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レンタル業のSEO|「商品×用途×地域」でページを増やす考え方

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月7日公開

レンタル業のホームページは、取扱商品の一覧ページがあり、料金表があり、会社概要がある。それだけで十分に見えるのに、なぜか問い合わせの電話やメールが来ない——そんな状態は、決して珍しいことではありません。商品はしっかり揃っていて、現場の対応も丁寧。それなのに届かないのは、本当にもったいない話です。

原因の多くは、品質ではなく「言葉のずれ」にあります。借りたい方は「レンタル」とだけ検索することは少なく、実際には『何を』『何のために』『どのあたりで』という三つをくっつけて探しています。この記事では、その三つを掛け合わせてページを増やしていく考え方と、1ページに何を書けば問い合わせにつながるのかを、画面のどこを見るかまで含めて具体的にお伝えします。難しい専門用語は、その都度ふつうの言葉に言い換えながら進めます。

借りたい人は「レンタル」とだけでは検索していない

先に結論をお伝えします。レンタルを探している人は、検索窓に「レンタル」とだけ打ち込むことはほとんどありません。実際に入力されているのは、商品名+使う場面(用途)+地域を組み合わせた言葉です。

  • 発電機 レンタル 現場 ◯◯市
  • テント レンタル 自治会 ◯◯区
  • 高所作業車 レンタル 短期 ◯◯
  • 冷蔵ショーケース レンタル イベント ◯◯駅
  • ハイエース レンタル 引っ越し ◯◯町

つまり、借りたい人の頭の中には、必ず「いつ・どこで・何のために使うか」という具体的な場面があります。発電機を探している人は発電機そのものが欲しいのではなく、「今週末の現場で電源を確保したい」という状況を抱えています。検索の言葉は、その状況がそのまま文字になったものです。

ホームページ側は「取扱品目」で分かれていることが多い

一方で、ホームページの作りはどうなっているでしょうか。多くの場合、「商品一覧」「取扱品目」「レンタル機材」といった分け方になっています。これは社内で在庫を管理する順番、つまり提供する側の都合にそった並べ方です。

この並べ方自体は間違いではありません。むしろ、長年の商売の中で整理されてきた、合理的な分類です。ただ、検索する人が使う言葉とは、ほんの少しだけかみ合っていません。お客様は「用途」から入ってくるのに、ページは「品目」で並んでいる。この一点のずれで、せっかくの品揃えが見つけてもらえないままになっているのは、本当にもったいないことです。

1ページで全部受けようとすると二重に損をする

「レンタル機材一覧」というページに、発電機もテントも高所作業車も全部並べる作り方は、よくあるやり方です。しかしこの形には、二つの損が重なります。

  1. どの探し方にも引っかかりにくい……1ページの中にあらゆる商品名と用途が少しずつ混ざっていると、検索する側から見て「この言葉について詳しく書いてあるページ」だと判断されにくくなります。発電機のことを知りたい人にも、テントのことを知りたい人にも、決め手にならないページになってしまいます。
  2. たどり着いた人も判断できない……運よく見てもらえても、読んだ人は「自分の用途に合うのか」が分かりません。現場で3日だけ借りたい人が知りたいのは、短期で貸してもらえるか、配送してもらえるか、◯◯市まで来てもらえるか。品目が並んでいるだけのページでは、その答えが見つからず、そのまま別の会社を探しに戻ってしまいます。

見つからない損と、見つけてもらえたのに判断してもらえない損。この二つが同時に起きているわけです。

これは品質の問題ではなく、並べ方の問題

大事なのは、ここで問われているのが商品や対応の質ではないという点です。機材の整備も、短納期の対応も、現場での融通も、すでにやっていらっしゃることでしょう。ただ、それがホームページ上では「取扱品目」という一行に畳まれてしまっていて、外からは見えない。お客様が何を探しているのかという検索の意図に沿って情報を並べ直すだけで、すでに持っているものが伝わるようになります。

次の章では、その並べ直しの出発点として、自社の商品・用途・地域を書き出す棚卸しのやり方をご紹介します。新しく何かを増やす話ではなく、今あるものを分けて置き直す作業だとお考えください。

商品・用途・地域の3つを書き出す(最初の棚卸し)

ページを増やす前に、まず手元の材料を並べます。パソコンの前で考え込むより、紙でもスプレッドシートでも構わないので、縦に書き出していくほうが早く進みます。作業は3つだけです。

商品・用途・地域の3つを書き出す(最初の棚卸し)

1. 取扱商品を「お客様が呼ぶ名前」で書き出す

最初は取扱商品の一覧です。ここで大事なのは、社内の型番や管理名ではなく、借りたい人が口にする呼び方で書くこと。たとえば建設機械なら、正式名称の「小型油圧ショベル」と、現場で通じる「バックホー」「ユンボ」をすべて並べておきます。呼び方が3つあれば、検索される言葉も3通りあるということです。

  • 正式名称(カタログや伝票に載っている名前)
  • 現場や業界での通称
  • サイズ・能力の言い方(0.1立米クラス、2トン、10人用など)

電話で「あれ、ありますか」と言われたときの“あれ”を思い出すと、通称がよく出てきます。受付の方に聞くのが一番確実です。

2. 用途は、過去の問い合わせ台帳から拾う

ここが棚卸しの肝です。用途は想像で書かず、実際に貸し出した記録から拾ってください。貸出伝票、見積書の控え、問い合わせのメモ。そこには「何に使うか」が必ず書かれています。

  • 建設現場(新築、改修、外構、解体の前作業など)
  • イベント(屋外フェス、スポーツ大会、お祭り、自治会行事)
  • 引越し・店舗改装・事務所移転
  • 撮影・ロケ
  • 災害対応、断水時、停電時
  • 期間の違い(1日だけ、週末のみ、1か月以上の長期)

同じ発電機でも、「工事現場で使う発電機」と「屋外イベントで使う発電機」では、知りたいことがまったく違います。前者は燃費と出力、後者は音の大きさと設営のしやすさ。用途を分けて書き出しておくと、あとでページの中身を書くときに迷いません。

3. 地域は、本当に行ける範囲だけ

3つ目は地域です。配送と引き取りに実際に行ける範囲を、市区町村の単位で書き出します。県名でまとめず、「◯◯市」「◯◯町」と一つずつ挙げるのがコツです。借りる側は県名ではなく自分の市の名前で探すからです。

広く書いたほうが有利に思えますが、行けない地域まで並べるのは双方にとって損になります。問い合わせの電話を受けて「そちらは配送エリア外でして」と断る時間も、期待して連絡した相手の時間も無駄になります。片道の時間や配送料が変わる境目があるなら、それも一緒にメモしておくと、のちほどページに書く材料になります。対応エリアの書き方については、同じ考え方が他の出張型サービスにも当てはまります。

掛け算の数を、先に眺めておく

3つ書き出せたら、商品20点×用途8種類×地域15市町村で、組み合わせは2,400通り。当然ですが、全部は作りません。作る必要もありません。

この一覧は「作るページの設計図」ではなく「候補の在庫表」です。ここから実際に問い合わせにつながりそうなものだけを選びます。その選び方を、次でお話しします。

材料を整理する3つの棚卸し

  1. 商品を通称で整理正式名称だけでなく現場の呼び方も並べる
  2. 用途を台帳から拾う過去の伝票やメモから実際の使い道を抽出
  3. 行ける地域を特定配送や引取が実際可能な市区町村を挙げる

全部は作らない。優先順位の決め方と組み合わせ表

商品・用途・地域を書き出すと、掛け算の数はあっという間に数百になります。ただ、これを全部ページにしようとすると必ず途中で止まります。中身の薄いページがたくさん並ぶより、きちんと書かれたページが数本ある方が、探している人にも検索エンジンにも伝わりやすい。ですから最初にやるのは「増やすこと」ではなく「絞ること」です。

優先度を決める4つの物差し

  • ①実際に問い合わせが多い……電話やメールで過去に来た依頼を思い出してください。すでに依頼が来ている組み合わせは、需要があることが確かめ済みです。ここから始めるのが一番外しません。
  • ②粗利・稼働率が高い……同じ1件でも、利益が残るもの・長期で借りてもらえるものを先に。安い単発品のページを先に作っても、手間の割に返りが小さくなりがちです。
  • ③競合が少なそう……商品名だけだと大手レンタル会社がずらりと並びます。そこに用途や地域を足した言葉で検索して、同じような事業者のページが少ない、あるいは商品一覧しか出てこないなら、入り込む余地があります。
  • ④在庫が十分にある……問い合わせが来ても「今は出払っていて」が続くと、せっかくのページが逆効果になります。台数に余裕のあるものから。

組み合わせ表の例

紙でもエクセルでも構いません。こんな形で並べて、優先度を◎○△で付けていきます。

商品 用途 地域 優先度 着手順
発電機 イベント・屋外出店 ◯◯市 ◎(問い合わせ多・在庫あり) 1
高所作業車 看板・外壁の点検 ◯◯県全域 ◎(粗利が高い) 2
テント・長机 学校行事・地域の祭り ◯◯市・△△町 ○(季節が偏る) 3
除湿機 水漏れ後の乾燥 ◯◯市 ○(競合が少なそう) 4
フォークリフト 棚卸しの繁忙期 ◯◯市 △(在庫が少ない) 保留

言葉の探し方は、無料でここまで分かる

「お客様がどう呼んでいるか」は推測で決めず、無料で確かめられます。

  1. 検索窓の候補(サジェスト)……Googleの検索窓に商品名を入れて、まだ押さずに待つと下に候補が出ます。「発電機 レンタル 1日」「発電機 レンタル 個人」など、実際に打たれている言葉が並びます。
  2. 「他の人はこちらも検索」……検索結果を一番下までスクロールすると出る関連語の一覧。用途のヒントがここに多く眠っています。
  3. Googleビジネスプロフィール……店舗情報の管理画面で、どんな言葉で表示されたかを見られます。登録内容の点検とあわせて月に一度見ておくと役立ちます。
  4. Search Console(無料で使える、検索での見られ方が分かる管理画面)……「検索パフォーマンス」の中にあるクエリ(検索された言葉)の欄で、すでに自社サイトがどんな言葉で表示されたか分かります。まだ順位が低くても表示されている言葉は、ページを作る価値がある候補です。

進め方としては、まず上位3〜5ページだけを作って1〜2か月様子を見るのが現実的です。検索で表示される回数や問い合わせの変化を見てから、効いた方向に次を足す。検索の結果は他社の動きにも左右されるため、順位や問い合わせ件数をお約束できるものではありませんが、反応を見ながら進める方が、無駄なページを量産するより確実に前に進みます。

優先度を決める4つの物差し

  • 問い合わせ実績過去に依頼があった確実な需要から選ぶ
  • 粗利や稼働率利益が残るものや長期案件を優先する
  • 競合の状況用途や地域を足して競合が少ない分野
  • 在庫の十分さ出払いで断らずに済む台数余裕があるもの

1ページに何を書くか——問い合わせにつながる中身の型

組み合わせを決めてページを作り始めると、次に迷うのが「中身に何を書くか」です。ここは毎回ゼロから考えずに、型を決めてしまうのが早道です。同じ順番で書いていけば、作る側も迷わず、読む側も必要な情報にたどり着きやすくなります。

1ページに何を書くか——問い合わせにつながる中身の型

ページの見出しは「商品|用途|地域」で

ページの一番上に出る見出し(ページタイトル)は、借りたい人が打ち込む言葉をそのまま含んだ形にします。

  • 発電機レンタル|イベント・屋外撮影向け|◯◯市・近郊へ配送
  • 高所作業車レンタル|看板・外壁の点検に|◯◯市から片道30km圏
  • テーブル・椅子レンタル|展示会・説明会向け|◯◯市内当日配送

商品名だけのタイトルだと、どの用途の人に向けたページなのかが伝わりません。用途と地域を足すだけで、検索結果に並んだときに「これは自分のことだ」と思ってもらえる確率が上がります。

本文に入れる8つの要素

  1. 冒頭2〜3行:「屋外イベントで音響・照明用の電源をお探しの方へ。◯◯市内なら前日配送・当日引取に対応しています」のように、誰向けのページかを最初に言い切ります。
  2. 料金:日額・週額・月額、最低何日から借りられるか、延長した場合は1日いくらか。税込か税別かも明記します。
  3. 仕様の表:寸法、重量、燃料や電源、定格出力、運転に免許や資格が必要かどうか。借りる側は「自分の現場に入るか」「自分で動かせるか」を確かめています。
  4. 配送・引取:対応エリアと配送料、何kmまでいくら、自社で引き取りに来てもらえるか、土日の対応可否。
  5. 申し込みから返却までの流れ:問い合わせ→空き確認→申込書→配送→使用→返却、と番号つきで。所要日数も添えます。
  6. 必要書類:法人の場合・個人の場合でそれぞれ何が要るか。保証金の有無、補償制度や保険の扱い。
  7. よくある質問:当日の手配は可能か、延長はいつまでに言えばいいか、破損・汚損したらどうなるか、雨天中止になったらキャンセル料はかかるか。実際に電話で聞かれていることをそのまま書きます。
  8. 在庫状況と問い合わせ先:台数が限られるものは「台数に限りがあります。空き状況はお問い合わせください」と一言。電話番号とフォームの両方を置きます。

料金と対応エリアを書かないのは、いちばんもったいない

この2つを伏せているページは少なくありませんが、借りる側の立場で考えると、予算と配送可否が分からないページは候補から外すしかありません。相場が分からず不安だから検索しているのに、「お問い合わせください」だけでは判断材料がゼロのままです。

「条件で変わるから出せない」という事情はよく分かります。その場合でも「1日◯円から(2日目以降は◯円)」「◯◯市・△△市は配送料無料、それ以遠は要相談」のように幅と条件つきで出せば、十分に判断材料になります。料金の見せ方に迷うときは、料金ページの作り方も参考にしてみてください。対応エリアも「全国対応」より、市町村名を具体的に並べたほうが、その地名で探している人に届きやすくなります。

写真はカタログ写真より現物を

メーカーのカタログ画像だけだと、どの会社のページも同じに見えてしまいます。自社の在庫の現物、実際に現場で使われている様子、トラックに積み込んでいるところ、付属品一式を並べた写真。こうした写真があると「本当にこの会社が持っている」ことが伝わり、連絡する前の不安が減ります。サイズ感が伝わるよう、人や車と一緒に写っている1枚があると特に効果的です。

ページ同士をつなぐ・増やしたページを埋もれさせない

ページを作っても、トップページからたどり着けない場所に置かれていると、お客様にも検索エンジンにも見つけてもらえません。作ったあとの「つなぎ方」まで含めて、ひとつの作業と考えると取りこぼしが減ります。

トップから各ページまでの道順をつくる

おすすめは、三段の階段にすることです。

  1. トップページに「取扱商品から探す」の一覧(発電機・高所作業車・イベント備品など)を置く
  2. 商品カテゴリのページから、用途別のページ(発電機レンタル/工事現場用、イベント・屋外使用など)へリンクする
  3. 用途別のページから、地域別のページ(◯◯市の発電機レンタル)へリンクする

こうすると、どのページもトップから2〜3回クリックで届きます。逆に、どこからもリンクされていないページは、作った本人しか場所を知らない状態になってしまいます。

関連する商品同士を本文の中からつなぐ

借りる人は、ひとつの機材だけで済むことがあまりありません。発電機のページなら「あわせて借りられるもの」として投光器や延長コード、燃料の扱いのページへリンクを置きます。文章の流れの中で「現場で夜間作業をされる場合は投光器もご用意しています」と書いて、その言葉自体をリンクにするのが自然です。「こちら」ではなく、中身がわかる言葉をリンクにしてください。

今どこにいるかを示す表示を入れる

ページの上部に「トップ > 発電機レンタル > 工事現場用」のような道順表示(パンくず)を入れておくと、検索から直接そのページに来た人も、他に何があるのかすぐ理解できます。

地域名だけを差し替えたページは作らない

いちばん気をつけたいのがここです。同じ文章の地域名だけを入れ替えたページを何十枚も作ると、どれも中途半端な評価になり、共倒れになりかねません。地域ページなら配送の目安時間、その地域の倉庫からの距離、よくある現場の種類、実際に対応した納品の形など、その地域でしか書けないことを一つでも入れます。書けないなら、そのページはまだ作らないほうが安全です。

地図検索と電話からの入口を整える

レンタル業は「近くの」で探される場面が多く、Googleビジネスプロフィール(地図に出るお店情報)の整備も効きます。営業時間、受け渡しの住所、取扱品目を正確に書き、投稿欄から新しく増やした商品ページへリンクしておくと、地図から見た人がそのまま詳細ページへ進めます。スマホで見たときに電話番号がタップできるか、問い合わせボタンが画面の下に固定されているかも、公開前に自分の携帯で必ず確認してください。

載っているかを確かめ、反応を見て直す

  1. Search Console(Googleの無料ツール)でサイトマップを送信し、ページの一覧をGoogleに伝える
  2. 画面上部の検索窓に新しいページのURLを入れる「URL検査」で、検索に載っている状態かを確認する。載っていなければ「インデックス登録をリクエスト」を押す
  3. 2〜4週間後、「検索パフォーマンス」でそのページの表示回数とクリック数を見る

表示はされているのにクリックが少ないページは、検索結果に出る見出しと最初の一文が、探している人の言葉になっていない可能性があります。「発電機レンタル」より「◯◯市 発電機レンタル|当日配送・100V/200V対応」のように、相手が知りたい条件を先に出すだけで反応が変わることがあります。順位を上げることより、こうした手直しを続けるほうが現実的です。

まとめ:まず3ページ、実際の問い合わせから言葉を拾う

ここまでの内容を、もう一度短くまとめます。レンタル業のホームページで「借りたい人」に見つけてもらうための考え方は、次の4つです。

  • 借りる人は「商品」「用途」「地域」をセットで探している。「レンタル」とだけ入力する人は少なく、「発電機 レンタル イベント 札幌」のように、何を・何のために・どこで、が言葉になって出てきます。
  • 全部は作らない。組み合わせは掛け算で膨らみますが、実際に問い合わせが多い商品、利益が残る商品、競合が手薄な用途から順に並べて、上から順に作ります。
  • 1ページの中身には型がある。料金(最低でも目安と条件)、対応エリア、申し込みから返却までの流れ、よくある質問、そして連絡先。この5つが揃っていると、読んだ人がそのまま問い合わせまで進めます。
  • 増やしたページを埋もれさせない。商品一覧から各ページへ、用途ページから関連商品へと行き来できるようにし、新しいページは一覧やお知らせから必ずたどれる状態にしておきます。

一番確かな材料は、すでに社内にある

どんな言葉でページを作るかを考えるとき、最後に頼りになるのは、よそから借りてきた言葉ではなく、自社に溜まっている記録です。

  1. 過去の問い合わせ台帳・メールを3か月分ひらく。お客様が書いた原文をそのまま拾います。「イベントで使いたい」「現場が2週間だけ」「土日も借りられますか」——この言い回しが、そのまま検索されている言葉に近いことが多いです。
  2. 電話を受けた人に、よく聞かれる質問を10個挙げてもらう。そのままFAQの見出しになります。
  3. 断った案件もメモする。対応できなかった地域や商品は、提携先を紹介する形でページにできることがあります。
  4. 納品・引き取りの現場で聞いた使い道を書き留める。想定していなかった用途が、新しいページ1本になります。

この材料は、他社には真似のしようがありません。何年も商品を貸し出して、返却を受けて、お客様と話してきた会社だけが持っているものです。外から見て作った一般的な説明文と、実際のやりとりから出てきた言葉では、読んだ人の納得の度合いが変わります。

まずは3ページから

最初から何十ページも用意する必要はありません。優先順位の上から3ページ作り、公開して、しばらく様子を見る。どの言葉で人が来ているかは、検索された言葉を無料で調べる方法で確認できますので、そこで見つかった想定外の言葉を次のページの題材にします。この繰り返しが、一番遠回りに見えて確実です。

なお、ページを増やせば検索での表示順位が上がる、問い合わせが必ず増える、とお約束できるものではありません。検索結果は競合の状況やGoogle側の変更でも動きます。ここで書いたのは、借りたい人が実際に探している言葉に対して、自社の情報をきちんと置いておく、という地道な考え方です。

最後に少しだけ。シロツメWebを運営している会社は、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売が本業です。その集客を、自分たちで記事を書いて行ってきました。結果が出たので、同じやり方を他の会社さんにもお手伝いしています。代行だけをしてきた会社ではない、というのが違いです。

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