業種べつ

食品卸のホームページが仕入れ担当者の検索に載るための実践手順

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月7日公開

飲食店の店長さん、スーパーのバイヤーさん、給食や社員食堂の担当者さん。仕入れ先を新しく探すとき、いまはまず検索窓に言葉を打ち込みます。展示会や紹介だけでつながっていた時代から、入口が一つ増えたということです。ところが、せっかく作ったホームページが、その検索結果に出てこない。これは珍しい話ではありませんし、ご商売の忙しさを考えれば無理もないことです。

理由はたいてい一つで、仕入れ担当者が実際に打ち込んでいる言葉と、ホームページに書かれている言葉がかみ合っていないからです。扱っている商品も、ロットも、配送エリアも立派なのに、それが検索する側の言い方で書かれていない。もったいない状態です。この記事では、仕入れ担当者がどんな言葉で探しているのか、その言葉をどう調べるのか、ページに何が書いてあれば問い合わせにつながるのかを、お金をかけずにできるところから順番にまとめます。

仕入れ担当者は「会社名」ではなく「条件」で検索している

先に結論をお伝えします。新しい仕入れ先を探している人は、御社の社名を知りません。知らない会社の名前は打ち込みようがないので、検索窓に入るのは「扱っている品物+地域+取引の条件」の組み合わせです。たとえばこんな形です。

  • 業務用 冷凍 唐揚げ 小ロット 卸
  • 千葉県 業務用 青果 卸 配送
  • 飲食店 仕入れ 少量 取引 可
  • 学校給食 食材 納入業者 ○○市
  • 業務用 調味料 OEM 小口 仕入れ

つまり、ホームページに条件が文章として書かれていないページは、そもそも検索の候補に入りにくいということです。会社概要と商品写真だけが並んでいるサイトは、品質が悪いのではなく、探している人が打ち込む言葉とページの言葉が噛み合っていないだけ。いい商品を持っていながらこれは本当にもったいない話です。

探している人の立場で、気にしている条件は変わる

同じ「仕入れたい」でも、立場が違えば入力する言葉も、ページで真っ先に探す情報も違います。整理すると次のようになります。

探している人 打ち込みやすい言葉 最初に確かめたい条件
個人経営の飲食店 業務用 ○○ 小ロット 仕入れ/飲食店 少量 卸 1ケースから買えるか、最低注文金額、配送日
チェーン店の本部・バイヤー ○○ 業務用 卸 安定供給/規格 スペック 供給量、規格書の有無、価格改定の考え方
学校・病院給食の委託会社 給食 食材 納入業者 ○○市/アレルゲン 表示 衛生管理の体制、産地表示、納品時間の指定
小売・スーパーのバイヤー ○○県 産地 直送 卸/小売向け 業務用 ロット、納品形態、販促資料の有無
EC事業者・加工メーカー 業務用 冷凍 原料 仕入れ/小口 取引 継続供給、保管温度帯、掛け取引の可否

検索に出ても、条件が不明なら離脱される

もうひとつ大事なのが、運よく検索結果に出て読まれても、取引条件が書かれていないと読んだ人はそのまま戻ってしまうという点です。仕入れ担当者は、問い合わせる前に「うちの規模で相手にしてもらえるか」を確かめたいからです。最低ロットが書いていなければ「大口専門だろう」と判断され、配送範囲が書いていなければ「遠いから無理だろう」と判断されます。確認のために電話をくれる人は、ごく一部です。

裏を返せば、やることははっきりしています。載せる言葉=取引の条件。最低ロット、配送できるエリアと曜日、初回取引の流れ、支払い条件、扱っている品目の具体名。これらを普通の文章で書き足すだけで、検索で見つかる言葉が増え、見つけた人が問い合わせまで進む理由にもなります。

次の章では、まず今の自社サイトが検索に載っている状態かどうかを、お金をかけずに確かめる手順から見ていきます。

自社サイトが検索に載っているかを無料で確かめる3つの手順

仕入れ担当者に見つけてもらう話をする前に、そもそも自社のページが検索エンジンに認識されているかを確かめておくと、やるべきことがはっきりします。ここで紹介する3つは、どれも無料で、今日その場でできます。費用も登録も不要なものから順に書きます。

自社サイトが検索に載っているかを無料で確かめる3つの手順

手順1:検索窓に「site:自社ドメイン」と入れて数える

  1. Googleの検索窓に site:example.co.jp のように入力します(example.co.jpの部分を自社のアドレスに置き換えます)。「site:」は半角、コロンのあとに空白は入れません。
  2. 検索結果の上に「約◯件」と出ます。これが、検索エンジン側に取り込まれている(=検索に載っている状態の)ページの数のおおよその目安です。
  3. 結果の一覧をスクロールして、取扱商品のページ、会社概要、取引の流れなど、見てほしいページが含まれているかを目で確認します。

0件なら、まだ検索エンジンに認識されていない可能性が高い状態です。ページ数が10ページあるのに2件しか出てこない、という場合も、残りが拾われていないサインになります。詳しい見方は自社のページが検索に載っているか30秒で確かめる方法でも整理しています。

手順2:Google Search Consoleで「どんな言葉で表示されたか」を見る

Google Search Console(サーチコンソール)は、自社サイトが検索でどう扱われているかを見るための無料の管理画面です。登録にはサイトの所有者であることの確認が必要ですが、一度入れてしまえばずっと使えます。

  1. Googleアカウントでログインし、自社サイトを登録します。
  2. 左側のメニューから「検索パフォーマンス」を開きます。
  3. 画面を下にスクロールすると「クエリ」という表があります。これが、実際に人が打ち込んだ言葉の一覧です。
  4. 右上の期間を「過去3か月」などに広げて、上から順に読みます。

ここに並ぶのが社名や屋号ばかりなら、すでに自社を知っている人にしか届いていない、という意味です。「業務用 ◯◯ 卸」「小ロット 仕入れ」のような商品や条件の言葉が1つも出てこないなら、仕入れ担当者の検索とはまだ接点がない状態だと判断できます。逆に、少ない表示回数でも商品の言葉が混じっていれば、そこを広げる手がかりになります。

手順3:Googleビジネスプロフィール(地図の情報枠)に載っているか

Googleの検索やマップで自社名を検索し、右側(スマホなら上部)に会社の情報枠が出るか見てください。出てこない場合は未登録か、情報が古い可能性があります。登録は無料で、業種・住所・営業時間・電話番号・写真を入れられます。「地域名+食品卸」で探す担当者の受け皿になるので、取扱品目がわかる説明文と、倉庫や商品の写真を数枚入れておくと判断材料になります。

あわせて確認したい2つ

  • ページのタイトル:検索結果に青い文字で出る見出しのことです。自社サイトを開いて、ブラウザのタブに表示されている文字を見てください。「トップページ」「HOME」だけになっていたら、「業務用食材の卸|◯◯県・小ロット対応|社名」のように、扱う物と対応範囲が読み取れる書き方に変えておくと、検索結果で選ばれる材料が増えます。
  • スマホで電話番号が押せるか:自分の携帯で自社サイトを開き、電話番号を指でタップしてみてください。発信画面が出なければ、画像として置かれているか、リンクになっていない状態です。担当者が外出先で見ることも多いので、ここは直す価値があります。

3つとも、順位がすぐ変わる類のものではありません。ただ、載っていない原因が「中身が足りない」のか「そもそも認識されていない」のかを切り分けないと、次の打ち手を間違えます。まずは現状を数字で把握するところからです。

検索掲載を確かめる3手順

  1. site:検索で確認検索窓にsite:ドメインを入れ認識されたページ数を見る
  2. サーチコンソールクエリの表を見てどんな言葉で表示されたかを確認する
  3. ビジネスプロフィール社名検索で地図や情報枠が正しく表示されるかを見る

仕入れ担当者が使う検索語の集め方(キーワードの探し方)

仕入れ担当者がどんな言葉で探しているかは、有料のツールがなくても、無料でかなりのところまで分かります。ここでは実際に手を動かせる方法を順に挙げます。

1. 検索窓の入力候補をそのまま拾う

  1. Googleの検索窓に「業務用 冷凍食品 卸」と打ち込む(まだEnterは押さない)。
  2. 下にずらっと出てくる入力候補(サジェスト)が、実際に多くの人が打ち込んでいる言葉です。これを全部メモします。
  3. 続けて「業務用 冷凍食品 卸 小」のように一文字ずつ足すと、別の候補が出てきます。あ行〜わ行を順に足していくと候補が入れ替わるので、気になるものを拾います。
  4. 検索結果ページの一番下にある「関連する検索キーワード」も同じように書き写します。
  5. 結果の途中に出る「他の人はこちらも質問」の欄を開くと、質問の形の言葉が並びます。これはそのままページの見出しに使えます。

2. お客様が実際に使った言い回しをメモする

これが一番効きます。電話やメールで仕入れ担当者が使った言葉を、そのまま書き留めてください。「少ロットいけますか」「翌日配送できますか」「規格外でもいいので安くならないか」「掛け取引できますか」「サンプルだけ先に送ってもらえますか」。現場の人が口にする言葉は、そのまま検索窓にも打ち込まれます。社内の電話メモを一ヶ月分ためるだけで、立派な語彙リストになります。すでにサイトに人が来ている場合は、どんな言葉で来ているかを確かめる方法も合わせて見ておくと、推測ではなく実際の言葉が分かります。

3. 業界の言い換えは「両方」書く

同じものを指す言葉が二通りある場合、どちらで検索されるか分かりません。片方しか書いていないと、もう片方で探している人に出会えません。

  • 冷食/冷凍食品
  • PB/プライベートブランド
  • 小ロット/少量/少ロット
  • スポット仕入れ/単発の仕入れ
  • 業務用/プロ用/飲食店向け

本文の中で「冷凍食品(冷食)」のように一度並べて書いておけば、不自然にならずに両方を拾えます。

4. 集めた言葉を4つに分類する

集めた言葉は、性質ごとに分けると、どのページに載せればよいかが決まります。

分類 例 割り当てるページ
商品名型 業務用 冷凍うどん 卸/国産鶏肉 業務用 仕入れ 品目ごとの商品ページ
地域型 大阪 食品卸 飲食店向け/○○県 業務用食材 配送 エリアページ・配送エリア案内
条件型 食品卸 小ロット/食品 卸 掛け取引/翌日配送 業務用食材 取引条件ページ、各商品ページの条件欄
困りごと型 仕入れ先 변更 タイミング/食材 原価 下げる 方法/規格外 野菜 仕入れ 読み物・解説記事ページ

5. 検索数が少ない言葉こそ拾う

「業務用食材」のような大きな言葉は検索数も多いですが、打ち込んでいる人には学生や一般の方も混ざります。一方で「冷凍うどん 業務用 小ロット 卸」のような長い言葉は、検索数は少なくても、打ち込んでいるのはほぼ仕入れを考えている人です。問い合わせという出口から見れば、後者のほうがずっと近い。月に数回しか検索されない言葉でも、それが仕入れ担当者の言葉なら、拾う価値があります。小さな言葉をいくつも積み上げていくのが、食品卸のホームページでは現実的なやり方です。

なお、ここで集めた言葉が実際にどれくらい成果につながるかは、扱う品目や地域によって変わります。順位や問い合わせ数を約束できるものではありませんが、言葉を集めずに書き始めるより、ずっと当たりやすくなるのは確かです。

商品ページに書くべき取引条件:これが書いていないと問い合わせが止まる

検索に載って見てもらえるようになると、次の関門が待っています。仕入れ担当者はページを見て「この条件なら社内で話を通せそうだ」と判断できたときに、はじめて問い合わせフォームを開きます。逆に言えば、条件がわからないページは「聞いてみないとわからない=面倒」と判断され、そっと閉じられます。問い合わせが来ないのは商品の魅力の問題ではなく、判断材料が足りないだけ、ということが少なくありません。

商品ページに書くべき取引条件:これが書いていないと問い合わせが止まる

仕入れ担当者が社内で聞かれること=ページに書くこと

担当者は自分ひとりで決めているわけではなく、上司や店舗、厨房に説明する必要があります。そのとき必ず聞かれる項目を先回りして書いておくと、ページがそのまま社内説明の資料になります。最低限そろえたいのは次の項目です。

  • 最低ロット:1ケース何入りか、1回の注文の最低金額はいくらか
  • 価格帯の目安:確定価格が出せなくても「1ケース◯◯円前後」「時期により変動」といった幅で
  • 温度帯:常温・冷蔵・冷凍のどれか
  • 配送エリアと配送頻度:どの地域まで、週何回、何時までの注文で翌日着か(締め時間は特によく見られます)
  • 支払い条件:掛け取引ができるか、初回は現金か、締め日と支払日
  • 新規取引の流れと必要書類:申込から初回納品まで何日かかるか、登記簿や与信審査が必要か
  • サンプルの可否:有償か無償か、何点まで
  • 賞味期限の残日数:納品時点でどのくらい残っているか
  • 規格書・アレルゲン・原産地情報:提供できるか、依頼から何日で出せるか
  • 小分け・カット・加工対応:対応可否と、対応できる範囲

一覧表にして、書けない項目は「要相談」と明記する

文章の中に散らばっていると読み飛ばされます。商品ページの下のほうに、項目名と内容を並べた表を置いてください。相手は上から順に目で追って、自社の条件と合うかを確かめます。

ここで大事なのが、答えが一つに決まらない項目を空欄にしないことです。価格は数量で変わる、配送は地域で変わる、といった事情はどの会社にもあります。そのとき空欄のままだと「扱っていないのかもしれない」「断られるかもしれない」と受け取られます。「要相談」「数量によりご相談」「エリアによりご相談ください」と書いてあれば、それ自体が問い合わせの口実になります。条件を聞くための連絡なら、担当者は気軽に送れます。

写真は商品単体だけでは足りない

食品の写真というと、きれいに盛り付けた一枚を載せがちです。しかし仕入れ担当者が見たいのは、届いたときの状態です。

  • ケース外装(入数や表示ラベルが読める角度で)
  • 個包装の状態と、表示面(原材料・賞味期限の印字位置)
  • パレットに積んだ状態、1パレット何ケースか
  • 冷凍品ならドライアイスや保冷の梱包の様子

これらがあると、担当者は保管スペースや搬入経路、冷蔵庫に入るかどうかを自分で判断できます。質問を1往復減らすだけで、問い合わせは届きやすくなります。写真を増やすとページが重くなることがあるので、載せたあとに画像が重すぎないかの確認もしておくと安心です。

すべてを一度に整える必要はありません。主力商品のページ1つだけでも、この表をつけてみてください。そこから問い合わせの内容が変わってくるはずです。

商品ページに載せる取引条件

  • ロットと価格目安最低ロットや入数、価格帯の目安を記載する
  • 温度帯と配送条件常温・冷蔵・冷凍や対応エリア、注文締め時間を書く
  • 支払いと取引手順掛け取引の可否や初回納品までの流れを明記する
  • サンプルと規格書サンプルの可否や規格書、アレルゲン情報の有無を記す
  • 届いた状態の写真ケース外装や包装表示、パレット積みの様子を載せる

扱い品目・エリアごとにページを分ける(1ページに詰め込まない)

トップページ1枚に「冷凍食材から青果、調味料、業務用酒類まで何でも揃います」と書いてあるサイトは少なくありません。扱いが広いことは強みですが、検索の世界ではその書き方が不利に働きます。検索する側は「冷凍 水産 卸 ◯◯県」のように、ひとつの条件で探しているからです。全部を少しずつ書いたページは、どの検索語にも中途半端にしか合いません。もったいない状態です。

分け方は3つの軸で考える

やみくもにページを増やすのではなく、仕入れ担当者が探す切り口に合わせて分けます。

  • 品目カテゴリ別:冷凍食材/水産/青果/精肉/調味料・乾物/業務用酒類など
  • 取引先の業態別:飲食店向け/給食施設・病院向け/小売店・スーパー向け/ホテル・宴会場向け
  • 配送エリア別:配送している市区町村、配送曜日、最低ロット(1回あたりの最低注文量)

すべてを一度に作る必要はありません。売上の大きい品目、または今いちばん取引先を増やしたい品目から1ページずつ作っていくのが現実的です。

1ページ1テーマを守る

1つのページでは、1つの切り口だけを書き切ります。「冷凍水産のページ」なら、取扱魚種、産地、規格(サイズ・入数)、冷凍便の配送可能エリア、最低ロット、発注締め時間、支払い条件までを、そのページの中で完結させます。読んだ人が別のページを探し回らなくても取引できるか判断できる状態が目標です。

見出しは検索語をそのまま使う

ページ内の見出し(太字で大きく出る行)は、飾った言葉ではなく、探している人が打ち込む言葉をそのまま使います。「豊富な品揃え」ではなく「業務用 冷凍えび 取扱規格と入数」、「安心の配送体制」ではなく「◯◯市・◯◯市への配送曜日と締め時間」。見出しがそのまま検索語と重なっていると、検索結果に出たときに「自分が探していたものだ」と伝わります。

困りごと検索に答えるコラムを別に作る

商品ページだけでは拾えない検索があります。仕入れ担当者は、取引先を探す前に調べものをしているからです。

  • 「業務用 鶏もも 相場」のような価格の目安を知りたい検索
  • 「飲食店 仕入れ先 変更 手順」のような乗り換えの進め方を知りたい検索
  • 「食品 規格書 見方」「賞味期限 3分の1ルール とは」のような実務の疑問

こうした疑問に、自社の経験から正直に答える記事を1本ずつ作ります。相場なら「地域や時期で動くので幅で書く」、手順なら「見積依頼から初回納品までに何を確認するか」を順番に書く。ここで出し惜しみをしないほうが、読んだ人の信頼につながります。

記事から商品ページへつなぐ

記事を読んだ人が次に進めるよう、本文の途中と最後に、関連する商品ページへの案内を置きます。サイト内で関連ページ同士をつなぐこと(内部リンク)です。「鶏もも肉の規格と最低ロットはこちら」のように、リンクの文字を見ただけで行き先が分かる言葉にします。「詳しくはこちら」だけでは、何があるのか伝わりません。記事の末尾には問い合わせの導線も置き、電話番号・メール・フォームのどれでも受け付けることを明記します。

更新の本数より、1本の中身

ページを分けると「毎週更新しないといけないのでは」と感じるかもしれませんが、優先順位は逆です。月に何本出したかより、1ページの中に取引条件が最後まで書いてあるかが先です。中身の薄いページを10本並べるより、条件を書き切ったページを3本持つほうが、問い合わせにつながりやすい。似た内容のページを増やしすぎると自社のページ同士が検索で争う状態にもなるので、分けるときは切り口が重ならないかを確認してから作ってください。

まとめ

ここまでの内容を、もう一度短く並べ直します。食品卸のホームページが仕入れ担当者に見つかるために必要なのは、特別な技術ではなく、相手が打ち込んでいる言葉に、答えをきちんと置いていく作業です。

この記事の要点

  • 仕入れ担当者は会社名ではなく「条件」で探している。「業務用 冷凍 唐揚げ 小ロット」「鮮魚 卸 飲食店 1ケースから」のように、品目・業態・数量・エリアを組み合わせて検索されます。会社名で探してもらえるのは、すでに取引のある相手だけです。
  • 検索に載っているかどうかは、お金をかけずに確かめられる。検索窓に「site:」と自社のURLを入れて出てくるページを数える、Search Consoleで表示された回数と実際に打たれた言葉を見る、スマホで実際に探してみる。この3つで、今の状態はだいたい分かります。
  • 商品ページに取引条件を書ききれているかが、問い合わせの分かれ目。最小ロット、価格の目安や単位、配送できるエリアと曜日、冷凍・冷蔵の温度帯、支払い条件、初回取引の流れ。これらが書かれていないページは、読まれても「聞くのが面倒だ」と離脱されます。問い合わせる前に判断材料がそろっていることが、そのまま連絡のしやすさになります。
  • ページは品目・業態・エリアで分ける。1ページにすべてを詰め込むと、どの検索にも中途半端にしか当たりません。「居酒屋向け」「給食施設向け」「冷凍食品」「○○県内配送」のように、相手の立場ごとにページを分けたほうが、検索した人の言葉と一致しやすくなります。

順位は約束できませんが、作業は今日から始められます

検索の順位は、Googleの判断や他社の動き、検索される時期によって変わります。ですから「この通りにやれば上がります」とは、どんな会社であっても言えません。ただし、仕入れ担当者が実際に打ち込んでいる言葉を調べ、そこに自社の答えを置くという作業そのものは、誰でも、今日からでも始められます。まずは主力の1品目から、取引条件を書ききったページを1枚作ってみるところで十分です。手を動かした分だけ、どの言葉で来ているかという検索語の記録にも変化が見えてきます。

シロツメWebを運営しているSHIROTSUME GRASS株式会社は、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売を本業にしている会社です。その集客を外に頼まず、自分たちでSEO記事を書いて進めてきました。そこで結果が出たので、同じやり方を他社にも提供しています。代行だけを専門にしてきた会社ではない、というのが私たちの立っている場所です。

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