費用のこと

SEO対策の費用相場|月額いくらかを作業範囲別に整理

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月22日公開

「SEO対策を頼むと、月々いくらかかるのだろう」。見積もりを取る前に、だいたいの見当だけでもつけておきたい——そう思って検索された方が多いのではないかと思います。調べてみると、月額3万円と書いてあるところもあれば、月額50万円という数字も出てくる。この幅の広さが、判断をいっそう難しくしています。

先に結論からお伝えすると、SEOの月額費用は「何をどこまでやるか」でほぼ決まります。記事を書くだけなのか、ホームページ本体の直しまで入るのか、数字を見て毎月報告するところまで含むのか。同じ「SEO対策」という名前でも、中身がまったく違うのです。この記事では、作業範囲ごとの目安を表で整理したうえで、見積もりを受け取ったときに「何に対して払うのか」を確認するための質問例までまとめます。金額の大小ではなく、中身で比べられるようになることを目指した内容です。

SEO対策の費用は「月額いくら」だけでは比べられない理由

先に結論からお伝えします。SEO対策を外部に頼んだときの月額は、一般に月5万円〜50万円程度が目安と言われます。かなり幅のある言い方ですが、これは「安い会社と高い会社がある」という意味ではありません。一か月のあいだに何をどれだけやるかが会社ごとにまったく違うため、金額の幅がそのまま作業量の幅になっている、というのが実際のところです。

同じ「月額10万円」でも中身が何倍も違う

たとえば、二社から同じ「月額10万円」の見積もりが届いたとします。並べて見ると同額ですが、提案書の中身を開くとこうなっていることがあります。

  • A社:記事を毎月4本執筆して納品。ホームページへの掲載はこちら側で行う。
  • B社:記事は毎月1本。あわせてホームページ全体の見直し(表示の速さ、スマホでの見え方、各ページの見出しの整理)と、検索からの流入数の集計・報告まで行う。

どちらが良い悪いではなく、買っているものが違うだけです。すでに記事を載せる体制があり、書き手だけが足りないならA社の形が合います。反対に、ホームページ自体に直したいところが残っているなら、記事だけ増やしても読まれる場所にたどり着きにくいので、B社の形が合うこともあります。金額だけを横に並べて「こちらのほうが安い」と判断すると、自社に必要な作業が入っていない契約を選んでしまうことがあります。

見積もりで見るべきは、この2点だけ

専門的な用語が並ぶ提案書でも、確認したいのは次の二つに集約できます。

  1. 毎月、何が何個納品されるのか。記事なら本数と一本あたりの文字数の目安、改修なら対象ページ数、報告なら頻度と形式(書面か打ち合わせか)。数で書かれていない項目は、実際には何も発生しないこともあります。
  2. 誰がどこまで手を動かすのか。記事の原稿を渡されるだけなのか、ホームページへの掲載まで行うのか。写真や料金表の用意はどちらの担当か。ここが曖昧だと、こちら側の作業時間が想定より増えます。

この二点を各社に同じ形で聞き直すと、金額の違いが「何の違いなのか」が見えてきます。比べるべきは総額ではなく、納品物一つあたりでいくらかです。

短期で切り上げる前提だと、費用が無駄になりやすい

もう一つ知っておきたいのが時間の話です。ページを公開してから検索に載り、そこから順位が動いて問い合わせにつながるまでには、どうしても数か月単位の時間がかかります。これは作業の良し悪しではなく、検索エンジン側がページを見つけて評価するまでの流れによるものです。そのため、3か月で判断して解約する前提で契約すると、記事が出そろう前に終わってしまい、支払った分の成果を見届けられないことがあります。SEOで成果が出るまでの期間の目安を先に把握したうえで、無理のない期間と金額を設計するほうが結果的に損が少なくなります。

なお、どれだけ費用をかけても検索順位が約束されることはありません。順位はGoogle側の判断で決まるもので、金額と順位は比例しません。「必ず上位に表示します」という言い方をされた場合は、何をもってそう言えるのかを確認しておきたいところです。費用を考えるときは、順位ではなく毎月どれだけの作業量が積み上がるかを基準にすると、判断を誤りにくくなります。

作業範囲別に見る月額費用の目安

金額の幅が広く見えるのは、同じ「SEO対策」という名前で呼ばれているものの中身が、会社によってまったく違うからです。記事を書くところまでなのか、ホームページ本体にも手を入れるのか、数字を見て次の月の方針まで出すのか。ここが変わると、必要な時間も人数も変わります。まずは作業範囲ごとに、よく言われる目安を並べてみます。

作業範囲別に見る月額費用の目安
作業範囲 月額の目安 含まれるもの 含まれないことが多いもの
(1) 記事作成のみ(月1〜4本) 月3万〜20万円程度が目安と言われます キーワードの選定、原稿の執筆、ホームページへの掲載 既存ページの修正、表示速度やスマホ表示の改善、数値の報告
(2) 記事作成+ホームページの改修込み 月10万〜30万円程度が目安と言われます 記事に加えて、ページの題名(検索結果に出る青い文字)や見出しの整理、ページ同士のつなぎ方の見直し デザインの全面的な作り直し、新規のシステム開発
(3) (2)+分析と月次報告込み 月20万〜50万円程度が目安と言われます 検索結果に表示された回数やクリック数の確認、問い合わせ数の推移、翌月に何をするかの方針立てと報告 広告の運用、SNSの投稿代行
(4) コンサルティングのみ(助言中心) 月10万〜30万円程度が目安と言われます 打ち合わせ、改善点の指摘、原稿の添削、方針づくり 実際の執筆や修正作業(自社側で手を動かす前提)
(5) 単発・スポット(診断や初期設計のみ) 10万〜50万円の一括が目安と言われます 現状の洗い出し、改善項目の一覧、キーワード設計 その後の実行、継続的な記事追加

この金額はあくまで世の中でよく見かける範囲で、会社の規模や担当する人数、扱う業種の難しさによって大きく上下します。成果を約束するものでも、これより安い・高いが良し悪しを決めるものでもありません。

自分の状況に近いのはどれか

選ぶときは、金額より先に「いま足りていないのは何か」で考えると迷いません。

  • ホームページはひととおり整っているが、記事がない → (1)の範囲で足りることがあります
  • ページの題名や導線が長く手つかずのまま → (2)のように改修が含まれる範囲が向きます
  • 何をやっても数字が見えず、判断の材料がない → (3)の報告込みが効いてきます
  • 社内に書ける人がいて、方向性だけ知りたい → (4)が合います
  • まず現状を知りたい → (5)の単発から始める手もあります

比べるときに見るところ

見積もりが複数そろったら、月額の数字を横に並べる前に、次の三つをそろえて比べてみてください。

  1. 記事の本数——月2本と月4本では、同じ10万円でも1本あたりが倍違います
  2. 既存ページに手を入れてよいか——触れない契約だと、改善の打ち手が記事追加だけに限られます
  3. 報告の有無と頻度——数字を一緒に見る時間があるかどうかで、続けやすさが変わります

なお、記事や改善の効果が形になるまでには時間がかかります。どのくらい見ておけばよいかはSEOで成果が出るまでの期間もあわせて確認しておくと、月額を何か月分と考えるかの見当がつきやすくなります。

料金体系の種類と、それぞれが向いている場面

月額費用の金額そのものより先に見ておきたいのが、支払い方の形です。同じ「月5万円」でも、毎月定額で払うのか、成果が出たときだけ払うのか、記事1本ごとに払うのかで、途中でやめやすさも、社内でやることの量も変わってきます。代表的な4つを並べてみます。

料金体系 支払い方 向いている場面 気をつけたいところ
月額固定型 毎月決まった額(月10万〜30万円程度が目安と言われます) 継続して記事と改修を進めたい。年間の予算を先に組みたい 動きの少ない月も同額。何をした月なのかが見えにくいことがある
成果報酬型 あらかじめ決めた成果が出た月だけ支払う 初期費用を抑えて始めたい。対象のキーワードがはっきりしている 「成果」の定義しだい。達成時の単価は高めに設定されがち
一括(スポット)型 調査・設計・改修をまとめて一度だけ(20万〜100万円程度が目安と言われます) 土台を整えたい。その後は社内で手を動かせる人がいる 納品後に動きが止まりやすい。引き継ぎ資料の有無で差が出る
記事単価型 記事1本ごと(1本2万〜10万円程度が目安と言われます) 忙しい月は本数を減らすなど、量を調整したい 記事以外の改修は別料金のことが多い。公開作業の担当も要確認

成果報酬型は「成果」の中身を先に書き出す

成果報酬は一見いちばん安心に見えますが、何をもって成果とするかが曖昧だと、後で話がすれ違います。順位が成果なのか、検索からの訪問数なのか、問い合わせの件数なのか。たとえば「指定キーワードで検索結果の1ページ目に入った日数ぶんを請求」という形なのか、「問い合わせ1件あたりいくら」なのかで、受け取る側の実感はまったく違います。契約前に、成果の定義・測り方・誰の数字(どのツールの画面)で確認するのかまで決めておくと、揉めごとはかなり減ります。

一括型は「引き継げるか」で価値が変わる

一括型は作って終わりになりやすいと言われますが、それは引き継ぎ次第です。どのページをどういう狙いで作ったのか、次に何をすればいいのかが文書で残っていれば、その後はご自身の手で足していけます。発注時に「設計の考え方をまとめた資料をください」「更新手順を書き残してください」と伝えておくだけで、同じ金額の価値が変わります。

選ぶ基準は金額より「社内の体制」

どの形が優れているという話ではありません。判断のよりどころは、社内で手を動かせる人がいるかどうかです。

  • 更新できる人がいない → 月額固定型や記事単価型で、公開まで任せられる形が合いやすい
  • 書ける人はいるが設計が不安 → 一括型で土台を作り、その後は自社で記事を足す
  • まず小さく試したい → 記事単価型で数本だけ依頼し、様子を見て増やす

社内でどこまでやれるかの線引きは、自分でやるか頼むかの分かれ目を整理しておくと決めやすくなります。体制が先、料金体系は後。この順番で考えると、見積書の金額の意味もつかみやすくなります。

費用の内訳——その金額は何の作業に使われているのか

月額の金額そのものより、「その中に何の作業が入っているか」を見たほうが、比べやすくなります。SEOの月額費用は、ほとんどが人が手を動かす時間に対する支払いです。ここでは記事を1本公開するまでに実際に発生する工程を分解して、どれくらいの時間がかかるものなのかを整理します。

費用の内訳——その金額は何の作業に使われているのか

記事1本が公開されるまでの工程

  • キーワードの調査(1〜3時間程度)/どんな言葉で検索されているか、すでに上位にどんなページがあるかを調べ、書くテーマを決める作業です。
  • 構成の作成(1〜2時間程度)/どの見出しで何を書くかの設計図づくり。ここが雑だと、書き直しが増えます。
  • 執筆(3〜8時間程度)/3000字前後の記事で、調べながら書くとこのくらいかかります。実際の料金や手順など、調べ物が多いテーマほど伸びます。
  • 画像や表の用意(0.5〜2時間程度)/比較表を作る、写真を適切なサイズに書き出す、といった作業です。
  • ホームページへの掲載(0.5〜1時間程度)/本文を管理画面に流し込み、見出しの階層を整え、自分のサイト内のページ同士をつなぐリンクを貼る作業も含みます。

合計すると、1本あたりおおむね6〜16時間。月4本なら、それだけで一人分の数日間が消えていく計算になります。月額の見積もりに「記事4本」と書かれていれば、その金額の大半はこの時間に対するものだと考えて差し支えありません。

記事を書く以外に発生する作業

  • タイトルや見出しの見直し/すでにある古いページの題名を直すだけでも、検索結果での見え方は変わります。1ページ15〜30分程度。
  • 表示速度や読み込みの確認/ページが開くまでの待ち時間を測り、重い画像を軽くする作業。サイト全体で数時間かかることもあります。
  • 検索での表示状況の確認/Googleサーチコンソール(グーグルが無料で提供している、検索での表示回数やクリック数が見られる道具)で、どの言葉で何回表示されたかを拾う作業です。
  • 月次報告/数字をまとめ、次の月に何をするかを書く。資料作成と打ち合わせで2〜4時間程度。

請け負う側にかかっている費用

依頼先の内側では、人件費のほかに、キーワード調査や順位計測の有料ツールの利用料(月数千円〜数万円)、外部のライターに執筆を頼む場合の原稿料(1本あたり数千円〜数万円)などが発生しています。これは事実としてそうなっている、という話です。

そのため、月額が極端に低い場合は、どこかの工程が短縮されている可能性があります。記事の文字数が少ない、調査を省いて既存の情報をまとめているだけ、報告が自動で出る数字の転記のみ、といった形です。それが悪いわけではなく、割り切って「量を出す」ことを目的にするなら合理的な選び方でもあります。大事なのは、安い・高いで判断せず、その金額に何時間分の、どの工程が入っているのかを聞いて確かめることです。自分でやるか頼むかの分かれ目も、この工程表を見ながら考えると決めやすくなります。

記事1本が公開されるまでの工程

  1. キーワード調査検索される言葉や上位ページを調べる
  2. 構成の作成どの見出しで何を書くか設計図を作る
  3. 本文の執筆調べ物をしながら3000字前後を書く
  4. 画像・表の用意比較表の作成や写真の書き出しを行う
  5. サイトへの掲載管理画面へ流し込みリンク等を整える

見積もりを受け取ったときに確認したい質問例

見積書の金額だけを見ても、中身の違いは分かりません。そのまま口に出して聞ける質問を並べました。返ってきた答えの「具体さ」で、作業の中身がどれだけ決まっているかが見えてきます。

  1. この月額に、記事は何本含まれますか。文字数の目安はありますか
    「月2本、1本3000字前後」のように本数と分量が即答で返ってくれば、作業量がはっきりしている証拠です。「状況に応じて」とだけ返る場合は、何本なら追加料金になるのかまで聞いておくと、後の食い違いを防げます。
  2. 記事を書くのは誰ですか。業界の知識はどう補いますか
    ライターが外部か社内か、そして取材や質問シートなど知識を補う方法が具体的に説明されるかを見ます。「御社に30分ヒアリングして書きます」といった手順が出てくれば、現場の言葉が記事に入る見込みがあります。
  3. ホームページ側の修正は含まれますか。含まれる場合、どこまでですか
    記事を追加するだけなのか、見出しの整理やスマホでの表示の直し、問い合わせ導線の改善まで入るのかで、作業量はまったく変わります。「タイトルと見出しの修正までは込み、デザイン変更は別見積もり」のように線引きが示されると安心です。
  4. 修正はそちらで作業しますか、こちらで作業する必要がありますか
    提案はするが作業は自社でお願いします、という形も珍しくありません。その場合、月にどれくらいの手間がかかるのかを先に確認しておくと、社内の予定が立てやすくなります。
  5. 毎月の報告では、何の数字を見ますか
    順位だけでなく、検索結果に表示された回数、クリック数、問い合わせ数など、見る項目が挙げられるかどうか。「Search Console(グーグルが無料で出している検索の管理画面)の数字をそのままお見せします」と言われれば、元データを確認できる関係になります。
  6. 最低契約期間と、解約の条件はどうなっていますか
    SEOは数か月単位で動くため、一定の期間が設定されること自体は不自然ではありません。大切なのは、何か月前に伝えれば解約できるか、途中でやめた場合の精算はどうなるかがはっきりしていることです。途中でやめたくなったときの取り決め方も、契約前に目を通しておくと話が早くなります。
  7. 契約が終わったあと、記事やデータはこちらに残りますか
    書いた記事の権利、ドメインやサーバーの名義、アクセス解析のアカウントの持ち主を確認します。「すべて御社名義で、こちらは作業用の権限をもらう形です」という答えなら、資産が手元に残ります。
  8. 何をもって「うまくいっている」と判断しますか
    ここが一致していないと、半年後の評価がすれ違います。順位なのか、問い合わせ件数なのか、まず検索に載っているページを増やすことなのか。時期ごとの見方(最初の3か月は掲載数、その後は流入数など)まで説明があれば、報告を受けるときの物差しが共有できます。

順位保証をうたう提案を見たときの考え方

検索結果の順位は、グーグル側の仕組みによって決まり、外部の会社が確定させられるものではありません。グーグル自身も公開資料のなかで、順位を保証するという説明には注意するよう呼びかけています。「必ず1位」「○位以内を保証」といった表現が出てきたら、どのキーワードで、どう測って、達成できなかった場合はどうなるのかを文書で確認してください。検索数がごくわずかな言葉で順位だけを達成しても、問い合わせには結びつきにくいことがあります。

聞き方のコツ

  • 電話や対面で聞いた内容は、あとでメールに箇条書きで送り、相手に確認してもらう
  • 答えが抽象的だったところだけ、もう一度だけ聞き直す。すべてを問い詰める必要はない
  • 2社以上から見積もりを取るなら、同じ8つの質問を同じ順番で投げると比べやすい

これらは相手を試す質問ではなく、お互いの前提をそろえるための確認です。丁寧に答えてくれる相手なら、契約後の報告もおそらく同じ丁寧さで返ってきます。

見積もり受取時の確認ポイント

  • 納品物の数量記事の本数や文字数の目安があるか
  • 作業の担当者どちらがどこまで手を動かす作業か
  • サイト修正範囲記事以外の改修作業が含まれているか
  • 月次報告の指標順位や表示回数など何の数字を見るか
  • データの権利契約終了後に記事や権限が自社に残るか

費用をかける前に、自分で無料でできること

見積もりを比べる前に、お金をかけずに確かめられることがいくつかあります。ここで状況が分かっていると、依頼するときにも「何を頼みたいのか」がはっきりします。順番に書きます。

1. Googleサーチコンソールに登録して、今の数字を見る

サーチコンソールは、自分のサイトが検索でどう扱われているかをGoogleが無料で見せてくれる画面です。手順はこうです。

  1. Googleアカウントでサーチコンソールにアクセスし、「プロパティを追加」を選ぶ。
  2. 「URLプレフィックス」に自社サイトのアドレスを、https://から丸ごと入力する。
  3. 所有者確認を求められるので、表示されたHTMLファイルをサーバーに置くか、サイト制作を頼んだ先に確認用のタグを入れてもらう。
  4. 登録後、データがたまるまで数日待つ。

見る場所は、左メニューの「検索パフォーマンス」です。上部に表示回数(検索結果に自社ページが出た回数)、クリック数(実際に押された回数)、平均掲載順位が並びます。下の「クエリ」タブを開くと、どんな言葉で表示されたかが一覧で出ます。ここに自分の商売と関係のない言葉ばかり並んでいるなら、ページの内容と、お客様が打ち込む言葉がずれている可能性があります。検索順位とクリック率の目安と照らすと、順位の割にクリックが少ないページも見つかります。

2. 社名・サービス名で検索して、載っているか確かめる

検索窓に自社名や店名を入れて、自分のページが出てくるかを見ます。出てこない場合は、検索窓に「site:」と自社のアドレスを続けて入力してみてください(例:site:example.co.jp)。ここに表示されたページが、今「検索に載っている状態」のページです。載せたはずのページが出てこなければ、順位以前の問題として先に手を打つところが分かります。

3. ページのタイトルを、お客様の言葉に書き換える

検索結果に青い文字で出る行がタイトルです。「サービス紹介」「トップページ」のままになっていることは珍しくありません。これを「○○市の外壁塗装|見積もり無料|△△工業」のように、地域名・サービス名・会社名を入れた形に直します。お客様が電話口で言う言葉、問い合わせフォームに書いてくる言葉を、そのまま使うのが近道です。全ページを一度に直す必要はなく、問い合わせにつながってほしいページから順番で構いません。

4. スマホで自分のサイトを開いて確認する

ご自身のスマートフォンで、お客様と同じように開いてみます。見るのは次の点です。

  • 電話番号がすぐ見つかり、指で押して発信できるか
  • 料金や費用の目安が、どこかのページに書いてあるか
  • 対応エリアが明記されているか
  • 問い合わせフォームが最後まで入力でき、送信後に通知が届くか
  • 文字が小さすぎたり、横にはみ出したりしていないか

ここで引っかかる箇所があれば、広告や記事を増やすより先に直したほうが効きます。せっかく見てもらえているのに、最後の一歩で止まっているのはもったいない状態です。

5. すでにある記事を、今の情報に書き直す

数は少なくても、過去に書いたページがあるなら、それを今の料金・今の対応エリア・今の施工例に合わせて書き直します。新しく一から書くより手間が少なく、すでに検索に載っているぶん反応が見えやすいこともあります。もちろん、これをやれば必ず順位が上がる、問い合わせが増える、とお約束できるものではありません。それでも、数字を見ながら手を入れる習慣がつくこと自体が、後で外注するときの判断材料になります。

それでも手が回らないときの考え方

シロツメWebを運営しているのは、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売を本業にしている会社です。自分たちの集客のために記事を書いてSEOに取り組み、結果が出たので、同じやり方を他社にも提供するようになりました。代行だけを請け負ってきた立場ではないので、料金についても「何にいくらかかるのか」を作業の中身に沿ってお伝えする考え方をとっています。まずは費用の話の前に、無料のホームページ診断で今の状態を見るところからで構いません。

まとめ

ここまで、SEO対策の月額費用を作業範囲別に見てきました。最後に、判断の軸になる部分をもう一度整理します。

金額そのものより、範囲・納品物・契約条件

同じ「月額10万円」でも、記事を何本書くのか、ホームページ本体の修正まで含むのか、数字を見て次の打ち手を出すところまで入るのかで、中身はまるで違います。金額の大小だけを横に並べても比べようがないのは、そのためです。見当をつけるときは、次の三つをそろえて見てください。

  • 作業範囲:記事を書くだけか、ホームページの中身を直すところまでか、数字の確認と報告まで入るか
  • 納品物:毎月何が手元に残るのか。記事そのもの、修正した箇所の一覧、数字をまとめた報告書など
  • 契約条件:最低契約期間、途中でやめるときの手順、作った記事やデータが自社に残るかどうか

本文の表では、記事作成のみ、ホームページの改修込み、分析と報告込みという分け方で目安をまとめました。あくまで世の中で「このあたりと言われます」という幅であって、業種や競合の状況によって上下します。表の数字は、提示された見積もりが極端に外れていないかを確かめる物差しとして使うのがちょうどよい距離感です。

見積もりを受け取ったら、聞き方を変えてみる

「高いですか、安いですか」ではなく、「この金額は何の作業に対するものですか」と聞くと、話が具体的になります。本文で挙げた質問例をもう一度並べておきます。

  1. 毎月の作業内容と、おおよその時間配分を教えてください
  2. 記事を書く場合、下調べと執筆はどなたが担当しますか
  3. ホームページ本体の修正は、どこまで含まれますか。別料金になるのはどこからですか
  4. 報告は何を見せてもらえますか。数字はどのツールのものですか
  5. 最低契約期間と、解約するときの手順を教えてください
  6. 作った記事やアカウントの権利は、どちらに残りますか

答えにくそうな質問があったとしても、それ自体が悪いわけではありません。説明の丁寧さや、わからないことをわからないと言えるかどうかが、長く付き合えるかの手がかりになります。契約まわりの取り決めについてはホームページ外注の途中解約で困らない取り決め方も合わせて確認しておくと安心です。

予算の妥当性は、今の状態がわかってから

もうひとつ大事なのが、今のホームページがどんな状態かを先に知っておくことです。検索に載っているページが十分あるのか、そもそも計測ができているのか、スマホで問い合わせ先までたどり着けるのか。この土台がわからないまま金額だけを見ても、高いとも安いとも判断しづらくなります。本文で紹介した、検索順位の確認や計測の点検は費用をかけずにできますので、見積もりを検討する前にひと通り目を通しておくと、話す内容が変わってきます。

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