業種べつ

フランチャイズ加盟店が本部サイトとは別に自店サイトを持つときの考え方

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月7日公開

フランチャイズに加盟していると、本部が立派なホームページを用意してくれていて、その中に自店のページも1枚ある——という形が多いと思います。それ自体はありがたいことなのですが、そのページは全国共通のつくりで、載せられる情報も決まっています。地域のお客様が知りたいこと、あなたのお店だからこそ伝えられることが、そこには入りきらない。これはよくあることで、無理もない話です。

この記事では、加盟店として本部サイトとは別に自店のホームページを持つとき、何を確認して、何を書けば地域のお客様からの問い合わせにつながるのかを、順を追って整理します。本部の規約で気をつける点、本部ページと内容が似てしまうことへの対処、地域のお客様が実際に使う言葉の調べ方まで、ご自身で無料でできるところは全部書きます。順位や成果を約束するものではありませんが、判断の材料にはなるはずです。

まず結論:自店サイトを持つ価値は「本部ページには書けないこと」にある

フランチャイズに加盟していると、本部のサイトの中に自分のお店のページが用意されていることがほとんどです。住所、電話番号、営業時間、地図。それだけでも一定の役割は果たしています。だからこそ「別にサイトを持つ意味があるのか」と迷うのは、ごく自然なことです。

先に結論をお伝えします。自店サイトを持つ価値があるのは、本部の店舗ページには載せられない情報が、あなたのお店にたくさんある場合です。逆に、本部ページで十分に伝わっていることを、言い回しを変えてなぞるだけのサイトであれば、手間のわりに効果は見込みにくくなります。

本部の店舗ページには、構造上の制約がある

本部サイト内の店舗ページは、全国の加盟店で同じ型(テンプレート)を使って作られています。これは本部の都合というより、何十店舗・何百店舗を一括で管理するための当然の仕組みです。その結果、次のような制約が生まれます。

  • 載せられる項目が決まっていて、自由に文章を足せない
  • 更新するには本部へ申請が必要で、反映まで時間がかかる
  • 写真の枚数や差し替えのタイミングに上限がある
  • 問い合わせ先が本部の共通フォームやコールセンターになっている
  • 地域の事情(道が狭い、駐車場が裏手にある等)を書く欄がない

「本部が書けないこと」の具体例

自店サイトで書けるのは、まさにこの空白部分です。たとえば次のような内容は、本部ページにはまず入りません。

  • 地域名と、その土地ならではの言い回し(「○○駅東口から徒歩5分」「△△小学校の向かい」など)
  • 駐車場とアクセスの実情。何台停められるか、満車時はどこへ回せばいいか、曲がる目印は何か
  • スタッフの顔と経歴。誰が対応してくれるのかが分かると、初めての方の不安が減ります
  • 対応できる範囲(エリア)。訪問や配達がある商売なら、どの町まで伺えるかは最重要の情報です
  • 料金の補足。本部の共通価格に加えて、出張費の有無や追加になりやすいケースなど
  • 営業時間の例外。年末年始、イベント時の変則営業、予約が必要な時間帯
  • 地域のお客様特有のご相談。寄せられる質問が地域で偏ることは珍しくありません

自店サイトを持つべきかの判断軸

迷ったら、次の3つで考えると整理しやすくなります。

  1. 本部の店舗ページを、自分の判断で更新できるか。できないなら、お知らせひとつ出すのにも時間がかかります。自分の手元に更新できる場所があることの価値は大きくなります。
  2. 地域名をつけて探される商売か。「○○市 + サービス名」で探されるタイプなら、その地域名を自由に書ける場所が効いてきます。一方、ブランド名だけで指名されて来店が決まる業態なら、優先度は下がります。
  3. 問い合わせ先が本部経由か、自店直通か。本部のコールセンターを通る仕組みだと、せっかくの相談が自店に届くまでに離脱することがあります。自店に直接つながる入口を持てるかどうかは、判断を分ける点です。

3つのうち2つ以上が当てはまるなら、自店サイトを作る意味は十分にあります。ただし、作れば必ず問い合わせが増える、検索で上位に出る、とお約束できるものではありません。あくまで「本部ページでは届けられなかった情報を、探している人に届けられる場所が増える」という位置づけで考えてください。

なお、対応できる範囲の書き方そのものが問い合わせを左右する商売も多く、その具体策は対応エリアページの作り方でも詳しく触れています。

本部ページと自店サイトの違い

本部の店舗ページ

  • 全国共通の型で項目の追加に制約がある
  • 更新には本部への申請が必要で時間がかかる
  • 問い合わせ先が本部の共通窓口になる

自店サイト

  • 地域の道順や駐車場の実情を自由に書ける
  • 自店の判断で手元ですぐに更新できる
  • 自店に直接つながる窓口を設置できる

着手前に必ず確認する、本部との取り決め

自店サイトは、作ってから「それは契約上できません」と言われるのが一番つらいパターンです。制作費も時間もかかっているのに、公開を止めたり作り直したりすることになります。先に本部へ確認しておけば、ほとんどは避けられます。順番としては、企画を考えるより前、業者に声をかけるより前にここを済ませてください。

着手前に必ず確認する、本部との取り決め

確認すべき7つの項目

確認項目 確認する内容 どこを見るか
1. 自店サイトの開設可否 加盟店が独自にサイトを持ってよいか。許可制か届出制か。 加盟契約書の「広告宣伝」「販売促進」条項、運営マニュアル
2. ブランド名・ロゴ・商標 店名表記の正しい書き方、ロゴの色やサイズ、「◯◯店」の名乗り方 ブランドガイドライン、VI規定
3. 写真素材の二次利用 本部が撮影した商品写真・イメージ写真を自店サイトに使ってよいか 素材提供の規約。不可なら自店で撮影する前提に
4. 価格表示のルール 価格を自店サイトに載せてよいか。税込表記、「店舗により異なります」の注記の要否 運営マニュアルの価格表示欄
5. 広告表現の事前承認 原稿を公開前に本部へ出す必要があるか。承認にかかる日数 販促物の承認フロー
6. ドメイン名(サイトの住所) ブランド名や屋号をドメインに入れてよいか。入れられない場合の代替案 商標の使用許諾範囲
7. 本部サイトからの紹介 本部の店舗一覧ページから自店サイトへリンク(他のサイトから紹介されること)を張ってもらえるか 店舗情報の掲載ルール

確認の進め方

このやり取りは、必ず文面で残してください。担当のスーパーバイザーに電話で聞いて「大丈夫ですよ」と言われても、それは記録になりません。担当者が替わったときに前提が崩れます。

  1. まず自分で加盟契約書と運営マニュアルの該当箇所を読み、「できる・できない・書いていない」に仕分ける
  2. 「書いていない」項目だけをメールにまとめ、上の7項目の形式で箇条書きにして送る
  3. 件名に「自店ホームページ開設についての確認」と入れ、回答期限の目安(例:今月末まで)を添える
  4. 回答が返ってきたら、そのメールをPDFにして保存。制作を頼む業者にも共有する
  5. ドメイン名とサイトのタイトル表記は、公開前にもう一度だけ本部に見てもらう

独断で始めないほうがいい理由

加盟店が自分のお客様のために情報を出すこと自体は、本部にとっても悪い話ではありません。地域のお客様が増えれば本部の売上にもつながるからです。実際、相談してみると「ガイドラインの範囲でなら歓迎」という回答が返ってくることも少なくありません。先に相談したほうが、むしろ素材の提供や店舗一覧からの紹介といった協力を引き出せます。

逆に、黙って公開してから発覚すると、内容の良し悪しに関係なく「手続きの問題」として扱われてしまいます。せっかく良いページを作っても、そこで止まるのはもったいない話です。メール1通、長くても10分で書ける確認作業なので、ここは先に済ませてしまいましょう。

本部への確認の進め方

  1. 規約類の確認契約書とマニュアルを読み、可否や未記載の項目を仕分ける
  2. メールで質問未記載の項目を箇条書きにし、回答期限の目安を添えて送る
  3. 回答の保存と共有返信メールをPDFで保存し、サイト制作を依頼する業者に共有
  4. 公開前の再確認ドメイン名とサイトのタイトル表記を、公開前にもう一度見せる

地域のお客様は、どんな言葉で探しているのか

自店サイトを作るとき、最初にやることはデザインを決めることでも文章を書くことでもありません。お店の周りにいる方が、どんな言葉で検索しているかを知ることです。ここがずれていると、どれだけ丁寧に書いても、その文章にたどり着く人がいない、という状態になってしまいます。もったいない話です。幸い、調べる作業はすべて無料でできます。

無料でできる、探され方の調べ方4つ

  1. 検索窓に入れて、下に出てくる候補をメモする。Google の検索窓に「ブランド名 地域名」「サービス名 地域名」と打ち込むと、文字を打っている途中で候補が下にずらっと出てきます(サジェストと呼ばれるもので、実際によく検索されている言葉が元になっています)。「○○ 市名 予約」「○○ 駅名 営業時間」など、出てきたものをそのままメモ帳に書き出します。
  2. 検索結果の一番下まで見る。検索結果のページを下までスクロールすると「関連する検索キーワード」という欄があります。ここも同じく、実際に検索されている組み合わせが並びます。1と合わせて30個ほど集まれば十分です。
  3. Googleビジネスプロフィールの管理画面を見る。地図に載っているお店の情報を管理する無料のしくみです。管理画面のメニューから「パフォーマンス」を開くと、お客様がどんな言葉で検索してお店を見つけたかが一覧で出てきます。これは推測ではなく、自店に実際に届いた言葉です。まだ中身を整えていない場合は、Googleビジネスプロフィールの点検手順も合わせて確認しておくと取りこぼしが減ります。
  4. 電話や来店で聞かれた質問を、言い換えずにメモする。「○○って扱ってますか」「駐車場ありますか」「当日でも大丈夫ですか」。お客様が使った言葉そのままが、検索される言葉とほぼ同じです。レジ横にメモを置いて1か月続けるだけで、かなりの数が集まります。

集めた言葉を、3つのパターンに分ける

書き出した言葉は、お客様の状態によって3つに分かれます。どれを狙うかで、作るページの中身が変わります。

探され方 検索の例 お客様の状態 強いのは
ブランド名で探す 「ブランド名」「ブランド名 地域名」 すでにそのお店を知っていて、場所や営業時間を確認したい 本部サイト
地域+業種で探す 「地域名 業種」「駅名 業種 日曜」 どの店にするか選んでいる途中 加盟店サイト
悩み・用途で探す 「○○が壊れた どうする」「○○ 比べ方」 業種すら決まっていない、調べ始めたところ 加盟店サイト

加盟店が勝負するのは2つ目と3つ目

1つ目のブランド名の検索は、本部サイトが上に出るのが自然ですし、それで困ることもありません。その方はもう来てくれる前提の方だからです。加盟店サイトが力を発揮するのは、2つ目と3つ目です。

「地域名+業種」で探している方は、まだどの店に行くか決めていません。ここで、駐車場の台数、最寄り駅からの道順、混みやすい時間帯、スタッフの顔といった、その場所に行ったことがある人にしか書けない情報があると、選ばれる理由になります。本部サイトにはこの粒度の情報は載りません。

3つ目の悩み・用途で探している方は、すぐには来店しませんが、数が多く、競合も少なめです。お客様によく聞かれる質問にひとつずつ答えるページを作っていくのが、いちばん手堅い進め方です。なお、検索順位は多くの要因で決まるため、こう書けば必ず上がるというものではありません。あくまで、お客様の言葉に合わせた入口を増やしていく作業だとお考えください。

本部サイトと内容がかぶらないようにするには

加盟店サイトを作るときに一番よく聞かれるのが、「本部のページと同じ文章を載せたら、検索で不利になるのでは」という心配です。ここは仕組みを知ってしまえば、それほど怖い話ではありません。

本部サイトと内容がかぶらないようにするには

検索エンジンは「どちらか一方」を代表として選ぶ

まったく同じ文章が複数の場所にあると、検索エンジンは同じものを何度も並べても親切ではないと考えて、そのうちの一つを代表として検索結果に出そうとします。罰を与えているのではなく、重なりを整理しているだけです。ただし、どちらが選ばれるかはこちらで決められません。一般に、先に公開され、他から多く紹介されている本部ページのほうが代表に選ばれやすく、自店ページは表に出てこない、ということが起こり得ます。「ペナルティを受ける」のではなく「せっかく書いたのに表示されない」のが実際の困りごとだと考えてください。

実務でやること、4つ

  1. 本部から渡されたサービス説明文を、そのまま貼らない。内容は同じでも、自店の言葉で書き直します。「どんな人がよく使っているか」「このお店ではどんな流れで進むか」を一段だけ足すと、それだけで別の文章になります。
  2. 商品そのものの説明は本部ページに任せ、リンクを張る。自店サイトでは「この地域でどう使われているか」を書きます。近隣の施設名や通りの名前、季節の事情、地元のお客様から実際によく出る質問。これは本部には書けない内容で、重なりようがありません。
  3. どうしても同じ文章を載せる必要があるときは、本部ページを「正」とする指定を入れてもらう。これはcanonical(カノニカル)と呼ばれる指定で、「この内容の本家はこちらのページです」と検索エンジンに伝える一行です。ページの見た目は変わりません。制作会社や本部の担当者に「本部ページをcanonicalに指定してほしい」と伝えれば通じます。
  4. 本部とは別のアドレス(ドメイン)を使い、問い合わせ先を自店直通にする。電話番号もフォームの送信先も自店にしておくこと。ここが本部共通だと、せっかく自店ページから来た相談が本部に流れてしまいます。

これはやめておく

  • 本部ページの丸写し。労力のわりに検索に出ず、本部との取り決めに触れる可能性もあります。
  • 複数の加盟店で同じ原稿を使い回す。地域名だけ差し替えた文章が何十ページも並ぶと、どれも代表に選ばれにくくなります。地域名以外の中身を変えるのが前提です。
  • 自店サイトの中で同じ内容のページを増やすこと。本部との重なりだけでなく、自分のサイト内での重なりも同じことが起きます。気になる方は同じ内容のページが2つないかを確かめる方法で、無料で点検できます。

結局のところ、重なりを避ける一番確実な方法は、本部が書かない「この場所の話」を書くことです。設備、スタッフ、駐車場、近隣からの行き方、実際に受けた相談。それは本部にも他の加盟店にも書けません。

問い合わせにつながるページの中身:加盟店サイトの基本セット

自店サイトは、ページ数を増やすことより「来た人が迷わず連絡できる」ことが先です。まずは下の基本セットをそろえると、本部サイトでは伝わらない自店の情報がひと通り埋まります。

ページ 書く内容の目安
トップ どの地域の、どんな方に、何を提供しているか。店名・エリア名・電話番号・営業時間を画面の上のほうに
サービス・メニュー 自店で実際に提供できるものだけ。本部の全国メニューのうち、取り扱いのないものは載せない
料金の目安 本部の決まりの範囲で。価格が本部管理なら「標準料金はこちら(本部ページ)」と案内し、自店で決められる出張費・オプションだけ明記
アクセス 駐車場の台数、最寄り駅・バス停からの徒歩分数、目印になる建物、入口の写真
スタッフ紹介 顔写真と名前、担当、ひとこと。誰が対応するか分かると連絡のハードルが下がる
よくある質問 電話で実際によく聞かれることをそのまま。予約の要否、支払い方法、キャンセル、所要時間など
お問い合わせ 電話・フォーム・受付時間。どこにつながるかを明記

地域ページは「そのエリアならではの事情」を書く

対応エリアが複数あるなら、エリアごとのページは有効です。ただし地名だけ差し替えたページを並べるのは逆効果で、中身が同じページが増えると検索側からも評価されにくくなります。各ページには、そのエリアでしか書けないことを入れてください。

  • そのエリアへの出張費・所要時間・対応できる曜日
  • 地域特有の事情(マンションが多い/古い戸建てが多い/坂が多く駐車に制約がある など)
  • そのエリアでの対応例(個人が特定されない形で、作業内容と流れだけ)
  • 目印になる施設からの道順や、対応範囲に入る町名の一覧

書けるネタがないエリアは、無理に単独ページにせず「対応エリア一覧」の中にまとめておくほうが安全です。対応エリアの書き方は、訪問型の商売なら特に問い合わせ数に響きます。

問い合わせ導線は、細かいところで差がつく

  1. 電話番号はタップで発信できる形にする。スマホで番号を押すとそのまま発信できる設定(電話リンク)にしておく。画像で番号を貼ると押せません。
  2. 営業時間外でも送れるフォームを置く。夜に探している人が翌朝まで待てずに他店へ行くのを防げます。「◯時間以内にご返信します」と返信の目安も添える。
  3. フォームの入力欄を減らす。名前・連絡先・相談内容の3つで十分なことが多く、住所や年齢まで必須にすると途中でやめられます。
  4. どこにつながるかを明記する。本部のコールセンター経由なのか、自店に直接つながるのか。「この番号は当店に直接つながります」の一文があるだけで、地元の人は安心します。
  5. 全ページの下に連絡先を置く。どのページから読み始めても、最後に連絡先が目に入る状態にしておく。

Googleビジネスプロフィールとセットで整える

地図や検索結果の横に出る店舗情報(Googleビジネスプロフィール)は無料で登録でき、「地域名+サービス名」で探す人が最初に見る場所です。ここの営業時間・電話番号・写真を自店サイトと食い違いなくそろえ、サイトのURLは本部トップではなく自店ページを指定します。地図の情報で見つけ、サイトで内容を確かめて連絡する——この流れを両方そろえて初めて作れます。登録内容の点検手順も無料でできるので、サイト公開と同じタイミングで見直しておくと効率的です。

公開したあとに見る数字と、続けるための運用

自店サイトは、公開した日が出発点です。とはいえ毎日画面とにらめっこする必要はありません。見る場所を2つに絞って、月に一度ゆっくり眺めるくらいがちょうどよい付き合い方です。

まず入れておく無料の道具は2つだけ

ひとつはGoogleサーチコンソール(自店のページが検索結果にどれだけ出て、どんな言葉で見られているかが分かる無料ツール)。もうひとつはGoogleアナリティクス(サイトに来た人の数やよく見られたページが分かる無料ツール)です。アナリティクスは「入れておくだけ」で構いません。データは後からさかのぼって見られないので、早めに入れておくほど後が楽になります。

サーチコンソールの登録手順

  1. Googleアカウントでサーチコンソールにログインし、「プロパティを追加」を選びます。
  2. 「ドメイン」と「URLプレフィックス」のどちらかを選ぶ画面が出ます。迷う場合は、自店サイトのトップページのURLをそのまま貼れる「URLプレフィックス」のほうが簡単です(Search Consoleの登録手順とドメイン・URLプレフィックスの違いで詳しく整理しています)。
  3. 「所有権の確認」を求められます。サイト制作を頼んだ会社がいれば、表示されたHTMLタグや確認用ファイルを渡して入れてもらうのが確実です。WordPressなら設定用のプラグインから貼り付けられます。
  4. 確認が通ったら、左メニューの「サイトマップ」にサイトの地図のURL(多くは末尾が sitemap.xml)を送っておきます。ページの存在を知らせる作業です。
  5. データがたまるまで数日かかります。翌日に何も出ていなくても、故障ではありません。

月に一度、この4つだけ見る

左メニューの「検索パフォーマンス」を開き、期間を「過去3か月」にします。見るのは次の4つです。

  • 表示された回数…検索結果に自店のページが出た回数。ここが増えていれば、見つけられる機会は増えています。
  • クリックされた回数…実際に開かれた回数。表示は多いのにクリックが少なければ、検索結果に出る見出し文が中身と合っていない可能性があります。
  • どの言葉で出ているか…画面下の「クエリ」タブ。地域名つきの言葉や、思いもよらない相談ごとの言葉が並びます。ここは記事ネタの宝庫です。
  • どのページが見られているか…「ページ」タブ。伸びているページの書き方を、他のページにも真似して広げていきます。

更新のネタは、日々の仕事の中にある

新しく何かをひねり出す必要はありません。

  • お客様から実際に受けた質問を、そのまま1本の記事にする(「〇〇は当日でもお願いできますか」など、聞かれた言葉のまま見出しにする)
  • 季節ごとの案内(繁忙期の予約状況、暑い時期・寒い時期に多いご相談)
  • 新しいメニューや取り扱いが増えたときのお知らせ
  • 地域のお祭りや連休に合わせた営業時間のご案内

本部から配られる全国共通の情報ではなく、この店で起きたことを書く。それが自店サイトの持ち味になります。

月1本で十分、ただし続ける前提で

更新は月1本で構いません。週3本を2か月でやめるより、月1本を2年続けたほうが、サイトとしては確実に厚みが出ます。無理のない頻度を先に決めてしまうのがコツです。

そして率直にお伝えすると、検索から人が来るようになるまでには時間がかかります。数か月単位で見ていただくものですし、順位は検索エンジン側が決めることなので、どなたにも約束はできません。それでも、お客様が実際に使った言葉に、自店の言葉で答えたページは残り続けます。数字は毎月の答え合わせとして、気楽に眺めてください。

まとめ

フランチャイズ加盟店が、本部のサイトとは別に自店のサイトを持つとき。最後に、ここまでの要点を短く振り返ります。

この記事の要点

  • 最優先は本部との取り決めの確認。加盟契約書やブランド使用のルールに、独自サイトの可否、ロゴや写真の使い方、店名の表記、価格やキャンペーンの掲載範囲が書かれていることがあります。公開してから指摘を受けると作り直しになり、時間も費用ももったいないので、着手前に書面で確認を取っておくのが安全です。
  • 価値は「本部ページには書けないこと」にある。本部サイトは全国共通の情報が中心です。自店サイトでは、スタッフの顔、店内の写真、駐車場の停めやすさ、最寄り駅からの道順、その地域ならではのよくある相談など、その店にしか書けないことを書きます。
  • 地域のお客様は「地域名」と「困りごとの言葉」で探している。サービス名そのものより、「○○市 ○○ 料金」「○○駅 近く ○○」「○○ どうすればいい」といった、生活の言葉で検索されます。ページの見出しに、その言葉をそのまま使うことが入口になります。
  • 本部サイトの文章の丸写しは避ける。同じ文章があちこちにあると、検索エンジンがどちらを見せればよいか判断しにくくなります。本部の説明は要点だけ短く引いて、自店の事情を足して書き直します。
  • 公開後は無料のツールで様子を見る。Search Console(グーグルが無料で出している、検索での見え方を確認する道具)とアクセス解析で、どんな言葉で来ているか、どのページが読まれているかを月に一度確かめ、反応のあった言葉に合わせてページを足していきます。

まずはご自身で試してみてください

ここに書いたことは、どれも費用をかけずに始められます。本部への確認、地域名を入れた見出しの書き直し、店内写真の追加、月に一度の数字の確認。この四つだけでも、サイトの性格はずいぶん変わります。検索の結果はすぐには動きませんので、数か月単位で続けるつもりで取りかかるのが現実的です。

シロツメWebを運営しているSHIROTSUME GRASS株式会社は、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売を本業としています。その集客を自分たちでSEO記事を書いて行い、結果が出たので、同じやり方を他社にも提供しています。だからこそ、ノウハウを隠さずに書いています。

そのうえで、本部のルールとの線引きや、どのページから手をつけるべきかで判断に迷うときは、無料のホームページ診断をご利用ください。サイトのURLとメールアドレスだけでお申し込みいただけます。拝見したうえで、気になった点と、先に直すとよさそうな順番をお伝えします。診断は現状をお伝えするためのもので、検索順位や問い合わせ件数をお約束するものではありません。ご自身で試してみて、それでも迷うときの相談先として、気軽に使っていただければと思います。

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