検索順位が下がった時に確かめる手順|原因の切り分け方を解説
SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月6日公開
昨日まで検索結果の上の方にあったページが、今日見たら見当たらない。そんなとき、頭に浮かぶのは「何か悪いことをしてしまったのだろうか」という不安だと思います。ただ、検索順位が動く理由はいくつもあって、その多くは「やらかした」とは関係のないところで起きています。中には数日で元に戻るものもありますし、そもそも順位は下がっていなくて、見え方が変わっただけ、というケースも珍しくありません。
この記事では、順位が下がったと気づいたときに、何が起きているのかを順番に確かめていく手順をまとめました。考えられる原因を4つにしぼり、それぞれ「自分で、お金をかけずに確かめる方法」まで書いています。原因が切り分けられれば、手を打つべきか、しばらく様子を見るべきかの判断がつきます。あわてて大きく作り変えてしまう前に、まずは状況を正しく見るところから始めてください。
まず確かめる:本当に順位が下がっているのか
「いつも出ていたはずの自社のページが、検索結果で見当たらない」。そう気づいたときは落ち着かないものですが、最初にやることは対策ではなく事実確認です。実際には順位が動いていないのに、下がったように見えているケースが珍しくないからです。原因を探し始める前に、本当に下がっているのかをはっきりさせておくと、そのあとの判断が一気に楽になります。
普段のブラウザでの検索は、自分だけの並びになっている
いつも使っているブラウザで検索すると、過去に見たページや今いる場所が加味された結果が表示されます。つまり、画面に出ている並びは「あなた向けに調整された並び」であって、他の人が見ている並びとは限りません。自社のページを何度も開いていれば上に出やすくなりますし、逆に検索の仕方を少し変えただけで順位が違って見えることもあります。
より素のかたちに近い結果を見るには、シークレットウィンドウ(閲覧履歴を使わない表示モード)を使います。
- Google Chromeを開き、右上の「︙」をクリックする
- 「新しいシークレット ウィンドウ」を選ぶ(Edgeなら「InPrivate ウィンドウ」、Safariなら「プライベートウインドウ」)
- 開いた暗い色の画面で、調べたいキーワードを検索する
- 広告枠や地図枠を除いて、自社のページが何番目にあるか数える
あわせて押さえておきたいのが、スマートフォンとパソコンでは結果の並びが違うこと、そして地域によっても変わることです。とくに「地域名+サービス名」のような地域名を含むキーワードでは、検索した人の現在地が強く影響します。事務所の中で見た結果と、別の市から見た結果が違うのはごく普通のことです。
感覚ではなく、Search Consoleの数字で見る
手元の検索は参考程度にとどめて、判断はGoogle Search Console(グーグルが無料で出している、自分のサイトが検索でどう見られているかを確認する管理画面)で行います。ここには実際に検索した人たちの平均の順位が記録されているので、自分の環境に左右されません。
- Search Consoleにログインし、左側のメニューから「検索パフォーマンス」を開く
- グラフ上部の「平均掲載順位」のタイルをクリックして、折れ線が表示される状態にする
- 上部の「日付」フィルタを押し、「比較」タブを選ぶ
- 「過去28日間と前の期間を比較」を選んで適用する(季節要因を避けたいときは「過去3か月間」や前年同期との比較も有効)
- 下の表で「ページ」タブに切り替え、気になるページのURLをクリックして絞り込む
- さらに「クエリ」タブに切り替えると、そのページがどのキーワードで何位くらいにいたのかが前後で並んで見える
この手順で、「サイト全体が下がっているのか」「特定の1ページだけなのか」「特定のキーワードだけなのか」が切り分けられます。範囲が分かれば、このあとの章で扱う原因のどれを疑うべきかもしぼり込めます。より基本的な見方はSearch Consoleで最初に見る3つの画面でも触れています。
1〜3位程度の上下は、日常的な揺れ
平均掲載順位が5.2から7.1になった、といった程度の動きは、検索結果の日々の揺れの範囲に収まることがほとんどです。検索する人の数や言葉遣いが少し変わるだけでも平均は動きます。慌てて本文を書き換えると、かえって元に戻りにくくなることもあります。
目安としては、次のような状態が続いたときに、本格的に原因を探す段階だと考えてください。
- 平均掲載順位が10位以上、まとまって下がった状態が1〜2週間続いている
- これまで1ページ目に出ていたキーワードで、表示回数そのものが大きく減っている
- 1ページだけでなく、サイト全体で同じ方向に動いている
逆に言えば、ここに当てはまらないなら、しばらく様子を見るのが正しい対応です。数字で状況をつかんでおけば、必要以上に不安になることもありません。
原因1:検索エンジン側の仕様変更(アップデート)
順位が動いたとき、まず疑いたいのがGoogle側の都合です。Googleは年に数回、検索結果の並べ方のルールそのものを大きく見直しています。これを「コアアップデート」と呼びます。難しく聞こえますが、やっていることは「どのページを上に出すかの採点基準を、まとめて作り直す」ということです。自分のサイトは何も変えていないのに順位が動いた、という場合、この見直しに巻き込まれている可能性があります。

特徴は、自社だけでなく同じ業種のサイトが一斉に動くことです。1社だけが落ちたのではなく、検索結果の顔ぶれ全体が入れ替わる。ここが、自社のページ側のトラブルとの大きな違いになります。
アップデートかどうかを確かめる3つの手順
- 上位にいた他社の顔ぶれを見る。気になるキーワードで実際に検索し、1〜10位に並ぶサイト名をメモします。以前の記憶やスクリーンショットと比べて、自社以外にも入れ替わりが起きていれば、検索エンジン側の変化である可能性が高まります。
- 自社の複数ページが同じ方向に動いていないか見る。1ページだけ下がったのか、10ページがまとめて下がったのか。後者ならページ個別の問題ではありません。Search Consoleの検索パフォーマンス画面で期間を比較すると、全体の動きか一部の動きかが見分けられます。
- 告知が出ていないか確認する。Googleはコアアップデートの開始と完了を「Google検索セントラル」のブログや公式SNSで公表しています。「Google コアアップデート」と検索し、自社の順位が動いた日付と近い告知がないかを見ます。日付が重なっていれば、かなり確からしい手がかりです。
この場合にとるべき対応
コアアップデートは、始まってから完了するまでに数週間かかることが多く、その間は順位が上下に揺れ続けます。途中で見た数字は、まだ途中経過です。ここで慌てて記事を大きく書き換えたり、ページを削除したりすると、あとから「下がったのはアップデートのせいだったのか、自分の変更のせいだったのか」が分からなくなります。原因の切り分けができなくなるのが、一番もったいない。
ですので、告知の日付と自社の動きが重なっていたら、まず2〜4週間は観察に徹するのが現実的です。その間に、順位・表示回数・クリック数を週に一度だけ記録しておきます。落ち着いたあとで、本当に下がったままのページだけを対象に、内容を見直せば十分です。
なお、アップデート後に元の順位へ戻るかどうかは、誰にも約束できません。採点基準が変わった以上、以前と同じ内容のまま同じ位置に戻るとは限らないからです。それでも、検索する人が知りたいことに具体的に答えているページが評価されやすい、という方向性は変わっていません。観察して落ち着いてから、その一点に手を入れていくのが確実な進め方です。
仕様変更を確かめる3手順
- 他社の顔ぶれ確認上位1〜10位の入れ替わりを比べる
- 複数ページの確認全体か一部か検索パフォーマンスで見る
- 公式告知の確認順位が動いた日付と告知を照合する
原因2:ページやサイトの技術的なトラブル
検索エンジン側の変化ではなく、自社のサイト側で何かが起きていて、検索に載っている状態(検索結果に表示される状態)が崩れていることもあります。この場合は、順位がじわじわ下がるというより、ある日を境に特定のページが検索結果から消える、という落ち方をしやすいのが特徴です。原因がはっきりしているぶん、見つかれば直せます。
よくある技術的なトラブル
- サーバーの障害や契約・ドメインの期限切れ:サイト自体が一時的に見られない状態が続くと、検索エンジンも読み取れません。
- リニューアルや引っ越しでURLが変わった:以前のURLで評価されていたページが、新しいURLに引き継がれないまま消えてしまうケースです。
- 「検索エンジンに見せない設定」がオンになった:WordPressの場合、管理画面の「設定」→「表示設定」にある検索エンジンでの表示の項目で、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていると、検索結果に出なくなります。制作中にオンにしたまま公開された、というのはよくある話です。
- SSL証明書の期限切れ:SSLは、URLがhttpsで始まる安全な通信の仕組みです。証明書が切れると、ブラウザに警告が出て訪問者が離れてしまいます。
- 表示が極端に遅くなった:画像の入れ替えやプラグインの追加をきっかけに、読み込みに何秒もかかるようになることがあります。
確かめる手順
- 検索窓に「site:自社のドメイン」と入れて検索する(例:site:example.co.jp)。自社サイトのうち、検索に載っているページが一覧で出ます。件数が以前より明らかに少ない、あるいは1件も出ない場合は、サイト全体が見られていない可能性があります。
- Search Consoleの「ページ」レポートを開く。左のメニューの「インデックス作成」の中にあります。「登録されていない理由」の一覧に、「noindexタグによって除外されました」「サーバーエラー」などが並びます。急に件数が増えた理由があれば、そこが原因です。
- URL検査を使う。画面上部の検索窓に、下がったページのURLをそのまま貼り付けます。「URLはGoogleに登録されています」と出れば、そのページ自体は問題ありません。出ない場合は表示される理由を読みます。
- PageSpeed Insightsで表示速度を測る。URLを入れるだけで、スマートフォンとパソコンそれぞれの読み込みの重さが点数で出ます。以前と比べて明らかに遅いなら、直近で追加した画像や機能を疑います。
症状と確認する場所
| 起きていること | 確かめる場所 |
|---|---|
| サイト全体が検索結果から消えた | site:検索/Search Consoleの「ページ」レポート |
| 特定のページだけ出てこない | Search ConsoleのURL検査 |
| ブラウザに警告が出る | URLがhttpsで始まっているか、証明書の有効期限 |
| ページが重い・途中で止まる | PageSpeed Insights |
| リニューアル後に順位が落ちた | 旧URLを開いて、新URLに転送されるか |
このあたりの画面の見方は、Search Consoleで最初に見る3つの画面でも詳しく触れています。設定の変更やサーバーの操作に不安がある場合は、無理に触らず、制作をお願いした会社に「site:検索でページ数が減っている」「URL検査でこう出ている」と具体的に伝えるだけで、話が早く進みます。
原因3:競合サイトの動きと検索結果の見た目の変化
自社のページは何も触っていないのに、順位だけが少しずつ下がっていく。これは珍しいことではありません。検索結果の順位は、自社の点数だけで決まるのではなく、同じキーワードを狙っている他社との相対的な並び順で決まるからです。他社が同じテーマでより詳しいページを新しく公開した、古いページを大幅に書き直した、というだけで、自社の内容が変わっていなくても一段下がります。原因が自分の側にないことも多いので、まずは落ち着いて現状を見比べるところから始めます。

上位ページと自社ページを見比べる観点
対象のキーワードで実際に検索し、上位に出ている3〜5ページを順番に開いて、自社のページと並べて見ます。見るべきは、デザインの良し悪しではなく「書かれている中身の量と具体性」です。
- 扱っている項目の数:上位ページが10項目に答えているのに、自社は3項目で終わっていないか
- 価格や条件の明記:料金、対応エリア、納期、対応できない条件まで書いてあるか
- 写真の有無と中身:実際の現場・商品・スタッフの写真か、どこかで見た素材写真か
- 更新日の表示:上位ページが最近の日付を出していて、自社は数年前のままになっていないか
- 実際の事例:具体的な事例や作業の流れが載っているか
- 答えの位置:知りたいことが前半に書かれているか、下までスクロールしないと出てこないか
見比べると、たいてい「自社にも書けるのに書いていないこと」がいくつか見つかります。新しいページを作るより、既にあるページに足りない項目を書き足すほうが早く、効果も出やすいことが多いです。
順位は変わっていないのに、流入だけが減る場合
もうひとつ、見落とされやすいのが検索結果の「見た目」の変化です。順位そのものは10位のままでも、検索結果の上のほうに広告枠、地図(地図付きの店舗一覧)、AIによる回答、よくある質問の折りたたみなどが増えると、自分のページが画面上でずっと下に押し下げられます。利用者から見れば「スクロールしないと出てこない場所」に移ったのと同じで、クリックされる回数は確実に減ります。
切り分けの基準はSearch Consoleで見る
どちらなのかは、Search Consoleの検索パフォーマンス画面で判断できます。期間を「過去3か月」などにして、クリック数・表示回数・平均掲載順位をすべて表示し、下の「クエリ」タブで対象のキーワードを選びます。
- 掲載順位が明らかに悪化している:競合に抜かれた可能性が高い。上の見比べをして内容を足す
- 掲載順位は横ばいなのにクリック数だけ落ちている:検索結果の見た目が変わった可能性が高い
- 表示回数も一緒に落ちている:そもそも検索されている回数が減っている(季節要因など)
後者の場合、ページを直しても順位は動きません。打てる手は、タイトルと説明文を具体的にしてクリックされやすくする、地図枠に出るようGoogleビジネスプロフィールを整える、別のキーワードでも入口を増やす、といった方向になります。原因が違えば打つ手も違うので、まずこの切り分けだけは済ませておきたいところです。
原因4:検索する人の意図や季節、自社側の変更
検索エンジンにも技術にも問題がないのに順位が動くことがあります。多いのは、検索する人の数や目的そのものが変わったケースと、自分たちがページに手を加えたケースの2つです。どちらも調べ方が決まっているので、順番に見ていきます。
季節やニュースで、検索する人の数が変わっていないか
エアコン工事、引っ越し、決算、求人など、季節で需要が大きく変わる商売では、順位が同じでもアクセスだけ減ることがあります。これは順位の問題ではないので、対策を打つ前に確かめたいところです。
- Googleトレンド(trends.google.co.jp)を開きます。
- 検索窓に、気にしているキーワードをそのまま入れます。
- 地域を「日本」、期間を「過去5年」に変えます。
- 毎年同じ時期に山と谷があれば、季節性による変動の可能性が高いと考えられます。
- 比較欄にもう1つキーワードを入れると、言い回しの人気が入れ替わっていないかも見えます。
業界の話題やニュースで一時的に検索が増え、その反動で落ち着いただけ、ということもあります。アクセスが急に減った時に見る場所とあわせて確認すると判断しやすくなります。
順位が落ちた時期の前後に、自分たちが何をしたか洗い出す
意外と多いのが、良かれと思って加えた変更がきっかけになっているケースです。責められる話ではなく、気づけば戻せます。落ちた週の前後1か月を目安に、次を確認してください。
- ページの文章を短く整理し、説明していた内容ごと消していないか
- 見出しの言葉を変え、もともと書いてあったキーワードが消えていないか
- 似たテーマのページを新しく作り、古いページと内容が重なっていないか(どちらを出すか検索エンジンが迷う状態になります)
- メニューや本文から、そのページへのリンクを外していないか
- 画像をたくさん追加して、ページの表示が重くなっていないか
- URLを変えたまま、古いURLからの転送設定をしていないか
WordPressなら、過去の編集履歴で見比べられる
WordPressには「リビジョン」という、過去の編集内容が自動保存される仕組みがあります。該当ページの編集画面を開き、右側の設定欄にある「リビジョン」をクリックすると、変更前と変更後が左右に並び、消えた文章が色つきで表示されます。元に戻したい場合は、その画面から以前の版を復元できます。
症状から原因を切り分ける一覧
- 複数ページが同じ日に一斉に下がった → 検索エンジン側の仕様変更の可能性/Search Consoleの検索パフォーマンスで日付を確認
- 1ページだけ下がった → そのページの変更内容や内容の重複/編集履歴と公開日
- 順位は同じなのにアクセスだけ減った → 季節変動、検索結果の見た目の変化/Googleトレンドと表示回数の推移
- 検索結果から完全に消えた → 技術的なトラブルや公開設定/Search Consoleの「URL検査」
- じわじわ数か月かけて下がった → 競合の更新、情報の古さ/実際の検索結果で上位ページと見比べる
自分のケースがどこに当てはまるかが分かれば、やみくもに全部直す必要はなくなります。
原因5:手を入れた結果、かえって下がってしまった(やり直せる範囲の見極め)
よかれと思って手を入れたことが、結果として順位を押し下げてしまうことがあります。これは手抜きではなく、むしろ熱心に取り組んだ方ほど起きやすいものです。心当たりがあっても、落ち込む必要はありません。何をいつやったかさえ分かれば、かなりの部分は戻せます。
裏目に出やすい、よくある4つのパターン
- 外部に依頼したリライト:文章は整ったけれど、もともとお客様に伝わっていた具体的な言い回しや、現場の人しか書けない説明が削られてしまった。一般的できれいな文章ほど、他社のページと区別がつかなくなります。
- ページの量産:地域名だけを差し替えた似たページを大量に増やした。中身がほぼ同じページが並ぶと、サイト全体の評価が薄まることがあります。
- リンクの購入や相互リンクの申し合わせ:他のサイトから紹介されること自体は、本来とても良いことです。問題になるのは、お金を払って不自然に集めた紹介や、順位のために機械的に貼り合ったリンク。検索エンジン側はこれを見分けようとしており、評価を下げる要因になり得ます。
- カテゴリ整理によるURLの変更:見やすく分類し直した結果、ページのアドレス(URL)が変わった。古いアドレスから新しいアドレスへの転送設定をしていないと、それまで積み上げた評価が引き継がれません。
手順1:Search Consoleで「手動による対策」を見る
検索エンジン側が問題ありと判断して人の手で措置をしている場合、その通知がここに出ます。Search Consoleの画面を開き、左側のメニューから「セキュリティと手動による対策」→「手動による対策」をクリックしてください。「問題は検出されませんでした」と表示されていれば、少なくとも措置は受けていません。何か表示されていれば、その内容が具体的な原因そのものです。
手順2:やったことと順位の変化を、年表にして並べる
原因を特定する一番確実な方法は、時間軸をそろえることです。紙でも表計算ソフトでも構いません。次の形で書き出してみてください。
| 日付 | やったこと | 順位・表示回数の変化 |
|---|---|---|
| 5月10日 | サービス紹介ページを外部に依頼してリライト | 変化なし |
| 6月2日 | カテゴリを整理しURLを変更 | 6月中旬から表示回数が半減 |
| 7月1日 | 地域別ページを20本追加 | 特に動きなし |
表示回数はSearch Consoleの「検索結果のパフォーマンス」で日付ごとに確認できます。作業の日付と、下がり始めた日付が1〜3週間以内でつながっていれば、その作業が有力な容疑者です。逆に半年離れていれば、ほぼ無関係と考えて次の原因を探せます。
手順3:戻せるものと、戻せないものを分ける
- 戻せるもの:文章のリライト、消したページの復活、購入したリンクの解除依頼。特に文章は、以前の内容が残っていれば元に戻す価値があります。WordPressなら編集画面の「リビジョン」から過去の文章を呼び出せます。
- 戻せないもの:すでに定着したURL変更、長期間経過した大規模な作り変え。これは無理に巻き戻すとかえって混乱します。転送設定だけ確実にして、記録を残し、2〜3か月様子を見るのが現実的です。
そして何より大事なのは、焦って一度に大きく変えないことです。同じ月に5つのことをすると、どれが効いたのか永遠に分かりません。ひとつ手を入れたら数週間見る。この間隔を守るだけで、次からは原因がはっきり見えるようになります。
やり直せる作業の切り分け
戻せるもの
- 文章のリライト
- 消したページの復活
- 購入したリンクの解除依頼
戻せないもの
- すでに定着したURL変更
- 長期間経過した大規模な作り変え
やってはいけない対応と、順位を安定させる考え方
順位が下がったことに気づくと、何か手を打ちたくなります。その気持ちは当然ですが、焦って動いた結果、原因がわからなくなってしまうことがいちばんもったいない。ここでは、状況を悪くしやすい対応を先に挙げておきます。
避けたい5つの対応
- ページを削除する:順位が落ちたページを消すと、わずかでも残っていた入口がゼロになります。しかも消してしまえば、原因を調べ直すこともできません。
- URLを変える:ページの住所を変えると、検索エンジンはそれを別のページとして扱い直します。転送の設定を正しく入れないと、これまでの評価が引き継がれません。変える必要が本当にあるときだけに留めます。
- 短期間に何度も大きく書き換える:週単位で全面的に書き直すと、どの変更がどう効いたのか永久にわかりません。検索エンジンが内容を読み直すのにも時間がかかります。
- 有料で大量のリンクを買う:他のサイトから紹介されること(被リンク)を、お金で不自然に作り出す行為です。検索エンジン側はこれを見つける仕組みを持っており、評価を下げる要因になりえます。短期の効果と引き換えに、長く残る傷を負う可能性があります。
- キーワードを無理に詰め込む:同じ語を不自然に繰り返しても、読む人にとっては読みにくい文章になるだけです。読みにくいページは滞在時間も問い合わせも減ります。
一度に一箇所だけ直す
おすすめしたい進め方は、とても地味です。
- 観察する:どのページが、いつから、どのくらい下がったのかを数字で書き出します。Search Consoleで見る3つの画面があれば十分です。
- 仮説を立てる:「検索結果の上に広告や地図が増えたせいかもしれない」「競合が同じテーマで詳しいページを出したのかもしれない」と、理由を一つに絞ります。
- 一箇所だけ直す:タイトルだけ、冒頭の数行だけ、というように変更を一つに限定します。
- 2〜4週間見る:検索エンジンが変更を読み直して結果に反映するまでには時間がかかります。数日で判断せず、腰を据えて待ちます。
変更を一つに絞るのは、効いたかどうかを判断できる状態を保つためです。まとめて10箇所直すと、仮に順位が戻っても何が効いたのかわからず、次に応用できません。
順位ではなく、問い合わせの数で見る
前提として、検索順位は検索エンジン側の都合で動くもので、誰にもコントロールできません。同じ日でも、見る人や端末によって並び順は違います。順位の上下を毎日追いかけると、心が消耗するわりに得るものが少ないのが実情です。
そこで、見る数字を一段ずらすことをおすすめします。月あたりの問い合わせ件数、そこに至った表示回数とクリック数。この3つが前の月と比べてどうかを見れば、商売としての手応えはつかめます。順位が3位から5位に下がっても問い合わせが減っていなければ、慌てて動く理由はありません。
避けたい5つの対応
- ページの削除残っていた入口がゼロになってしまう
- URLの変更これまでの評価が引き継がれなくなる
- 短期間での書き換えどの変更が効いたのか分からなくなる
- 有料リンクの購入検索エンジンの評価を下げる要因になる
- 過剰な語句詰め込み読みにくくなり滞在や問い合わせが減る
まとめ:順位の動きは、確かめる順番さえ決まっていれば怖くない
検索順位が下がったと気づいたとき、いちばん消耗するのは「何が起きているのかわからない」という状態です。原因の見当がつかないまま、ページを書き換えたり、急いで業者に連絡したりすると、かえって何が効いたのか分からなくなってしまいます。逆に、確かめる順番さえ決まっていれば、落ち着いて事実から積み上げていけます。
確かめる順番の再掲
- 本当に下がっているのかを確かめる。自分のパソコンで見た検索結果は、過去の閲覧履歴や今いる場所の影響を受けます。シークレットウィンドウや、Search Console(グーグルが無料で提供している、自社サイトの検索状況を見る画面)の「検索パフォーマンス」で、平均掲載順位と表示回数の推移を確認します。
- 検索エンジン側の仕様変更かどうか。下がり始めた日付を特定し、同じ時期に大きな変更が告知されていないかを調べます。サイト全体が同じ日から一斉に動いていれば、こちらの可能性が高くなります。
- 技術的なトラブルがないか。ページが表示されるか、スマートフォンで崩れていないか、検索に載っている状態(インデックス)が外れていないか。Search Consoleの「ページ」や「URL検査」で確認できます。
- 競合の動きと検索結果の見た目の変化。順位の数字は同じでも、上に地図や画像の枠が増えれば、実際のクリックは減ります。表示回数とクリック数を分けて見ます。
- 需要の波と、自社側の変更。季節商材なら毎年同じ時期に下がります。サイトの文言やページ構成を変えた覚えがないか、履歴をたどります。
戻るかどうかは約束できない。でも次の一手は決められる
正直に申し上げると、この手順をたどっても順位が元に戻る保証はありません。検索結果の並び方を決めているのは検索エンジン側で、こちらが操作できるものではないからです。ただ、「仕様変更の影響で全体が動いた」のか「1ページだけ検索に載らなくなっていた」のかが分かれば、やるべきことはまったく違います。直せるものは直す、様子を見るものは見る。その判断ができるだけで、無駄な作業と不安はかなり減ります。順位だけでなく、問い合わせが来ているかどうかまで合わせて見ておくと、優先順位をつけやすくなります。
自分で見ても絞り込めないときは
画面を開いてはみたものの、どの数字を見ればいいのか判断がつかない。そもそも順位よりも問い合わせが増えない理由を知りたい。そうした段階で止まってしまうのは、無理もないことです。シロツメWebでは、無料のSEO診断として、実際にサイトを拝見して気になった点をお伝えしています。私たちはもともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売が本業で、その集客を自分たちで記事を書いて進めてきました。代行だけをしてきた会社ではないぶん、現実的にどこから手をつけるかという話がしやすいと思います。
ホームページの無料SEO診断は、お問い合わせフォームよりお気軽にお声がけください。
いまの状態を、数字でお出しします
サイトのURLをひとつ教えていただくだけで結構です。どこに直せるところがあるかを調べて、優先順位をつけた診断書をお送りします。費用はかかりません。ご覧いただくだけで終わっていただいても構いません。
シロツメWeb(SHIROTSUME GRASS株式会社)/検索順位を保証するものではありません。
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