業種べつ

金属加工・板金業のホームページで図面を持つ人に見つけてもらう方法

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月7日公開

金属加工や板金のお仕事をされていて、「ホームページはあるのに、問い合わせはほとんど来ない」と感じていらっしゃる方は少なくありません。技術も設備も確かで、図面さえ見せてもらえれば話が早いのに、その最初の一歩がなかなか起きない。これは、技術の問題ではなく、探している人とホームページがすれ違っているだけ、ということがとても多いのです。

図面を持った人は、ある特定の言葉で検索します。材質、板厚、加工方法、納期、ロット数。そして検索結果に並んだ会社の中から「うちの図面を受けてくれそうか」を、ほんの数十秒で判断しています。この記事では、その人たちがどんな言葉で探し、ホームページに何が書いてあれば問い合わせにつながるのかを、今日から自分で手を動かせる形でまとめました。費用をかけずにできることから順に書いていきます。

図面を持った人は、会社名ではなく「加工の条件」で探している

先に結論をお伝えします。図面を手にして加工先を探している人が検索窓に入れるのは、会社名でも「精密板金」の一語でもありません。材質・加工方法・数量・納期・地域を組み合わせた、きわめて具体的な言葉です。たとえば「SUS304 レーザー加工 短納期」「アルミ 曲げ加工 1個から 大阪」「t3.0 鉄板 溶接 試作」といった形です。設計担当も購買担当も、同業からの二次発注も、頭の中にあるのは図面に書かれた条件そのものなので、検索の言葉もそのまま条件になります。

一方で、多くのホームページのトップページは「精密板金のことなら当社へ」「確かな技術でお応えします」といった自己紹介の言葉で書かれています。これは書き方が悪いわけではありません。同業者どうしや取引先との会話で使う言葉と、はじめて探す人が打ち込む言葉が、もともと違うだけです。長く続けてきた会社ほど、説明しなくても通じる相手とやり取りしてきたので、条件を言葉にして並べる機会がなかった。無理もないことで、ここが噛み合えば、持っている設備も実績もそのまま見つけてもらう材料になります。

検索される言葉は、6つの軸に分解できる

自社の強みを次の表の軸に当てはめて、縦に並べたものを組み合わせていくと、実際に検索されている言葉に近いものができあがります。

軸 書き出す言葉の例
材質 SUS304、SUS430、アルミ(A5052)、鉄(SPCC)、銅、チタン、板厚(t1.0/t3.2など)
加工方法 レーザー切断、タレパン、ベンダー曲げ、溶接(TIG/スポット)、絞り、溶断、バリ取り、表面処理
数量・ロット 1個から、単品、試作、小ロット、量産、リピート品
納期 短納期、即日見積り、翌日出荷、特急対応
地域 市区町村名、県名、「◯◯市 近郊」「関西」など商圏の呼び方
用途・業界 半導体装置、食品機械、制御盤・筐体、搬送装置、建材、看板

すべてを並べる必要はありません。自社が本当に受けられる条件だけを書き出すのが大切です。できないことまで書くと、合わない問い合わせが増えて現場の手間になります。

実際に検索されている言葉を、自分で確かめる手順

  1. パソコンのGoogle検索窓に、自社の得意な材質名を入れます(例:「SUS304 加工」)。
  2. 文字を打った時点で検索窓の下に出てくる入力候補(サジェスト)を、そのままメモします。これは実際によく検索されている言葉をもとに表示されるものです。
  3. そのまま検索し、結果ページの一番下までスクロールします。「関連する検索キーワード」として、似た言葉が並んで表示されます。これもメモします。
  4. 同じことを「アルミ 曲げ加工」「板金 試作」など、加工方法と組み合わせた言葉でも繰り返します。
  5. さらに、材質名のうしろに自社の地域名を足して検索し、どんな同業のページが上に出ているかを見ます。上位のページに何が書かれているかが、そのまま「探している人が見たい情報」の手がかりになります。
  6. 集まった言葉を、先ほどの6つの軸の表に振り分けます。自社で受けられる条件に当てはまるものが、これから各ページで使う言葉になります。

この作業は無料で、30分もあればひととおりできます。似た考え方はOEM・受託製造のホームページで担当者が最初に探す情報でも触れていますが、発注側は「どんな会社か」より先に「この条件で受けてもらえるか」を知りたがる、という点は共通しています。まずは自社の言葉を、図面を持つ人の言葉に置き換えるところからです。

問い合わせにつながるページに必ず書いてある6つの情報

図面を持った人は、ページを開いてから数十秒で「ここに出せるかどうか」を判断しています。見ているのは会社の歴史やあいさつ文ではなく、自分の図面がそのまま通るかどうかの条件です。次の6つが書いてあると、その場で候補に残ります。

問い合わせにつながるページに必ず書いてある6つの情報

1. 対応できる材質と板厚の範囲

SUS(ステンレス)、SPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛めっき鋼板)、アルミ、銅、真鍮など、扱える材質を名前で並べます。そして板厚は「薄板対応」ではなく「0.5mm〜6mm」のように数字で書きます。発注者は手元の図面の材質と板厚を見ながら探しているので、数字が一致した瞬間に話が早くなります。

2. 保有設備と、その設備でできること

レーザー加工機、タレットパンチプレス、ベンダー(曲げ)、溶接(TIG・スポット)、プレスなど、機械の名前と台数、そして加工できる最大寸法を書きます。「レーザー 最大2500×1250mm」のように、ワーク(加工する材料)の大きさが分かると、大物を抱えている人が安心して連絡できます。

3. 受けられるロット(数量)

「試作1個から対応」「量産は月産◯個まで」。ここが書かれていないために、1個だけ作りたい人が遠慮して問い合わせない、というのは本当にもったいないことです。逆に量産先を探している人も、小ロット専門だと思って通り過ぎてしまいます。

4. 納期の目安

「最短3営業日」「通常2週間前後」「お急ぎはご相談ください」。正確でなくて構いません。目安があるだけで、間に合うかどうかの判断ができます。

5. 受け取れる図面の形式

DXF、DWG、STEP、PDF、紙の手書き、2Dか3Dか。さらに「図面がなくても、現物をお送りいただければ採寸して製作できます」と一行あると、図面を持っていない人の問い合わせも拾えます。設備の更新や修理の相談は、ここから入ってくることが少なくありません。

6. 対応エリアと配送方法

工場からの引き取り・配送の可否、全国発送に対応しているか、近隣なら直接納品できるか。地域名を具体的に書いておくと、その地域で探している人の検索にも拾われやすくなります。

自社の情報を棚卸しするチェックリスト

項目 書いてある内容の例 自社は書けているか
材質 SUS304、SPCC、SECC、アルミ、銅
板厚 0.5mm〜6mm(材質別に記載)
設備 レーザー2台、ベンダー3台、最大2500×1250mm
ロット 試作1個から、量産は要相談
納期 最短3営業日/通常2週間
図面形式 DXF・PDF・手書き可/現物からも製作可
エリア ◯◯県全域、全国発送可

価格が出せないなら「どう決まるか」を書く

この仕事は、図面を見ないと金額が出せません。だからといって料金の話をまったく書かないと、読む側は不安のまま離れてしまいます。代わりに書けるのは「何で金額が変わるか」です。数量、材質、板厚、曲げや溶接といった工程の数、表面処理の有無——この5つで変動します、と並べるだけで、見積もりが高くなる理由も安くなる余地も想像できるようになります。

あわせて、見積もりまでの流れと所要時間も書いておきます。「図面をメールで送る → 内容確認のご連絡 → 原則2営業日以内にお見積り」。この3行があるだけで、問い合わせのハードルははっきり下がります。金額を出しにくい仕事での書き方は、料金が出しにくい仕事の書き方も参考になります。

掲載すべき6つの情報

  • 材質と板厚の範囲扱える材質名や板厚を数字で記載する
  • 保有設備と加工能力機械名や台数、加工できる最大寸法を書く
  • 受けられるロット試作1個からや量産の対応上限などを明記
  • 納期の目安最短日数や通常期間など判断材料を記載
  • 受け取れる図面形式DXFやPDF、手書きや現物対応を提示
  • 対応エリアと配送引き取りや全国発送、直接納品の可否を記載

トップページだけでは届かない。加工内容ごとのページを分ける

検索は「会社」単位ではなく「加工条件」単位で起きます。図面を持った人が打ち込むのは「ステンレス 板金 曲げ 試作」「レーザー切断 1個から」のような言葉で、そこに社名は入っていません。ところが多くのホームページは、トップページ1枚に事業内容・設備・会社概要がまとめて載っている作りになっています。情報としては揃っているのに、どの検索にも中途半端にしか当たらない。これはとてももったいない状態です。

1ページが扱えるテーマは、基本的に1つです。レーザー切断も曲げも溶接も載っているページは、検索エンジンから見ると「何の専門ページなのか決めかねる」ページになります。逆に言えば、対応内容ごとにページを分けるだけで、それぞれが別々の検索に当たるようになります。

分け方の軸は2つある

  • 加工内容で分ける:レーザー切断、タレパン、曲げ加工、溶接(TIG・スポット)、溶接後の仕上げ、ステンレス加工、アルミ加工、試作・単品、小ロット量産など
  • 業界で分ける:半導体製造装置、食品機械、建築金物、医療機器、搬送装置、什器など

業界別のページは見落とされがちですが、発注する側は「同じ業界の仕事をしたことがあるか」を強く見ます。食品機械なら溶接ビードの仕上げや洗浄性への配慮、半導体装置なら寸法精度やバリの扱いと、業界ごとに当たり前の要求が違うからです。「食品機械 板金 ステンレス」で探している人に対して、その言葉が書かれたページが1枚あるかどうかは、かなり大きな差になります。同じように対応分野ごとにページを分ける考え方は、他の業種でも共通して効いてきます。

1ページに入れる最低限の型

  1. そのページのテーマを含む見出し(例:「ステンレスの曲げ加工(試作・単品対応)」)
  2. 対応範囲:材質、板厚、最大寸法、対応ロット(1個から/100個程度まで、など)
  3. 設備:機種名と加工能力。型名まで書くと、同業や発注担当者には一目で伝わります
  4. 実際に受けた仕事の説明:どんな条件のものを、どう進めたか
  5. 納期の目安:「図面受領から見積まで◯営業日」「単品なら◯日程度」など、幅でかまいません
  6. 問い合わせへの導線:そのページの一番下に、図面を添付できるフォームと電話番号を置く

事例は匿名でも十分に伝わる

守秘義務があって写真も社名も出せない、という理由で事例ページを諦めている場合も多いと思います。ただ、発注者が知りたいのは取引先の名前ではなく「自分の図面に近い仕事をしているか」です。次の項目だけを匿名で並べれば、判断材料としては足ります。

  • 材質と板厚(例:SUS304 t1.5)
  • 加工工程(レーザー切断→曲げ→TIG溶接→バフ仕上げ)
  • 数量(単品/20個)
  • 納期(図面受領から7営業日)
  • 気をつけた点(溶接歪みを抑えるため治具を製作、など)

ここで2つだけ守ってください。図面そのものは載せないこと。寸法が読み取れる画像は、相手の資産です。そしてもう一つ、架空の事例を作らないこと。実際に受けた仕事の範囲で書けば、条件の書き方に自然とリアリティが出ます。読む側は同業に近い目を持っているので、作り話はすぐ伝わってしまいます。

なお、当社が2026年9月に金属加工・板金業のホームページ22社を調べたところ、検索から人を呼ぶ記事ページが見当たらなかったのは、判別できた15社のうち13社でした(当社が調べた範囲の数字で、全国の傾向を示すものではありません)。裏を返せば、加工内容ごとのページを数枚足すだけでも、動きが出る余地は残っているということです。一度に全部は作れませんので、問い合わせが欲しい加工から1枚ずつで構いません。

自分で今日からできる無料の点検手順

ここからは、費用をかけずに今日中にできる点検を順番に書きます。専門の道具は要りません。パソコンとスマホがあれば十分です。一つずつ進めれば、自社のホームページが「図面を持った人に見つかる状態」になっているかが、おおよそ分かります。

自分で今日からできる無料の点検手順

1. 検索に載っているページ数を数える

Googleの検索窓に site:自社のドメイン(例:site:example.co.jp)と入れて検索します。ここに出てくるのが、Googleが「検索に載せている」と判断しているページです。会社案内しか出てこない、数ページしかない、という場合は、加工内容ごとのページがまだ検索の土俵に上がっていない可能性があります。検索に載っているかを確かめる手順も参考になります。

2. Search Consoleで「あと一歩の言葉」を探す

Google Search Console(サーチコンソール=Googleが無料で出している、検索からの来訪を見る画面)に自社サイトを登録します。登録後、左メニューの「検索パフォーマンス」を開くと、どんな言葉で自社が検索結果に表示されたかが一覧で出ます。ここで見るのは、表示回数はそれなりにあるのに、クリック数がほとんどない言葉です。「ステンレス 溶接 小ロット」のような言葉が表示だけされている場合、検索結果に出る自社の見え方(タイトルや説明文)が、図面を持った人の条件に答えていないことが多いです。そこを書き直すのが一番早い改善になります。

3. サイトマップが開けるか確かめる

ブラウザのアドレス欄に、自社のURLの末尾に /sitemap.xml を付けて開いてみます(例:https://example.co.jp/sitemap.xml)。これはサイト内のページ一覧をまとめた、検索エンジンへの案内図です。文字がずらっと並んだ画面が出れば存在しています。「ページが見つかりません」と出る場合は作られていません。開けたら、サーチコンソールの「サイトマップ」からそのURLを送信しておきます。

4. タイトルと説明文が入っているか見る

各ページをブラウザで開き、画面上部のタブに出る文字を見ます。これがタイトルです。「HOME」「無題」などになっていたら、加工内容と地域が分かる言葉に直します。あわせて、検索結果に出る数行の紹介文(meta description)も確認します。Googleで自社名を検索して、説明文が本文の途中から切り取られたような文章になっていたら、設定されていない可能性が高いです。

5. スマホで触って確かめる

自分のスマホで自社サイトを開き、電話番号を指でタップしてみてください。そのまま発信画面になれば大丈夫です。画像で電話番号を載せていると押せません。問い合わせフォームも、入力欄が指で押せるか、文字が小さすぎないか、送信ボタンまで迷わずたどり着けるかを実際に試します。図面を持った人は現場や移動中にスマホで探すことが多く、ここでの取りこぼしは大きいです。

6. 表示の速さを測る

「PageSpeed Insights」(Googleの無料ツール)に自社URLを入れると、表示の速さが点数で出ます。加工事例の写真が多いサイトは重くなりがちなので、一度測っておくと安心です。

点検して多かったつまずき

当社が2026年9月に、地方の中小事業者を中心とした金属加工・板金業のホームページ22社を当社の診断ツールで調べたところ、調べたページに構造化データ(検索エンジン向けの補足情報)が1つもなかったのが17社中13社、検索結果の説明文が抜けたページがあったのが17社中8社、サイトマップが見つからなかったのが22社中4社でした。あくまで当社が調べた範囲の数字で、全国の傾向を示すものではありませんが、技術力のある会社ほど、こうした裏方の設定まで手が回らないのは無理もないことです。逆に言えば、ここは手を入れる余地が残っている部分だとも言えます。

自社サイトの点検手順

  1. 掲載ページ数確認site:検索で登録されているページを確認
  2. 検索語の確認サーチコンソールで表示回数やクリックを見る
  3. サイトマップ確認URL末尾にxmlを付け案内図の有無を確認
  4. タイトルと説明文ブラウザのタブ名や検索結果の紹介文を確認
  5. スマホ操作と速度電話発信やフォーム入力、表示速度を測る

問い合わせフォームと電話番号の置き方で、取りこぼしが変わる

図面を持った人は「この図面を見てもらいたい」という具体的な用件を抱えています。ところが受け取り口が狭いと、せっかくページを読み込んでくれた相手がそこで止まってしまいます。内容を書き換えなくても、入口の作りを整えるだけで取りこぼしが減ることは珍しくありません。

フォームに入れる項目と、入れない項目

見積りの判断に必要な情報は決まっています。ただし全部を必須にすると、途中で手が止まります。必須は会社名・担当者名・連絡先・図面添付くらいにとどめ、あとは任意にしておくのが現実的です。

  • 必須にする:会社名/担当者名/メールアドレスまたは電話番号/図面ファイルの添付
  • 任意でよい:材質、板厚、数量、希望納期、表面処理の有無、備考
  • 入れない:住所の細かい入力、部署名、年商、どこで知ったか などの社内向け項目

図面を受け取れる形にしておく

図面を添付できないフォームは、相手に「メールアドレスを探す」という余計な手間をかけさせます。添付欄を用意したうえで、次の一言を欄のすぐ下に書いておくと迷いが消えます。

  • 対応形式:PDF、DXF、DWG、ZIP(複数ファイルはZIPでまとめて送れます)
  • 容量の上限:例「1ファイル10MBまで/合計20MBまで」。超える場合の代わりの送り方も書く
  • 「図面がなくても、手書きのスケッチや写真でご相談いただけます」
  • 秘密保持について一言(秘密保持契約の締結に実際に対応できる場合のみ、その旨を記載)

電話を好む人への備え

現場では、口頭で条件を詰めたい相手も一定数います。電話番号は画像ではなく文字で置き、スマートフォンでタップすればそのまま発信できるようにします。あわせて受付時間と、「図面を見ながらお話しできます」「FAXでも図面を受け付けています」といった一言を添えると、かけてよい相手かどうかが伝わります。

送信したあとの不安をなくす

  1. 送信後の画面に「送信が完了しました」と明記する。白紙に戻るだけの作りは避ける
  2. 「◯営業日以内にご返信します」と返事の目安を書く(実際に守れる日数で)
  3. 自動返信メールを設定し、受け付けた内容と担当窓口、連絡先を記載する
  4. 届かない事故を防ぐため、フォームの送信先アドレスが生きているか月に一度は自分で試し送信する

導線は全ページの末尾と、画面下部に

問い合わせ先がトップページにしかない状態は、よくある取りこぼしです。加工内容ごとのページや事例ページの末尾にも、毎回同じ問い合わせブロックを置いてください。さらに、スマートフォンで画面の下に固定表示される問い合わせボタン(電話とフォームの2つ)を置いておくと、どこまで読み進めても1タップで連絡できます。これは受託製造のサイトで担当者が探す情報の並べ方とも共通する考え方です。

当社が2026年9月に金属加工・板金業のホームページ22社を調べたところ、使っている仕組みはWordPressが11社、不明・独自のものが10社、Wixが1社でした。一方で、検索から人を呼ぶ記事ページが見当たらなかったのは、判別できた15社のうち13社。土台となる仕組みはあるのに、読まれる入口と受け取り口が足りていない状態が多いという結果でした(当社が調べた範囲の数字で、全国の傾向を示すものでも、成果を約束するものでもありません)。

まとめ:できるところから一つずつ、まずは現状を知ることから

ここまでお伝えしてきたことを、短く並べ直します。図面を持った人は、会社名ではなく「加工の条件」で探しています。材質、板厚、加工方法、対応できる寸法、数量、納期。この言葉がページの中にないと、せっかくの設備や技術があっても、探している人の検索結果に並びません。

この記事の要点

  • 検索は加工条件の言葉で起きる。「ステンレス 板金 小ロット」のように、材質や条件を組み合わせて探されています。
  • 問い合わせにつながるページには6つの情報がある。対応材質・板厚、加工方法と設備、対応ロット、納期の目安、図面の受け取り形式、見積もりの流れ。
  • トップページ1枚では届かない。レーザー切断、曲げ、溶接、板厚や材質など、加工内容ごとにページを分けたほうが、条件で探す人と合いやすくなります。
  • 点検は無料でできる。site:検索でページ数を数える、検索結果に出る説明文を見る、スマホで自社ページを開いて読めるか確かめる。費用はかかりません。
  • 受け取り口を広げる。電話番号を押せる形にする、フォームの項目を減らす、図面ファイルを添付できるようにする、メールアドレスも併記する。

全部を一度にやらなくて構いません

本業の合間にこれを全部整えるのは、現実的ではないと思います。無理もありません。今日は「site:自社のドメイン」で検索して、自社のページが何ページ検索に載っているかを数えるだけでも十分です。数が思っていたより少なければ、それが次の一手の手がかりになります。

当社が2026年9月に金属加工・板金業のホームページ22社を調べたところ、検索から人を呼ぶための記事ページが見当たらなかったのは、判別できた15社のうち13社でした。これは当社が調べた範囲の話で、全国の傾向と言い切れるものではありませんし、取り組めば順位が上がると約束できるものでもありません。ただ、加工条件を言葉にして書いているところがまだ多くない、という状況は読み取れます。やった分だけ、見つけてもらえる可能性が広がる、という程度には言えると思います。

シロツメWebについて

私たちSHIROTSUME GRASSは、もともと法人向けの中古スマートフォン・パソコンの買い取りと販売を本業にしている会社です。その集客を、外部に頼まず自分たちでSEO記事を書いて行ってきました。結果が出たので、同じやり方を他社にも提供しています。代行だけを専門にしてきた会社ではない、というのがいちばんの違いです。

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