自分で確かめる

表示はあるのにクリックされないページの探し方|無料でできる手順

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月9日公開

ホームページを持っていて、検索から人が来ている実感はないけれど、実は検索結果にはきちんと出ている——というページは、思っているよりたくさんあります。検索結果に表示された回数を「表示回数」、そこから実際に押されて訪問につながった回数を「クリック数」と呼びますが、この二つには大きな差が生まれることがあります。表示はされているのに押されていないページは、言いかえれば「あと一歩で読んでもらえるところまで来ているページ」です。

新しくページを作るより、すでに検索結果に出ているページの見え方を整えるほうが、手間も時間も少なく済むことが多い。これは、もったいない状態が放置されているだけで、やり方を知らなかっただけの話です。この記事では、費用をかけずに「表示はあるのにクリックされていないページ」を自分で見つける手順を、画面のどこを見るか、何という表示を探すかまで順番にご紹介します。所要時間はおおよそ30分ほど。読み終えたら、今日そのまま手を動かせる内容にしています。

「表示はあるのにクリックされていない」とはどういう状態か

検索結果の画面に自分のページが出ている。けれど、そこから誰も入ってきていない。これが「表示はあるのにクリックされていない」状態です。言いかえると、お店の前を人が通ってはいるけれど、扉を開けて入ってはこない、という状態に近いものです。

「表示回数」と「クリック数」は別のもの

Googleの無料ツールでは、ページごとに次の数字を見ることができます。

  • 表示回数…検索した人の画面に、自分のページが表示された回数。見られただけで、押されたとは限りません。
  • クリック数…その表示のうち、実際に押されてサイトに入ってきた回数。
  • クリック率(CTR)…表示されたうち何割が押されたか、という割合。100回出て2回押されたら2%です。

この三つのうち、表示回数が多いのにクリック数がほとんどゼロに近いページが、今回探したい対象です。順位が同じでも選ばれる差がつく理由を先に押さえておくと、このあとの手順が理解しやすくなります。

表示されているということは、土台はできている

ここが大事なところです。検索結果に出ているということは、検索エンジンがそのページを見つけて、内容のあるページとして扱っている状態です。検索にまったく載っていないページを一から載せるのに比べれば、すでに半分以上の道のりは終わっています。

つまり、このページは「人目に触れる場所にはすでに置かれている」。あとは、そこで選ばれるかどうかの問題です。だからこそ、新しい記事をゼロから増やすよりも、手を入れたときに変化が見えやすい場所だといえます。

押されない理由は、だいたい三つに分かれる

表示はあるのにクリックされない原因は、おおまかに次のどれかに当てはまります。

  1. 検索結果に出ている文章が弱い…検索結果に並ぶ青い見出し(タイトル)と、その下の数行の説明文。ここで「自分が探しているものだ」と思ってもらえないと、押されません。会社名だけのタイトルや、全ページ同じ説明文になっている場合によく起こります。
  2. 載っている位置が下すぎる…検索結果の2ページ目や、1ページ目でも下のほうにあると、表示回数は積み上がってもクリックはほとんど発生しません。この場合はタイトルを直すより、中身を充実させるほうが先になります。
  3. 検索した人の目的とずれている…たとえば「価格」を知りたくて検索した人に、会社の理念を語るページが出ている。内容は良くても、その人が今ほしいものではないため押されません。

この記事では、まずこの三つのどれに当てはまるページなのかを、自分の目で確かめられるようにしていきます。

先にお伝えしておきたいこと

タイトルや説明文を見直すと、同じ順位のままでもクリックが増えることがあります。ただし、検索結果の見え方はGoogle側の判断で変わりますし、書いた文章がそのまま表示されるとも限りません。直したからといって必ず結果が出るものではない、という前提で取り組んでいただくのが安全です。それでも、手間がほとんどかからず、どこを直したかが自分で記録できる改善なので、最初に手をつける場所としては向いています。

まず用意するもの:Google Search Consoleの準備(所要10分)

必要な道具はひとつだけです。Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)という、Googleが無料で提供している確認用の画面です。これは「自分のホームページが、検索結果でどれくらい表示されて、どれくらいクリックされているか」を見られる場所で、利用料はかかりません。有料のツールを新しく契約する必要はありません。

まず用意するもの:Google Search Consoleの準備(所要10分)

すでに登録済みで、ログインすると自分のホームページのデータが表示される状態であれば、この章は飛ばして次の「手順1〜5」へ進んでいただいて大丈夫です。ご自身では登録した覚えがなくても、制作会社さんが設定してくれている場合もあります。心当たりがあれば、一度「サーチコンソールは登録されていますか」と聞いてみると早いです。

まだ登録していない場合の手順

  1. Googleアカウントでログインする。普段お使いのGmailのアカウントで構いません。ブラウザで「search.google.com/search-console」にアクセスします。
  2. 「プロパティを追加」を押す。画面左上に表示されます。初めての方は、いきなり登録画面が出ることもあります。
  3. 「URLプレフィックス」の側にホームページのURLを入力する。左右に2つの枠が出ますが、右側の「URLプレフィックス」のほうが手軽です。「https://」から始めて、ブラウザのアドレス欄に出ている通りに正確に入力してください。左側の「ドメイン」との違いは、Search Consoleの登録手順とドメイン・URLプレフィックスの違いで詳しく説明しています。
  4. 所有権の確認(このサイトが自分のものだと示す作業)を行う。いくつか方法が出てきますので、やりやすいものを選びます。

所有権の確認方法の比べ方

確認方法 難しさ 必要なもの
HTMLファイルをアップロード やや難しい サーバーにファイルを置ける環境(FTPや管理画面)
HTMLタグを埋め込む ふつう ホームページの編集権限。WordPressならプラグインの設定欄に貼るだけのことも
Googleアナリティクスと連携 やさしい 同じGoogleアカウントでアナリティクスが設定済みであること
Googleタグマネージャーと連携 やさしい タグマネージャーが設置済みであること

すでにGoogleアナリティクスを入れているお店・会社なら、連携を選ぶのが一番ラクです。数クリックで終わります。

制作会社に頼むときの依頼文例

ご自身でサーバーを触らない場合は、制作会社さんにお願いすれば数分で済む作業です。そのままコピーして送れる文面を置いておきます。

  • 「お世話になっております。Google Search Consoleに自社サイトを登録したく、所有権の確認作業をお願いできますでしょうか。こちらで『HTMLタグ』の確認コードを発行しますので、サイトのhead内に設置していただけますと助かります。コードはこの後お送りします。」

HTMLタグの確認コードは、サーチコンソールの確認画面に表示される「<meta name=…>」で始まる一行です。その文字列をそのまま貼って送れば伝わります。

登録直後に数字が出なくても心配いりません

ひとつだけ知っておいていただきたいのが、データは登録した日から貯まり始めるということです。過去にさかのぼって表示回数やクリック数が出てくるわけではありません。登録した当日や翌日に見ると、グラフがほぼ空っぽで「失敗したのかな」と不安になりますが、それが普通の状態です。

目安として、数字が動き出すまでに2〜3日、傾向を見て判断できる量が貯まるまでに2週間ほどみておくと安心です。ですので、まずは登録だけ先に済ませてしまうのがおすすめです。登録は10分、あとは待つだけで、次の章で使う材料がひとりでに揃っていきます。

手順1〜5:クリックされていないページを一覧で見つける(所要15分)

ここからは実際の画面操作です。Google Search Console(検索の結果を無料で見られるGoogleの管理画面)を開いた状態から始めます。慣れれば5分、はじめてでも15分ほどで一覧が出せます。

手順1:左メニューの「検索パフォーマンス」を開く

画面の左側にメニューが並んでいます。その中の「検索パフォーマンス」をクリックし、続けて「検索結果」を選びます。これが、あなたのページが検索結果に何回出て、何回クリックされたかを見る画面です。

手順2:上部の四角いボックスを4つともオンにする

画面の上に「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」という四角いボックスが横に並んでいます。初めて開いたときは、左の2つ(クリック数と表示回数)だけが色づいていて、残りの2つは灰色のままです。灰色の「平均CTR」と「平均掲載順位」もクリックして、4つすべてを点灯させてください。

ここでいうCTRは、検索結果に出た回数のうち、実際にクリックされた割合のことです。CTRの意味と見方を押さえておくと、このあとの数字が読みやすくなります。掲載順位は、検索結果で平均して何番目に出ていたかの目安です。

手順3:期間を「過去3か月」に変える

ボックスのすぐ上に「日付:過去3か月間」などと書かれた部分があります。初期設定は過去28日になっていることが多いので、ここをクリックして「過去3か月間」を選びます。期間が短いと数字が少なすぎて判断できません。3か月あれば、たまたま1日だけ伸びた、といった偶然をならして見られます。

手順4:下のタブを「クエリ」から「ページ」に切り替える

グラフの下に「クエリ」「ページ」「国」「デバイス」といったタブが並んでいます。最初は「クエリ」(検索された言葉)が選ばれているので、「ページ」をクリックしてください。URLごとの一覧に切り替わります。今回知りたいのは「どのページが損をしているか」なので、ここはページ単位で見ます。

手順5:「表示回数」の列見出しをクリックして多い順に並べる

一覧の上に「ページ」「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」と列の名前が並んでいます。「表示回数」という文字そのものをクリックすると、表示回数の多い順に並び替わります。これで、よく検索結果に出ているページが上から順に並びます。

一覧のどこを見るか

  • 表示回数が多いのに、クリック数が極端に少ない行。たとえば表示回数1,200回でクリック5回、といった行です。見られているのに選ばれていない状態なので、改善の効果が出やすい候補になります。
  • CTRが1%未満の行。100回出て1回も選ばれていない計算です。ただし掲載順位が30位台など後ろのほうなら、そもそも人の目に入っていないだけのこともあります。順位の列とセットで見てください。
  • 掲載順位が10位前後なのにCTRが低い行。見える位置にはいるのに素通りされているので、いちばん優先度が高い行です。

行が多すぎるときはフィルタを使う

ページ数が多いと一覧が長くなります。その場合はタブのすぐ上にある絞り込みのアイコン(じょうご型のマーク)から「表示回数」を選び、「次の値より大きい」に100などと入れると、ある程度検索結果に出ているページだけが残ります。数字の少ない行を消すだけで、見るべき行がぐっと減ります。

気になる行はクリックして中身を見る

一覧のページURLをクリックすると、そのページだけに絞り込まれた状態になります。ここで上のタブを「クエリ」に戻すと、そのページが実際にどんな検索の言葉で表示されているかが分かります。想定していた言葉と違う言葉で出ているなら、タイトルの書き方を変える手がかりになります。気になったURLとその言葉を、メモやスプレッドシートに書き写しておいてください。次の仕分けで使います。

対象ページを探す5つの手順

  1. 検索結果画面を開く検索パフォーマンスから検索結果を選ぶ
  2. 4つの指標をオンクリック数・表示回数・CTR・順位
  3. 期間を過去3か月に長めの期間にして偶然の偏りをならす
  4. ページタブへ切替URLごとの一覧に切り替える
  5. 表示回数順に並び替え列見出しを押して多い順に並べる

見つけたページをどう仕分けるか:優先順位のつけ方

手順どおりに進めると、「表示はされているのにクリックされていない」ページが何本か並んで出てくることがあります。ここで全部を一度に直そうとすると、たいてい途中で止まってしまいます。おすすめは、平均掲載順位(検索結果の何番目に表示されているかの平均。Search Consoleの表に出ている数字です)を軸に、4つのグループに分けることです。所要5分ほどで仕分けできます。

見つけたページをどう仕分けるか:優先順位のつけ方

平均掲載順位で4つに分ける

  • (A)平均掲載順位が1〜10位台で、クリックが少ない/検索結果の1ページ目に出ているのに選ばれていない状態です。中身ではなく、検索結果に並ぶタイトルと説明文が原因であることが多いところ。最優先で手を入れます。すでに人の目に触れている場所なので、直した結果が比較的早く数字に表れます(ただし変化の大きさはページごとに違い、結果をお約束するものではありません)。
  • (B)平均掲載順位が11〜30位台/そもそも1ページ目に出ていないため、クリックされにくいのは無理もありません。ここはタイトルだけを整えても伸びにくく、本文の情報を足す、よくある質問に答える、写真や料金の目安を載せるといった中身の充実が必要です。時間がかかる代わりに、積み上がると効いてきます。
  • (C)平均掲載順位が30位より下/今は後回しで構いません。直す労力に対して、人の目に触れる量が少なすぎます。AとBが片づいてから戻ってきてください。
  • (D)表示されている検索の言葉と、商売の内容がズレている/たとえば修理業なのに「自分で直す方法」で表示されている、といったケース。この場合はクリックされないこと自体が問題ではありません。無理にクリックを増やしても問い合わせにはつながらないので、仕分けの段階で対象から外します。

アクセス数より「商売に近いか」で順番を決める

順位で分けたら、もう一つだけ観点を足します。そのページは問い合わせに近いか、という点です。

  1. サービス内容・料金・対応エリア・事例など、読んだ人が次に連絡してくる可能性があるページに印をつける。
  2. 読み物や豆知識のページは、表示回数が多くても一段下げる。
  3. (A)のうち、印をつけたページから順に着手する。

表示回数が多いページほど直したくなりますが、数だけを追うと、見てもらえても何も起きないページばかり育ってしまいます。表示回数が十分の一でも、料金ページのように商売のすぐ手前にあるページのほうが、1件の問い合わせにつながる可能性は高いものです。多くても最初の5ページまでに絞ると、最後までやり切れます。

タイトルと説明文の直し方:実際に手を入れる箇所

検索結果に並んでいるのは、青い文字の見出しと、その下に続く灰色の説明文です。青い文字が「タイトル」(タイトルタグ)、灰色の文章が「説明文」(メタディスクリプション)と呼ばれるもので、検索した人はこの2つだけを見て開くかどうかを決めています。表示はされているのにクリックが少ないページは、中身ではなくこの入口の書き方で損をしていることが少なくありません。順位を動かさなくても手を入れられる部分なので、優先して直す価値があります。

直すときの5つの観点

  1. 検索された言葉がタイトルに入っているか。想像で言葉を決めず、Search Consoleの「検索パフォーマンス」でそのページに実際に付いていた検索語(クエリ)を見て、その言い回しをそのまま使います。どんな言葉で来ているかを確かめる方法も合わせて確認すると選びやすくなります。
  2. 地域名と、誰向けかを入れる。「外壁塗装」より「外壁塗装|○○市・築20年以上の戸建て向け」のほうが、自分ごとだと感じてもらえます。対象が絞られると表示回数は減ることもありますが、問い合わせにつながる人が開いてくれます。
  3. 全角30字前後におさめる。長すぎると検索結果で後半が「…」で切れます。大事な言葉は前半15字以内に置いてください。会社名を頭に置くと、肝心の内容が切れてしまうことがあります。
  4. 説明文は110〜130字程度。「何が書いてあるか」と「誰向けか」の2点を明示します。「費用の目安と、見積もりを取る前に確認したい3点をまとめました。はじめて依頼される方向けです」のように、読むと何が分かるかを先に書きます。
  5. 同じタイトルのページが複数ないか。似た名前のページが並んでいると、検索した人もGoogleもどれを選ぶか迷います。手順3で作った一覧を見て、重複していれば片方を書き分けます。

WordPressではどこを編集するか

投稿または固定ページの編集画面を開きます。画面上部の本文タイトル欄が、そのままページのタイトルになる設定が一般的です。SEO系のプラグイン(Yoast SEOやAll in One SEO、SEO SIMPLE PACKなど)を入れている場合は、編集画面を下にスクロールすると「検索結果でのプレビュー」や「メタディスクリプション」という欄があり、そこに入力した内容が優先されます。プラグイン側が空のままだと本文の冒頭が自動で使われるため、入口を整えたいページは必ず埋めておきます。入力後は「更新」を押して保存してください。

直したら再登録を依頼する

  1. Search Consoleを開き、左メニューの一番上にある「URL検査」をクリックします。
  2. 画面最上部の検索窓に、直したページのURLを貼り付けてEnterを押します。
  3. 結果が表示されたら「インデックス登録をリクエスト」を押します。数十秒待つと受付完了の表示が出ます。

これは「内容を直したので、もう一度見に来てください」とお願いする操作です。1ページあたり1分ほど。ただし反映は即時ではなく、検索結果の表示が入れ替わるまで数日から数週間かかります。またGoogleが説明文を使わず、本文から別の箇所を抜き出して表示することもあります。手を入れれば必ずクリックが増えると約束できるものではありませんので、2〜4週間ほど置いてから、同じページの数字がどう動いたかを見て判断してください。

タイトル・説明文直しの観点

  • 検索語を入れる実際に表示された検索語の言い回しを使う
  • 地域名や対象を書く誰向けかを明示して自分ごとに感じてもらう
  • 全角30字前後大事な言葉は前半15字以内に置く
  • 説明文110〜130字何が書いてあるかと誰向けかの2点を明記
  • タイトルの重複回避似たタイトルのページがあれば書き分ける

直したあとの確認方法と、続けるためのリズム

タイトルや説明文を書き直したら、次は「変えた意味があったのか」を確かめます。確認に使うのは、見つけるときと同じGoogle Search Consoleの「検索パフォーマンス」の画面です。新しい道具は必要ありません。

比較表示で、修正前と修正後を見比べる手順

  1. Search Consoleの左側メニューから「検索パフォーマンス」を開きます。
  2. 画面の上にある期間のボタン(「過去3か月間」などと書かれている部分)をクリックします。
  3. 出てきた小さな窓の上部で「比較」タブに切り替えます。「期間」と「比較」の2つが並んでいます。
  4. 「カスタム」を選び、修正した日より後の期間と、その直前の同じ日数をそれぞれ指定します。たとえば修正日が4月1日なら、4月1日〜4月28日と、3月4日〜3月31日のように「同じ日数」で揃えるのがコツです。曜日によって検索数が違うので、日数がずれると比べ物になりません。
  5. 画面の上にある「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」の4つの箱のうち、クリック数とCTR(表示された回数のうち、実際にクリックされた割合)にチェックを入れます。
  6. 下の表で「ページ」タブを開き、直したページのURLを探します。1行に前の期間と後の期間の数字が並び、右側に増減が表示されます。

見る数字は2つだけでいい

見るのはクリック数とCTRです。表示回数は検索する人の数そのものに左右されるので、自分の手で直した効果とは切り分けにくい数字です。掲載順位は毎日少しずつ前後するのが普通で、0.5位程度の動きは誤差の範囲と考えて構いません。順位が同じでもCTRで差がつく理由を押さえておくと、どの数字を信じればいいかが判断しやすくなります。

確認は2〜4週間後、月1回のペースで

直した翌日に見ても、ほとんど何も変わりません。検索結果に新しいタイトルが反映されるまでに数日から数週間かかることがあり、さらにある程度の表示回数が貯まらないと割合は安定しないからです。最短でも2〜4週間は待つ、そのあとは月に1回カレンダーに書いておく程度で十分です。毎日見てもできることは増えません。

一度に全部直さず、3〜5ページずつ

10ページも20ページも同時に書き換えると、数字が動いたときに何が効いたのか分からなくなります。3〜5ページを1回分として直し、1か月後に結果を見て、次の3〜5ページへ進む。この区切り方だと、うまくいった書き方のクセが自分の中に残っていきます。

記録用の表を1枚だけ作っておく

表計算ソフトでもノートでも構いません。次の4つの列があれば十分です。

  • ページのURL(またはページ名)
  • 修正した日
  • 修正前のクリック数(直前の同じ日数分)
  • 修正後のクリック数(同じ日数分)

余裕があれば「何を変えたか」を一言添えておくと、あとで効いた書き方を振り返れます。記憶に頼ると、半年後には何をしたか分からなくなります。

1回の増減で判断しない

検索される回数は季節や世の中の話題でも動きます。年末に増える商売、梅雨に増える相談、決算期に探される情報――こうした波は、タイトルの良し悪しとは無関係です。1か月分の増減だけで「失敗した」と結論を出さず、2〜3回分の記録が並んでから傾向を見てください。下がったように見えても、前年の同じ時期と比べれば横ばい、ということはよくあります。成果の出方はサイトや業種によって違い、同じ手順を踏んでも結果が同じになるとは限りません。それでも、記録を残しながら少しずつ進めるやり方は、判断の材料が確実に増えていきます。

まとめ

表示はあるのにクリックされていないページは、言いかえれば「検索結果に自社のページがすでに並んでいる」状態です。検索の機械に見つけてもらうところまでは済んでいて、あとは並んだ一覧の中で選ばれるかどうかという段階にいます。ゼロから新しい記事を増やすよりも、手を入れた結果が見えやすい場所です。だからこそ、どこから直すか迷ったときの最初の候補になります。

今回の手順の振り返り

  • Google Search Consoleを開き、左側のメニューから「検索結果」のレポートを表示する
  • 上部の「合計表示回数」と「平均CTR」のタブをオンにして、数字が両方見える状態にする
  • 期間を「過去3か月」などある程度長めに設定し、数字のブレを減らす
  • 下の表で「ページ」のタブに切り替え、表示回数の多い順に並べる
  • 表示回数は多いのにクリック数が極端に少ない行を書き出す
  • そのページを検索結果で実際に見て、タイトルと説明文が中身と合っているかを確かめる
  • 仕分けをしたうえで、表示回数が多いものから順にタイトルと説明文に手を入れる

ここまでにかかる時間は、準備から見直しまでおおむね30分ほど。使うのは無料のツールだけで、費用はかかりません。直したあとは数週間から1か月ほど様子を見て、同じ画面で表示回数とクリック数の変化を確かめます。すぐに動かないこともありますし、検索結果の並び方は自社の都合とは関係なく変わるので、一度で決めず、月に一度見る日を決めておくくらいのリズムがちょうどよいと思います。あわせて順位が同じでも選ばれる差がつく理由を知っておくと、どの数字を見ればよいか判断しやすくなります。

シロツメWebについて

SHIROTSUME GRASS株式会社の本業は、法人向けの中古スマートフォン・PCの買い取りと販売です。その集客を外に頼まず、自分たちでSEOの記事を書いて行ってきました。そこで結果が出たので、同じやり方を他社にも提供しています。今回お伝えした手順も、特別な道具を使うものではなく、日々の仕事の中で実際に確かめてきた見方をそのまま書いたものです。

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