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301リダイレクトとは?URL変更時に引っ越し先を伝える仕組みを解説

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月7日公開

ホームページのURLを変えることになった。サイトをリニューアルする、独自のアドレスに変える、ページを整理してまとめる——きっかけはさまざまですが、そのときに必ず出てくるのが「301リダイレクト」という言葉です。制作会社とのやりとりで出てきて、なんとなくうなずいたままになっている方も多いと思います。聞き慣れない言葉ですし、無理もありません。

結論から先にお伝えします。301リダイレクトとは、古いURLに来た人を、新しいURLへ自動で送り届ける「転送届」のような仕組みです。郵便局に引っ越し先を届け出ておくと、古い住所に届いた郵便が新居に転送されますが、あれとほとんど同じことをホームページで行います。この一手間があるかないかで、これまで積み上げてきた検索からの訪問が引き継がれるか、途中で切れてしまうかが分かれます。この記事では、仕組みのしくみと、ご自身のサイトで今どうなっているかの確かめ方を、専門用語をできるだけ使わずにご説明します。

301リダイレクトとは、ホームページの「転送届」のこと

301リダイレクトとは、古いURLに来た人と検索エンジンを、新しいURLへ自動で送り届ける仕組みのことです。郵便局に出す「転送届」とほとんど同じものだと思っていただいて差し支えありません。

引っ越しをしたとき、郵便局に転送届を出しておけば、古い住所宛に届いた手紙が新しい住所へ回されます。出していなければ「宛先不明」で差出人に戻ってしまう。ホームページも同じで、URL(ページの住所)を変えたときに転送の設定をしておけば、古いURLをクリックした人は自動的に新しいページへたどり着きます。設定していなければ「ページが見つかりません」という画面が出て、そこで終わりです。

「301」という数字の意味

301というのは、ホームページを配信しているサーバーが返す番号のひとつで、「このページは恒久的に(これからずっと)別の場所へ移りました」という意味を持っています。似たものに302という番号があり、こちらは「一時的に別の場所を見てください」という意味です。

  • 301:引っ越しは永久。古い住所はもう使わない
  • 302:工事中なので一時的に別の場所へ。いずれ元に戻る

サイトのリニューアルやURLの整理のように、二度と元のURLに戻さないのであれば301を使います。期間限定のキャンペーンページへ一時的に飛ばすような場面だけが302の出番です。迷ったら、「元に戻す予定があるか」で判断すると分かりやすいと思います。

見ている人からは、何が起きたか分からないほど自然

301リダイレクトが正しく設定されていると、古いURLをクリックした人の画面では、ほんの一瞬で新しいページが開きます。「移転しました、こちらをクリックしてください」といった案内ページを挟む必要もありません。お客様からすれば、URLが変わったことに気づかないまま、普通に目的のページを読んでいる状態になります。

これは、名刺やチラシ、他社のサイトからの紹介リンク、過去に送ったメールなど、紙やデータの中に残った古いURLがそのまま生き続けるということでもあります。印刷物を刷り直せない以上、ここは転送に頼るしかない部分です。

検索エンジンから見ると「正式な引っ越しの申告」になる

もうひとつ大事なのが、検索エンジン側への伝わり方です。301は、Googleなどの検索エンジンに対して「このページは完全にこちらへ移りました」と申告する役割を持ちます。その結果、古いURLがこれまで積み上げてきた評価――たとえば他のサイトから紹介されていることや、検索結果に載っていた実績などを、新しいURLへ引き継ぐことが期待できます。

ただし、ここは正直に書きます。301を設定したからといって、引っ越し前とまったく同じ順位が維持されると約束されているわけではありません。引き継ぎの処理には時間がかかりますし、ページの中身そのものが大きく変われば評価も変わります。301は「引き継ぎを期待できる、いちばん正しいやり方」であって、保証書ではない。そう受け止めていただくのが実際に近いです。

逆に言えば、設定しなかった場合は引き継ぎの可能性そのものがなくなります。これまで時間をかけて育ててきたページが、URLを変えた瞬間にゼロからやり直しになってしまう。これは本当にもったいないことなので、URLを変える予定があるなら、転送の話だけは先に押さえておいていただきたいところです。

設定しないと何が起きるのか——「もったいない」が起きる3つの場面

URLを変えること自体は、まったく悪いことではありません。サイトを作り直したり、ページを整理したり、常時暗号化(httpsへの切り替え)をしたり。どれも前に進むための判断です。ただ、転送の設定だけが抜けてしまうと、せっかくの作り直しが「これまで積み上げたものを置いてきてしまう」形になります。ここは気づきにくいところなので、抜けていても無理はありません。どんな場面で「もったいない」が起きるのか、具体的に見ていきます。

設定しないと何が起きるのか——「もったいない」が起きる3つの場面

1. 古いURLを見た人が、行き止まりに当たる

一度外に出たURLは、こちらの都合では消えません。名刺の裏、チラシ、封筒、請求書のフッター、以前に送ったメールの署名、取引先の会社案内、業界団体のリンク集。そのすべてに古いURLが載ったまま、何年も生き続けます。

転送が設定されていないと、そのURLを開いた人には「ページが見つかりません」という画面が出ます。多くの方は、そこで会社名を検索し直したりはせず、そのまま閉じます。わざわざホームページを見に来てくれた、いちばん関心の高い人を取りこぼす形になるのが、いちばんもったいない点です。

2. 検索結果に残っている古いURLが、しばらくクリックされ続ける

検索結果の内容は、すぐには入れ替わりません。新しいURLが検索に載っている状態になるまでにも時間がかかりますし、その間、古いURLは検索結果に表示されたままになります。数週間から数か月単位で参照され続けると考えておくのが現実的です。

つまり転送がないと、「検索して、見つけて、クリックしたのに行き止まり」という体験が、しばらくの間くり返されることになります。クリックしてくれた人の数だけ、機会を逃している状態です。

3. 他のサイトからの紹介が、新しいページに引き継がれない

他社サイトやSNS、ブログなどから自社のページが紹介されていること(いわゆる被リンク)は、検索で評価される材料のひとつです。転送を設定しておくと、その紹介は新しいURLのほうに引き継がれていきます。設定がないと、紹介のリンク先は行き止まりのまま。先方に連絡してURLを直してもらうのは、相手の手間も時間もかかります。

設定した場合と、しなかった場合の違い

観点 転送を設定した場合 設定しなかった場合
訪問した人 古いURLからでも、自動的に新しいページが開く 「ページが見つかりません」の画面に当たり、多くはそのまま離脱
検索 新しいURLに置き換わっていく 古いURLが残り、クリックしても行き止まりになる期間が続く
紹介リンク 他サイトからの紹介が新しいページへつながる リンク先が切れ、積み上げた分が活きにくい
問い合わせ 入口が保たれ、落ち込みを抑えやすい 入口が減り、問い合わせの機会を逃しやすい

なお、これはあくまで一般的な傾向です。サイトの規模や業種、もともとの訪問者の入り方によって影響の大きさは変わりますし、転送を設定したからといって特定の順位や問い合わせ数をお約束できるものではありません。ただ「設定しておけば防げたのに」という種類の損失であることは確かです。

チェックポイント

  • 名刺・チラシ・封筒など、紙に印刷したURLが残っていないか
  • 取引先や団体のサイトからリンクしてもらっていないか
  • SNSのプロフィール欄や過去の投稿に、古いURLを載せていないか
  • メール署名・見積書・請求書の雛形に古いURLが入っていないか

ひとつでも当てはまるなら、転送の設定は後回しにしないほうが安全です。次の章では、その準備として最初に作っておきたい「新旧対応表」の作り方を説明します。

転送設定の有無による違い

設定した場合

  • 自動的に新しいページが開く
  • 検索結果が新URLへ置き換わっていく
  • 他サイトからの紹介が引き継がれる

設定しない場合

  • ページが見つからず離脱されやすい
  • 古いURLで行き止まりの期間が続く
  • 紹介リンクが切れ評価が活きにくい

URLを変える予定があるなら、まず作るべき「新旧対応表」

301リダイレクト(引っ越し先を伝える設定)で一番大事なのは、設定そのものではありません。「どのページを、どこに送るか」を決めた一覧表です。この表さえできていれば、あとは制作会社やサーバー会社に渡すだけで作業は終わります。逆に、この表がないまま引っ越すと、何がどこへ行ったのか誰にも分からなくなり、後から直すのがとても大変になります。

手順1:今あるページのURLを全部書き出す

まずは現状の棚卸しです。次のどれかの方法で、今公開されているページの住所(URL)を集めます。一つの方法だけだと漏れるので、二つ以上を突き合わせると安心です。

  1. サイトマップを見る:多くのサイトには「sitemap.xml」という、ページの目次にあたるファイルがあります。ご自身のドメインの後ろに /sitemap.xml と付けてブラウザで開くと一覧が出ることがあります。詳しくはサイトマップの役割の記事もご覧ください。
  2. Search Consoleの「ページ」を見る:Google Search Consoleの左メニュー「ページ」を開くと、検索に載っているページと載っていないページの一覧が確認できます。
  3. 検索窓で site: を使う:Googleの検索窓に site:自社のドメイン(例:site:example.co.jp)と入れて検索すると、Googleが把握しているページがずらりと並びます。数が多いときはページ送りで最後まで見ます。
  4. 制作会社に一覧をもらう:一番確実です。「現行サイトの全URL一覧をください」とお願いすれば、たいていすぐ出してもらえます。

手順2:3列のシートを作る

ExcelでもGoogleスプレッドシートでも構いません。列は「旧URL」「新URL」「備考」の3つだけで十分です。凝った表は不要で、この3列を埋めることだけに集中します。

手順3〜5:行き先を決めていく

  • 新URLが未定のページは、内容が一番近いページを行き先にします。完全に同じでなくても、読んだ人が「探していたのはこれだ」と思える近さなら十分です。
  • どうしても行き先がないページは、トップページではなく、関連の強い一覧ページ(サービス一覧、お知らせ一覧など)へ送るのが基本です。すべてをトップページにまとめて送ると、検索側に「行き先が無いのと同じ」と受け取られることがあり、せっかくの評価が引き継がれにくくなります。
  • アクセスが多かったページから先に埋めます。Search Consoleの「検索結果」画面でページ別の表示回数・クリック数を見て、上位から順に手を付ければ、時間切れになっても大事なところは守れます。

対応表のサンプル

旧URL 新URL 備考
/service/repair.html /service/repair/ クリック数1位。最優先
/company/access.html /company/#access 新サイトでは会社概要内に統合
/blog/2019/0415.html /blog/ 該当記事を廃止。ブログ一覧へ
/campaign/spring.html /service/ 終了企画。サービス一覧へ

この表を作るのに専門知識はいりません。自社の中身を一番よく知っているのはご本人ですから、行き先を決める判断はむしろ社内でしかできない仕事です。表が完成したら「この通りに301リダイレクトを設定してください」と渡せば、設定作業そのものは手を離れます。

自分のサイトで今どうなっているかを確かめる方法

転送の設定は、専門の道具がなくても自分で確かめられます。お金もかかりません。順番にやってみてください。

自分のサイトで今どうなっているかを確かめる方法

手順1:古いURLをブラウザに直接貼って開く

  1. 以前使っていたURL(名刺やチラシ、古い資料に載っているもの)をコピーします。
  2. ブラウザの一番上のアドレス欄に貼り付けて、Enterを押します。
  3. アドレス欄の文字が、自動で新しいURLに書き換わったら転送できています。画面も新しいページが表示されるはずです。
  4. 古いURLのまま古い画面が出る場合は、古いページがそのまま残っている状態です。
  5. 「ページが見つかりません」「404」と出た場合は、転送が設定されていません。

手順2:スマートフォンでも同じURLを試す

パソコン用とスマートフォン用で別々の仕組みが動いているサイトでは、片方だけ転送が効いていることがあります。同じ古いURLを自分のスマートフォンにメールやLINEで送り、タップして開いてみてください。パソコンと同じように新しいURLに切り替われば問題ありません。

手順3:Search Consoleで「見つかりませんでした(404)」を数える

Googleが無料で提供しているSearch Consoleの画面を使うと、放置された古いURLをまとめて確認できます。

  1. 左のメニューから「ページ」(インデックス作成の下にあります)を開きます。
  2. 画面を下にスクロールすると「ページがインデックスに登録されなかった理由」という一覧が出ます。
  3. その中の「見つかりませんでした(404)」の行をクリックします。
  4. 該当するURLの一覧が表示されます。ここに見覚えのある古いURLが並んでいれば、転送されずに放置されている可能性があります。
  5. グラフで件数が右肩上がりになっていたら、URL変更の取りこぼしを疑ってよいタイミングです。

手順4:無料の確認ツールで「301か302か」を見る

検索で「リダイレクトチェック」と調べると、URLを貼るだけで転送の種類を表示してくれる無料のツールがいくつも出てきます。ここで見るのは次の2点です。

  • 301と表示されているか。302は「一時的な引っ越し」という意味で、ずっと使う移転には向きません。
  • 転送が何回つながっているか。A→B→Cと数珠つなぎになっていたら、A→Cへ直接つなぐよう直したほうが表示も速く、伝わり方も素直になります。

手順5:http・https・wwwの違いで同じページが開かないか

自社のトップページのURLを、次の4パターンで打ち込んでみてください。

  • http://example.co.jp
  • https://example.co.jp
  • http://www.example.co.jp
  • https://www.example.co.jp

4つとも、アドレス欄が最終的に同じ1つの形に書き換われば正常です。もし別々のまま表示されるなら、同じ内容のページが複数の住所で存在していることになり、評価が分散してしまいます。これも転送の設定で1本にまとめられます。

ここまで確認して気になる点が出ても、慌てる必要はありません。どこが問題かが分かっていれば、直す側に伝えるのはずっと簡単になります。

転送状態を確かめる手順

  1. 古いURLを開くアドレス欄が自動で新しいURLに変わるか確認
  2. スマホでも試すパソコンと同様に新URLへ切り替わるか確認
  3. 404件数を見るSearch Consoleで放置された旧URLを確認
  4. ツールで確認301と出ているか、数珠つなぎがないか確認
  5. URL統一を確認httpやwwwの違いが1つにまとまるか確認

設定する側の話:主な方法と、制作会社への伝え方

転送届の設定は、ご自身の手で行うこともできますし、制作会社やサーバー会社にお願いすることもできます。どちらにしても「どんなやり方があるのか」の輪郭だけ分かっていれば、話が通りやすくなります。ここでは代表的な4つの方法を並べたうえで、そのまま使える依頼文を置いておきます。

主な4つの方法

方法 向いている場面 注意したいこと
サーバーの設定ファイル(.htaccessなど)に書く ページ数が多いとき。ドメインごとまるごと引っ越すとき 最も一般的ですが、1文字の書き間違いでサイト全体が開かなくなることがあります。触る前に必ず元のファイルを保存(バックアップ)してから
WordPressのプラグインで設定 変更するページが数ページ〜数十ページのとき 管理画面で旧URLと新URLを入れるだけ。数が多すぎると動作が重くなることがあります
サーバー管理画面の転送設定機能 「http→https」「wwwのあり・なし」の統一など、サイト全体に関わる設定 サーバー会社によって名称が違います(「リダイレクト設定」「URL転送」など)。ページ単位の細かい指定ができない場合も
CMSやサービス独自の設定画面 Wix、STUDIO、ショップ系サービスなどを使っているとき できることがサービス側の仕様で決まっています。まずヘルプで「リダイレクト」と検索を

自分で触るかどうかの判断

ページ数が少なく、WordPressをお使いなら、プラグインでの設定は現実的です。一方、設定ファイルを直接書き換える作業は、うまくいけば一瞬ですが、失敗したときにサイトが丸ごと表示されなくなる種類の作業です。ご商売を止めるわけにはいきませんから、迷ったら任せるほうが結果的に早いことも多いはずです。

そのまま送れる依頼文の例

専門家でなくても、前の章で作った新旧対応表と、次の一文があれば話は通ります。

  • 件名:URL変更にともなうリダイレクト設定のお願い
  • 本文:いつもお世話になっております。◯月◯日にサイトのURLを変更する予定です。添付の新旧対応表のとおり、旧URLから新URLへ301リダイレクトの設定をお願いします。あわせて、ドメイン全体のhttps統一(http://で来た人を https:// に送る設定)と、wwwのあり・なしの統一もご確認いただけますでしょうか。作業日と、作業後に確認が必要なことがあればお知らせください。

依頼するときに添えておくと親切なこと

  1. 公開(切り替え)の予定日
  2. 対応表に載せきれていないページがある場合、その旨
  3. チラシや名刺に載せている主要なURLがあれば、どれかを明記(優先して確認してもらえます)
  4. 作業後、こちらでもSearch Consoleの画面で様子を見たい旨

「301リダイレクト」という言葉と対応表さえ渡せば、相手はやるべきことを理解できます。細かい書き方まで指定する必要はありません。見積もりが出てきたら、対象ページ数と、https・wwwの統一が含まれているかだけ確かめておくと安心です。

引っ越しの後、1〜3か月で見ておきたいこと

転送の設定が終わると、つい「これで完了」と思いたくなります。ただ、検索する側の機械が新しいURLを覚え直すまでには、どうしても時間がかかります。設定した直後ではなく、その後の1〜3か月をゆるやかに見ておくことで、取りこぼしに早く気づけます。難しい作業ではありません。週に1回、10分ほどで足ります。

1. ページ一覧を知らせるファイルを、新しいURLで送り直す

Search Console(Googleが無料で提供している、自分のサイトの検索での状況を見る画面)にログインし、左のメニューから「サイトマップ」を開きます。ここで新しいURLのサイトマップ(検索エンジンに渡すページの目次にあたるファイル)を送信してください。旧URLのものが残っていれば、そのままにしておいても構いませんが、新しいほうが登録されているかは必ず確認します。

2. 週1回、ページの状況を見る

同じくSearch Consoleの左メニュー「ページ」を開きます。ここで見るのは次の2点です。

  • 「見つかりませんでした(404)」の件数が、週を追うごとに減っていくか。減らずに積み上がっているなら、転送し忘れているURLが残っている可能性があります。件数をクリックすると、どのURLが該当するかの一覧が出ます。
  • 新しいURLが「登録済み」に入っていくか。検索に載っている状態(インデックス)のページ数が、少しずつ新URL側に移っていけば順調です。

特定のページだけ急ぎたいときは、画面上部の検索窓に新URLを貼って「URL検査」を行い、「インデックス登録をリクエスト」を押しておくと、確認の順番が早まることがあります(必ず早まるとは限りません)。

3. 置き換わるまで時間がかかるのは、普通のこと

検索結果の表示が旧URLのままで、なかなか新URLに入れ替わらない——これは珍しいことではありません。ページ数が多いサイトほど、数週間から数か月かかることもあります。ここで慌てて設定を戻したり、転送の行き先を何度も変えたりすると、かえって確認がやり直しになります。設定が正しいことを一度確かめたら、あとは待つのが近道です。

4. サイトの外に残っている旧URLも、順に差し替える

転送があれば旧URLでもたどり着けますが、直接新しいURLを指しているほうが確実です。手の届くところから順に直していきましょう。

  • サイト内の文章やボタンに書かれたリンク(特に問い合わせフォームへの導線)
  • PDFの資料や料金表の中に書いたURL
  • Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄
  • SNSのプロフィール欄、メールの署名
  • 名刺・チラシ・封筒などの印刷物は、次回の増刷分から

5. 検索からの訪問が揺れることについて

引っ越しの前後で、検索からの訪問数が一時的に増減することは珍しくありません。ただし、その幅がどのくらいか、どれくらいの期間で落ち着くかは、ページ数・内容・業種によって大きく異なり、一律には言えません。「何%くらい下がるのが普通」と断言できる数字はないとお考えください。大事なのは、その動きが引っ越しによるものなのか、別の原因なのかを、404の件数や登録済みページ数と合わせて見ていくことです。

6. 転送は、できるだけ長く残す

転送の設定は、最低でも1年、可能であればずっと残しておくことをおすすめします。理由は2つあります。ひとつは、他のサイトや過去の記事から旧URLへのリンクが残っていて、そこから訪れる方がいること。もうひとつは、お客様のブックマークやメールの中に旧URLが眠っていて、何年も経ってからクリックされることがあるからです。転送を外した途端にそれらが「ページがありません」になってしまうのは、もったいない話です。

まとめ:URLを変えるときは「転送届」を忘れずに

最後に、この記事でお伝えしたことを整理しておきます。URLを変える予定があるなら、この5つだけ押さえておけば大きな取りこぼしは防げます。

  • 301リダイレクトとは、ホームページの転送届です。「このページは、こちらへ引っ越しました」と、訪れた人にも検索の機械にも伝えて、自動的に新しいURLへ送り届けてくれる仕組みのことです。
  • いちばん大事なのは「新旧対応表」です。古いURLと新しいURLを1行ずつ並べた一覧表。これさえ作っておけば、設定作業そのものは制作会社や管理会社が進められます。逆にこれがないと、どのページをどこへ送るかを誰も判断できません。
  • 自分のサイトで今どうなっているかは、無料で確かめられます。古いURLをブラウザに打ち込んで新しいページに切り替わるか、スマートフォンでも同じように動くか、Search Consoleで見つからないページが急に増えていないか。特別な道具は要りません。
  • 依頼するときは、文章をそのまま使って構いません。「別紙の対応表のとおり、301リダイレクトで1ページずつ転送してください。まとめてトップページに送るのは避けてください」と伝えるだけで、話が通じます。
  • 設定して終わりではなく、1〜3か月は様子を見ます。古いURLが検索結果から新しいURLに入れ替わるまでには時間がかかります。切り替え直後に数字が動いても、慌てずに経過を追ってください。

URLを変えるときは、サイト全体を見直す良い機会でもあります

新旧対応表を作る作業は、言いかえると自社のページを1枚ずつ棚卸しすることです。その過程で「このページは何年も使っていない」「同じような内容のページが2つある」「このサービスの説明が今の実態と違う」といったことに、だいたい気づきます。せっかく手間をかけて一覧にするのですから、転送先を決めるついでに、残すページ・まとめるページ・書き直すページも仕分けしてしまうと無駄がありません。

引っ越しは面倒ですが、普段はなかなか手をつけられない見直しを、まとめて進められるタイミングでもあります。もし優先順位に迷ったら、ホームページの直す順番の決め方もあわせてご覧ください。

シロツメWebについて

私たちSHIROTSUME GRASS株式会社は、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売を本業としています。その集客を外注せず、自分たちでSEOの記事を書いて行ってきました。結果が出たので、同じやり方を他のお店や会社にもお渡ししているのがシロツメWebです。代行だけを専門にしてきた会社ではなく、自社のホームページで試してきたことをそのままお伝えしています。

URLを変えた後に「転送が正しく効いているのか分からない」「古いページが検索に残ったままな気がする」といったことがあれば、無料のホームページ診断をご利用ください。お申し込みはホームページのURLとメールアドレスだけで、お電話での営業はいたしません。気になるところだけでも、一度一緒に見てみませんか。なお診断は現状の確認と改善のご提案であり、検索順位や問い合わせ数をお約束するものではありません。

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