直す」「表示速度を測って重い画像を差し替える」といった具合です。読んだだけで、その作業をしている場面が頭に浮かぶかどうかが目安になります。
2. 数量と単位があるか
動詞があっても、数量がなければ比較はできません。記事なら本数と1本あたりの文字数、ページ改善ならページ数、作業なら月あたりの時間。たとえば「記事作成 月3本(1本3,000字程度)」と書いてあれば、他社の「月8本(1本1,200字)」と並べて考えられます。単位が違うもの同士を金額だけで比べると、必ず判断を誤ります。
3. 期間と、途中で止められるか
SEOは結果が出るまでに時間がかかるため、契約期間が設けられること自体はおかしなことではありません。確認したいのは「最低何か月の縛りがあるか」「解約は何か月前に伝えればよいか」「初期費用は返ってくるのか」の3点です。見積書に書かれていなければ、契約書のどこに書いてあるかを聞いてください。口頭の「いつでも大丈夫ですよ」は、後から確認できません。
4. 納品物は何か
意外と見落とされるのがここです。お金を払った結果、手元に残るものは記事やページそのものなのか、それとも順位の推移をまとめたレポートだけなのか。レポートに価値がないという話ではありませんが、報告書しか残らない契約と、自社サイトにページが積み上がっていく契約では、止めたあとに残るものがまるで違います。記事の著作権や、解約後もそのページを使い続けられるかも、あわせて確認しておくと安心です。
5. 誰が手を動かすか
提案してくれた担当者が書くのか、別の執筆者に外注するのか、下請けの会社に丸ごと渡るのか。どれが悪いということはありませんが、業種の専門的な話を記事にする場合、取材や確認の工程が入るかどうかで中身は大きく変わります。「原稿を書く前に、こちらに何を聞きますか」と質問すると、体制がよく見えます。
手元の見積書と照らし合わせるチェック表
| 見る場所 | 書かれていればOKな例 | 書かれていなければ聞くこと |
|---|---|---|
| 作業項目 | 記事を書く/見出しを作り直す など動詞 | 「一式に含まれる作業を、動詞で並べてもらえますか」 |
| 数量・単位 | 月4本(1本3,000字)/30ページ | 「月に何本・何ページ分ですか」 |
| 期間・解約 | 6か月契約/1か月前通知で解約可 | 「最低契約期間と、解約の申し出期限は」 |
| 納品物 | 記事データ/修正後のページ/月次レポート | 「契約終了後、記事は使い続けられますか」 |
| 担当体制 | 執筆者・編集者・連絡窓口が明記 | 「実際に書くのはどなたですか」 |
「一式」そのものが悪いわけではない
誤解のないようお伝えすると、「一式」と書かれた見積書がすべて不誠実なわけではありません。社内の体裁上まとめて記載しているだけ、という場合もよくあります。分かれ目は、中身を質問したときにその場で具体的に答えてくれるかどうかです。「作業項目を動詞で並べてください」「月の内訳を教えてください」と聞いて、すぐに内訳が出てくる会社は、実際に手を動かす計画があります。逆に説明があいまいなまま進むと、半年後に何をしてもらったのか分からない、という事態になりかねません。
なお、見積りを受け取る前に自社サイトの何から直すべきかをざっくり把握しておくと、提案の内容が自社の課題と合っているかを判断しやすくなります。
見積書で最初に見る5か所
- 作業項目が動詞か具体的な作業の場面が頭に浮かぶか確認
- 数量と単位があるか記事本数や文字数などの単位があるか確認
- 期間と解約条件最低契約期間や解約申し出の期限を確認
- 手元に残る納品物記事やページが残るかレポートのみか確認
- 誰が手を動かすか担当者か外注か取材工程の有無などを確認
「SEO対策一式」の中身を分解すると、作業は4種類しかない
見積書に「SEO対策一式」とだけ書かれていると、何をしてもらえるのか分かりません。ただ、難しく見えてもSEOの作業は大きく4つに分けられます。この4つの分類を手元に置いて、見積書の項目を一つずつ仕分けしてみてください。どこに手が入って、どこが手つかずなのかが見えてきます。

(1) サイトの土台を整える作業
すでにあるページを、人にも検索エンジンにも分かりやすい形に直す作業です。具体的には、ページの見出しの順番を整理する、検索結果に出るタイトル文を書き直す、スマホで見たときの文字の大きさや押しやすさを直す、写真が重くて表示が遅いのを軽くする、そして検索結果に載っている状態(インデックス)になっているかの確認と設定、といったものです。見積書では「内部対策」「サイト改修」「テクニカルSEO」などの名前で出てきます。
(2) 中身を増やす作業
お客さんが実際に検索している言葉に答えるページを、新しく書いて足していく作業です。「記事作成」「コンテンツ制作」「月◯本」と書かれていればこれに当たります。土台だけ整えても、答えるページが無ければ検索には出てきません。逆に、記事だけ増やしても土台が崩れていれば読まれません。片方だけの見積書は、その理由を聞いてみる価値があります。
(3) 外から紹介される状態を作る作業
他のサイトから自社のページが紹介されること(被リンク)を増やす作業です。ここだけは注意が要ります。「リンク◯本で月◯円」のように、お金でリンクを買う形の提案は避けてください。Googleは対価を払って得たリンクを認めておらず、評価を下げられる可能性があります。本来は、取引先に紹介してもらう、業界団体のページに載せてもらう、取材を受けるといった、実体のあるつながりから自然に生まれるものです。
(4) 測って直す作業
検索での表示回数やクリック数を見て、伸びていないページに手を入れていく作業です。「レポート提出」「効果測定」「運用」と書かれている部分です。ここが月額の中身であることが多いので、レポートを出すだけなのか、見た結果どこを直すところまで含むのかを確認してください。
4種類を表にして見比べる
| 作業の種類 | 具体的に何をするか | 効果が見えるまでの目安 | 自分でもできるか |
|---|---|---|---|
| (1) 土台を整える | 見出しの整理、タイトルの書き直し、スマホでの見え方、表示の速さ、検索に載せる設定 | 1〜3か月 | 一部できる(確認は無料、修正は制作会社に依頼が必要な場合も) |
| (2) 中身を増やす | お客さんが検索する言葉に答える記事を書く | 3〜6か月以上 | できる(ただし継続する時間が要る) |
| (3) 外から紹介される | 取引先・団体・取材など実体のあるつながりから紹介される | 不定(買うのは危険) | できる(営業活動の延長) |
| (4) 測って直す | 表示回数・クリック数を見て、伸びないページに手を入れる | 毎月 | できる(Search Consoleは無料) |
仕分けすると「抜け」と「重複」が見える
見積書の項目を上の4つに振り分けると、次のようなことが分かります。
- 抜け:初期費用が全部(1)で、月額に(2)や(4)が無い。土台を直したあと、誰も中身を足さないまま時間が過ぎることになります。
- 重複:「内部対策」「サイト最適化」「SEO内部施策」と別項目で並んでいるが、中身を聞くと全部(1)の同じ作業だった、というケース。
- 偏り:(3)の比重が極端に大きく、金額の大半がリンク関連。これは理由を確認してください。
なお、(1)の確認と(4)は、お金をかけなくても自分で手を動かせる部分が多くあります。何を外注し、何を自社で持つかを決めるためにも、まずこの仕分けをしてみることをおすすめします。
SEO作業の4つの分類
- 土台を整える作業見出し整理や表示速度改善など既存の改修
- 中身を増やす作業検索される言葉に答える記事を新しく追加
- 外から紹介される取引先や取材など実体ある自然な紹介リンク
- 測って直す作業表示回数やクリックを見て伸びない頁を改善
相場はいくらか|金額の幅と、その差は何の差なのか
先に正直な数字を出します。SEOの費用は、同じ「SEO対策」という名前でも次のくらい幅があります。これは業界全体でよく見かける価格帯で、どこかの平均値を保証するものではありません。
| 内容 | よくある価格帯 | 支払い方 |
|---|---|---|
| 今あるサイトの中身を点検して直す(単発) | 数万円〜数十万円 | 一括 |
| 記事を継続して作る | 月3万円〜30万円程度 | 月額 |
| サイト制作から含めて立ち上げる | 初期数十万円〜+月額 | 初期+月額 |
十倍近い開きがあるので「高い方が良いもの」と思いたくなりますが、差のほとんどは手のかけ方の違いです。内訳を分解すると、ほぼ次の5つに収まります。
金額差を生む5つの要因
- 人が書くか、型にはめるか…取材や下調べをして一から書くか、テンプレートに情報を流し込むか。ここが一番大きな差になります。
- 記事の本数と文字量…月1本と月8本では当然違います。1本2000字か5000字かでも変わります。
- 取材や専門知識が要るか…法律・医療・技術など、調べるのに時間がかかる分野は単価が上がります。
- 担当者が打ち合わせに出るか…月1回の訪問や定例会議があるなら、その人件費が月額に乗っています。
- レポートや会議の有無…ここは注意点です。分厚い報告書は管理のための費用であって、成果を生む作業ではありません。必要かどうかはご自身で決めてよい部分です。
「1本あたりいくらか」に割り戻して比べる
金額の総額だけを並べても比較になりません。おすすめは、月額を記事本数で割って単価にしてみることです。
- 見積書から、月額と「月に何本作るか」を抜き出す
- 月額 ÷ 本数 = 1本あたりの単価を計算する
- 本数が書かれていなければ、その場で聞く(答えられない場合は作業量が決まっていない可能性があります)
たとえば月額15万円で月2本なら、1本7万5000円。月額5万円で月2本なら1本2万5000円。月額30万円でも月10本なら1本3万円です。こう並べると、月額が高い=手厚いとは限らず、安い=手抜きとも限らないことが見えてきます。高い方の7万5000円が妥当かどうかは、取材が入るのか、専門分野なのか、担当者が毎月出てくるのかで判断できます。
単価の目安をどう受け止めるか
記事1本あたりの費用は、おおむね1万円台から10万円近くまで分布しています。安い側はテンプレートに近い作りが多く、高い側は取材や専門ライターが入ることが多い、という傾向です。どちらが正解ということはなく、自社の商売が「調べれば書ける内容」なのか「現場を見ないと書けない内容」なのかで、必要な側が決まります。
なお、記事を作る前に今あるサイトのどこを直すべきかが整理されていないと、せっかくの記事が読まれる場所に置かれません。単発の改善費用と記事の月額は、どちらが先かという順番の問題でもあります。見積書を比べるときは、金額そのものより「その金額で誰が何本、どれだけ手をかけて作るのか」を一行にして並べてみてください。それだけで、比較できる形になります。
「上位表示を保証します」と言われたら、どう考えればいいか
提案を受けているときに「必ず1位にします」「◯位以内を保証します」と言われると、心強く聞こえます。ただ、ここは一度立ち止まって考える価値があります。検索結果の並び順を決めているのは検索エンジン側であって、外部の会社ではありません。順位の決め方は公開されておらず、しかも日々更新されています。つまり、順位そのものは本来、誰にも約束できない性質のものです。

では、なぜ保証を掲げられるのか。仕組みを知っておくと、見積書の読み方が変わります。
保証型でよくある契約の形と、その仕組み
よく見かけるのは次の2つです。
- 成果報酬型:指定した言葉で一定の順位に入った日数分だけ課金される
- 順位保証型:達成できなければ返金、または期間を延長する
一見フェアですが、鍵は「どの言葉で」の部分にあります。ほとんど誰も検索していない、競合もいない言葉を選べば、形式上は上位に入ります。たとえば自社の社名や、やたら長くて不自然な言い回しです。順位は達成、請求も発生する。けれど問い合わせは増えない。これが、保証をめぐって一番起きやすいすれ違いです。
こう聞いてみてください
疑ってかかる必要はありません。次の質問に、はっきり答えが返ってくるかどうかで十分に判断できます。
- どの言葉で、どの期間に、何位を目指すのか。対象の言葉を契約前に一覧で出してもらう
- 達成できなかったら、どうなるのか。返金なのか、延長なのか、追加費用が出ないのか
- その言葉は、実際にお客さんが検索している言葉か。検索された回数の目安を一緒に見せてもらう
- 順位以外に、何を報告してもらえるのか。問い合わせ数や、検索から来た人数の推移も見られるか
3つ目の検索された回数は、自分でもある程度は確かめられます。Google広告のキーワードプランナーで月あたりのおおよその検索数が見られますし、すでにサイトがあるならどんな言葉で来ているかを確かめる方法で、いま実際に表示されている言葉を一覧で確認できます。提案された言葉と、現実にお客さんが使っている言葉がずれていないかを見てください。
短期間でリンクを増やす手法には注意
保証型の提案でときどき見かけるのが、短期間で他のサイトからの紹介リンクを大量に増やす手法です。検索エンジンは、不自然に作られたリンクを評価しない方針を公表しています。一時的に順位が動いても、あとで評価が戻ったり、サイト全体の信頼を損なったりするおそれがあります。「どういう方法でリンクを増やすのか」「どんなサイトから紹介されるのか」を必ず確認してください。説明を避けられる場合は、見送るのが無難です。
解約したあと、何が手元に残るか
意外と見落とされるのが所有権です。
- 書いてもらった記事は自社のサイトに残るのか、削除されるのか
- ドメイン(◯◯.co.jp などの住所)の名義は自社か、業者か
- サイトの管理画面のIDとパスワードは自社が持っているか
- 解析ツールやSearch Consoleの管理権限は自社のアカウントか
このあたりを契約書か見積書の注記で確認しておくと安心です。業者側のドメインに記事を載せる形だと、解約と同時に積み上げたものがゼロに戻ることがあります。資産として残る形かどうかは、金額以上に効いてくる部分です。
まとめると、保証という言葉そのものが悪いのではなく、「何を」「どう測って」保証するのかが書面に書かれているかが分かれ目です。質問に対して、言葉を選びながらでも誠実に説明してくれる相手かどうか。そこが、長く付き合えるかの一番の手がかりになります。
シロツメWebの料金と、その内訳を全部書きます
比較材料として、こちらの料金も内訳まで開示します。売り込むつもりはありません。他社の見積書と並べて、同じ物差しで見ていただくための材料としてお使いください。
| プラン | 料金(税別) | やること | やらないこと |
|---|---|---|---|
| A 構造改善 | 10万円(一回) | 既存サイトの調査、検索に載っていないページの洗い出し、タイトル・見出し・内部のリンクの整理、表示速度や画像の重さの確認、改善の実施と報告 | 記事の継続的な執筆、サイトの作り直し |
| B 記事量産 | 初期5万円+月3万円 | 検索されている言葉の調査、記事の企画と原稿作成、サイトへの掲載、掲載後の検索での表示回数・クリック数の確認と次の記事への反映 | サイト全体の作り直し、広告運用 |
| C 構築から | 初期20万円〜+月5万円〜 | サイトそのものの設計・制作と、その後の記事作成・計測までを通して担当 | 既存サイトを残したまま進めること(作り直しが前提) |
この金額は何に使われているか
どのプランも、費用の中身はおおむね次の4つに分かれます。見積書を比べるときも、この4つに分解できるかどうかが目安になります。
- 調査:どんな言葉で探されているか、競合がどんなページを出しているか、自社サイトの今の状態(検索に載っているページ数、表示速度など)を確かめる作業。
- 原稿作成:記事やページの文章を書く作業。ここが一番時間を使う部分で、金額の差が出やすいところです。
- サイトへの反映:書いたものを実際のホームページに載せ、見出しや内部のリンクを整える作業。
- 計測:載せたあと、検索でどれくらい表示され、どれくらいクリックされたかを確認する作業。ここがない見積書は、やりっぱなしになりやすいので注意してください。
どれを選ぶか迷う場合は、直す順番の決め方を先に整理すると判断しやすくなります。すでにページ数がある程度あるならA、ページそのものが少ないならB、というのが基本的な考え方です。
なぜ買い取り業者がSEOをやっているのか
SHIROTSUME GRASSの本業は、法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売です。その集客のために、外注せず自分たちでSEOの記事を書いてきました。そこで結果が出たので、同じやり方を他社にも提供しているというのが成り立ちです。代行を本業として始めた会社ではないため、「自分のサイトでやってみて効いたこと」をそのまま手順にしています。
成果の保証はしません
金額を開示するのと引き換えに、はっきり書いておきます。シロツメWebは順位や問い合わせ件数の保証をしません。効果の出方は、もともとのサイトの状態、業種、競合の多さ、地域によって大きく変わります。同じ作業をしても、2か月で動くサイトもあれば、半年以上かかるサイトもあります。
ですので、上の表はあくまで「この金額で、この作業を、この範囲でやります」という約束です。そこから先の結果を数字で約束する業者があれば、その根拠をよく確認してください。
比べるときのチェックポイント
- 作業内容が、調査・原稿・反映・計測の4つに分解して書かれているか。
- 「やらないこと」が書かれているか。範囲が書かれていない見積書は、後から追加費用が出やすくなります。
- 月額に含まれる記事本数や作業時間が明記されているか。
- 契約期間と、途中でやめられるかどうか。
- 作ったページやドメインが、契約終了後も自社のものとして残るか。
この5点で並べれば、金額の高い安いではなく「何にいくら払っているか」が見えてきます。こちらの見積書も、ぜひ他社のものと同じ基準で比べてみてください。
自社でやる・外に頼む・組み合わせる、の判断基準
費用の内訳と相場が見えてきたら、次は「どこまでを自分たちでやるか」を決める番です。選択肢は大きく三つあります。どれが正解ということはなく、使える時間と、社内に何を残したいかで変わります。
三つのやり方を並べて比べる
| やり方 | お金の負担 | かかる時間 | 社内に残るもの | 向いている状況 |
|---|---|---|---|---|
| 全部自社で書く | ほぼゼロ(人件費のみ) | 1本あたり3〜6時間。慣れるまでは倍かかることも | 書き方の型、検索語の読み方、自社の言葉で書かれた記事 | 書ける人が社内にいて、月1〜2本の時間を確保できる |
| まるごと外に頼む | 月数万円〜数十万円が継続 | 打ち合わせと原稿確認で月2〜3時間 | 記事という成果物。進め方のノウハウは残りにくい | 社内に書く時間がまったく取れない。立ち上げを急いでいる |
| 構造だけ外注し、記事は自社 | 初期にまとまった額、以降は小さい | 最初の土台づくりは外部。その後は書く時間だけ | 直った土台と、書き方の型の両方 | 商品や客層を語れる人はいるが、何を直せばいいかが分からない |
記事は、一番詳しい人が書いたほうが強い
見落とされがちなことですが、記事の中身で差がつくのは、文章のうまさよりも「どれだけ具体的に書けているか」です。お客様からよく聞かれる質問、断る基準、他社と違う点、失敗しやすい選び方。こうしたことは、商品とお客様を毎日見ている人の頭の中にしかありません。外部のライターがどれだけ調べても、そこまでは届きにくいのが実際のところです。
ですから、全部を任せきるより、書き方の型と直す場所だけ教わって、中身は自社で埋めていく形が合うお店や会社もあります。逆に、書く時間がどうしても取れないなら、無理に自社で抱え込む必要はありません。止まってしまうくらいなら、外に出して回り続けるほうが結果的に前に進みます。
判断するときのチェックポイント
- 月に何時間、記事に使えるかを先に決める。2時間しか取れないなら、自社で月2本という計画は最初から無理があります
- 社内に「お客様の質問に答えられる人」がいるか。いるなら、その人の話を文字にする形が一番早い
- 土台の問題を自分で判断できるか。どこから直せばいいかの優先順位がつかないなら、そこだけ外に見てもらう価値があります
- やめたときに何が残るか。契約終了後も使えるものが残る形かどうかを、契約前に確認する
私たちシロツメWebは、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売が本業です。その集客のために自分たちでSEO記事を書き、結果が出たので、同じやり方を他のお店や会社にも提供するようになりました。ですので「自社で書く」という選択を否定する立場ではありません。書けるなら書いたほうがいい、というのが正直なところです。足りないのが時間なのか、書き方の型なのか、土台なのか。そこを見極めてから予算を考えると、無駄が出にくくなります。
発注前に自分でできる確認と、まとめ
見積書を受け取ってから契約するまでの間に、やっておくと判断が一気に楽になることがあります。自社のホームページが今どういう状態なのかを、ざっと把握しておくことです。全部無料で、合わせて30分もかかりません。ここが分かっていると、提案書に書かれた作業が自社に必要なものなのか、それとも誰にでも出している定型文なのかが見分けられます。
契約前にやっておきたい4つの確認
- 社名と地域で検索してみる。Googleの検索窓に「社名 地域名」と入れて、自社のホームページが一番上に出るか見ます。出てこない、あるいは他のサイトのほうが先に出る場合は、まずそこが課題です。この状態で「新しい記事を毎月10本」という提案を受けても、優先順位が合っていない可能性があります。
- 検索に載っているページ数を数える。検索窓に「site:」に続けて自社のアドレス(例:site:example.co.jp)と入れて検索すると、検索に載っている自社のページがずらりと並びます。10ページなのか100ページなのかで、必要な作業はまったく変わります。詳しい手順は自社サイトのページ数を数える方法にまとめています。
- スマホで自社サイトを開く。パソコンではなく、必ず自分のスマホで開いてください。見るのは3点だけです。トップ画面を数秒見て何のお店か分かるか、文字が小さすぎて読みづらくないか、電話ボタンや問い合わせボタンが指で押せる大きさで、すぐ見つかる場所にあるか。ここが崩れていると、検索から人が来ても問い合わせにはつながりません。
- Search Console(検索での見られ方が分かる無料ツール)を見る。登録済みなら開いて、「検索パフォーマンス」の画面で、どんな言葉で自社サイトが表示されているかを確認します。想定していた言葉と実際が違っていることはよくあります。未登録なら、この機会に登録しておくと、発注後に成果を自分で確かめられるようになります。
この4つを済ませてから見積書を読み返すと、見え方が変わります。たとえば「検索に載っているページが5つしかない」と分かっていれば、構造を直す提案と記事を増やす提案のどちらが先かを自分で判断できます。逆に、ページは十分あるのにスマホで問い合わせ先が見つけにくいなら、記事の本数を増やしても効きにくいかもしれません。
この記事の要点
- 見積書は「作業項目・回数・担当・期間・解約条件」の5か所を見れば中身の半分は分かる
- 「SEO対策一式」は、構造の改善・原稿づくり・外部からの紹介・計測と報告の4種類に分解できる
- 金額の幅は、人が手を動かす時間の量と、誰がやるかの差で生まれる
- 順位を保証する提案は、仕組み上できないことを約束しているので慎重に
- 自社の現状を把握してから読むと、提案が自社に合っているか判断できる
それでも判断に迷うときは、第三者の目を一度入れてみてください。シロツメWebでは、無料のホームページ診断を行っています。ホームページのURLとご連絡先のメールアドレスだけでお申し込みいただけます。検索に載っているページ数や、スマホでの見え方、どんな言葉で表示されているかといった現状をお伝えするもので、その場で何かをお売りするものではありません。他社さんの見積書を読み解く材料としてお使いいただいても構いません。
いまの状態を、数字でお出しします
サイトのURLをひとつ教えていただくだけで結構です。どこに直せるところがあるかを調べて、優先順位をつけた診断書をお送りします。費用はかかりません。ご覧いただくだけで終わっていただいても構いません。
シロツメWeb(SHIROTSUME GRASS株式会社)/検索順位を保証するものではありません。
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最初の1年(初期費用を含めて 41万円)なら、年に9件でまかなえる計算です。
まずは無料で診断する →月額÷1件あたりの利益で出した計算です。件数が増えることをお約束するものではありません。料金は税別、Cプランは最低価格で計算しています。