ホームページの制作会社と連絡が取れないとき、自分でできることとできないこと
SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年9月9日公開
ホームページを作ってもらった会社と、連絡が取れなくなった。
担当の方が辞めてしまった、返事が来ない、そもそも会社があるのかわからない。実際にご相談をいただくことがあります。毎月の保守料だけは引き落とされているのに、頼んだ修正が何ヶ月も反映されない、という話も聞きます。
困るのは、自分のホームページなのに自分では直せないという点です。
ただ、状況によっては自力で取り戻せる場合があります。何が取り戻せて、何が取り戻せないのかを切り分けておきましょう。
この記事でわかること
- 自力で取り戻せる可能性があるもの
- どうしても先方の協力が必要なもの
- 最悪の場合に取れる手段
まず確認するのは「登録に使われているメールアドレス」
いちばん大事な確認事項です。
ドメイン(example.jp のようなアドレス)や、ホームページを置いているサービスの登録メールアドレスが、ご自身のものになっているか。
ここがご自身のアドレスであれば、多くの場合、パスワードの再設定で自力で入れます。 「パスワードをお忘れの方」からメールを受け取って、新しいパスワードを設定するだけです。制作会社の返事を待つ必要がありません。
逆に、登録アドレスが制作会社のものになっていると、再設定のメールが先方に届いてしまうため、こちらでは何もできません。
まずはここを確認してください。ここがご自身のものかどうかで、話がまったく変わります。
自力で取り戻せる可能性があるもの

- ドメイン:ドメイン会社の登録者情報がご自身、または自社になっていれば、多くの場合は取り戻せます
- ホームページのサービス(WixやWordPressなど):登録アドレスがご自身であれば、パスワード再設定で入れます
- Googleビジネスプロフィール:オーナー権限の譲渡を申請できます。返答がない場合は一定期間後に移せる仕組みがあります
自力で取り戻せる可能性があるもの
- ドメイン登録者情報が自社なら戻せる可能性あり
- HPのサービス登録アドレスが自身なら再設定で入れる
- Googleビジネス譲渡申請後、返答なしでも移行できる
先方の協力が必要なもの
- 制作会社の管理画面の中にだけあるデータ:独自に作られた仕組みの中にあるものは、こちらからは触れません
- 契約上、先方の所有になっているもの:契約書に「著作権および所有権は当社に帰属する」と書かれている場合があります。まず契約書を確認してください
- サーバーの中のファイル:先方名義のサーバーに置かれている場合、ログイン情報がなければ取り出せません
最悪の場合、作り直したほうが早いこともある
正直に申し上げると、取り戻すより新しく作ったほうが早いケースはあります。

とくに、ページ数が少なく、記事もほとんど書かれていない場合です。10ページ程度のサイトであれば、交渉に何ヶ月もかけるより、新しく作って引っ越したほうが結果的に安く済むことがあります。
判断の目安はこのあたりです。
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 記事が数十本以上あり、検索から人が来ている | 取り戻す価値が大きい。ドメインだけでも確保したい |
| ページが10枚程度、記事はほとんどない | 作り直しも十分に選択肢 |
| ドメインが先方名義で、返事もない | ドメインを新しく取り直すことも検討する |
⚠️ ひとつ注意があります。ドメインを変えると、それまで検索で積み上げた評価は基本的に引き継げません。 記事が多いサイトほど、ドメインは何としても確保したいところです。
取り戻すか作り直すかの判断目安
取り戻す価値大
- 記事が数十本以上ある
- 検索から人が来ている
- ドメインだけでも確保したい
作り直し検討
- ページが10枚程度で記事がない
- 交渉に何ヶ月もかけるより早い
- ドメインが先方名義で返事もない
依頼するときのお願いの仕方
制作会社に「共同管理者として追加してほしい」とお願いする場面が出てきます。ここでつまずく方が多いです。専門用語で説明されても、何を頼んでいるのかご自身でも説明できないからです。
先方に転送できる文章をそのまま用意してもらうのが確実です。ご自身が交渉する必要はありません。「この文章をコピーして、制作会社さんにそのまま送ってください」という形にすれば、たいてい話が進みます。
弊社でお手伝いする場合も、この文面はこちらで用意します。先方から質問が来た場合の回答もこちらで作りますので、転送していただくだけで結構です。
いまの状態を確認するところから
「どこまで自分のものになっているか」がわからない、という段階でも問題ありません。
ホームページのアドレスをいただければ、公開されている情報から、ドメインの登録状況やサイトの作りを確認して、一枚にまとめてお送りしています。費用はいただきません。
そのうえで、取り戻すのがよいか、作り直すのがよいかを一緒に考えられればと思います。
ここに書いていることは、弊社が自社のサイトで実際にやってきたことです。中古スマホの流通事業で791本、美容の情報サイトで202本の記事を積み、検索から相談が来る形を作ってきました。他社さまにお渡ししているのも、その同じやり方です。
押して回る営業と違って、見つけてもらう形は時間がかかります。そのかわり、一度できあがると積み上がっていきます。
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