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相続直後の空き家、持ち主が最初に困ることとホームページの相談入口

SHIROTSUME GRASS株式会社 / 2026年10月29日公開

空き家管理のご相談は、持ち主が「そろそろ考えないと」と思った瞬間ではなく、もっと前、相続の手続きの途中で生まれていることがあります。葬儀が終わり、名義の話が出てきて、ふと「あの家、誰が見に行くんだろう」と気づく。その数日のあいだに検索をする方が、実は少なくありません。

ところが、その時期の方が打ち込む言葉は「空き家管理」ではないことが多いのです。「実家 誰も住まない 郵便物」「相続した家 草 近所から連絡」。困りごとそのものを打ち込みます。せっかく地域で実際に管理を請け負っているお店や会社があっても、ページに書いてある言葉が噛み合わないだけで出会えない。これはとてももったいないことです。この記事では、相続直後という時期に絞って、持ち主が何に困るのかを並べ、その困りごとをホームページ上の相談の入口に変える手順を、順番にご説明します。

相続直後の持ち主が最初に検索する言葉は「空き家管理」ではない

先に結論をお伝えします。実家を相続したばかりの方は、まだ「空き家の管理を誰かに頼もう」とは考えていません。頭の中にあるのは、もっと目の前の困りごとです。郵便受けからチラシがあふれている、庭の草が道路側にはみ出してきた、近所の方から電話が来た、家の鍵がどこにあるか分からない。こうした場面に出くわして、はじめて検索窓に言葉を入れます。

つまり、相続直後の方が打ち込むのは「空き家管理」という業界側の言葉ではなく、自分が困っている状況そのものの言葉です。事業者側のページが「空き家管理サービスのご案内」という見出しだけで作られていると、同じ地域に相談したい方がいても、その文章にたどり着く機会が生まれにくくなります。サービスが足りないのではなく、言葉が噛み合っていないだけなので、とてももったいない状態です。

検索窓に実際に入りやすい言葉の例

相続直後の方が打ちそうな言葉を並べてみます。ご自身の地域名と組み合わせて想像してみてください。

  • 実家 空き家 郵便物 どうする
  • 空き家 草刈り 誰に頼む
  • 相続した家 鍵がない
  • 空き家 近所から苦情 電話が来た
  • 親の家 片付け 遠方 住んでいない
  • 誰も住んでいない家 水道 電気 止める
  • 空き家 火災保険 そのままでいい?
  • 実家 売るか貸すか 決まらない 間
  • 空き家 定期的に見に行けない
  • 相続した家 とりあえず どうすれば

どれも「管理を依頼する」という発想の手前にある言葉です。この段階の方に向けて書かれた文章が1つでもあれば、相談の入口はそこから生まれます。

自社サイトに同じ言葉が載っているか確かめる

方針を決める前に、今あるページの状態を確認しておくと無駄がありません。手順は2つです。

  1. サイト内検索で探す。ホームページに検索窓があれば、「郵便物」「草」「鍵」「近所」と1語ずつ入れてみます。結果が0件なら、その困りごとに触れた文章はまだ無いということです。
  2. Googleで site: 検索を使う。検索窓に site:自社のドメイン 郵便物 のように入力します。site: は「自分のサイトの中だけを探す」という指定で、半角で続けて書きます。例えば site:example.co.jp 草刈り のように、ドメインと探したい言葉を半角スペースで区切ります。何も出てこなければ、その言葉はサイト内に無いか、検索に載っていない状態です。

この確認を10個の言葉で一通り回すだけで、今の自社サイトが相続直後の方の言葉をどれだけ拾えているかが見えます。もし1つも出てこなかったとしても、珍しいことではありません。空き家管理の仕事をしている方ほど、業務の名前で書くのが自然だからです。

この記事では、困りごとの言葉をそのまま見出しに置き、相談の入口をどこに作るかを順番に整理していきます。なお、検索での見え方は競合や地域によって変わるため、言葉を増やせば必ず上位に出るというものではありません。出会える機会を増やす作業だとお考えください。相続した家の権利関係や税の扱いなど、法律の判断にあたる部分は、ページ上でも断定せず「専門家にご確認を」と添える前提で進めます。似た考え方は物件一覧以外の入口の作り方でも触れています。

相続直後に持ち主が抱える困りごとを、6つに分けて言葉にする

相続直後の持ち主は、「空き家管理を頼みたい」とまとまった形で考えているわけではありません。目の前に起きている小さな困りごとが、一つずつ順番に出てくる状態です。そこで、持ち主の側から見た困りごとを6つに分け、それぞれ「どう感じているか」「遠方だと何が難しいか」を並べてみます。ページを作るときの見出しの材料になります。

相続直後に持ち主が抱える困りごとを、6つに分けて言葉にする
困りごと 持ち主の気持ち 遠方だと難しい点
鍵の管理 何本あるのか分からず不安 確かめに行くだけで一日がかり
郵便物とチラシ 溢れて留守だと分かるのが怖い こまめに取りに行けない
草木と落ち葉 隣にご迷惑をかけていないか 伸びる速さが分からない
近隣からの連絡 いきなり電話が来て焦る すぐ駆けつけられない
通水・換気・カビ 家が傷むのが気がかり 月に一度も開けられない
遺品と家財 気持ちの整理がつかない 片付けの日程が取れない

1. 鍵の管理

誰が何本持っているのか分からない、という相談はとても多いものです。兄弟の誰かが合鍵を持っていた、郵便受けの中に鍵が入れっぱなしだった、という話も珍しくありません。遠方の方は、確認のためだけに往復することになります。「鍵が今どこにあるか分からない状態からでもご相談いただけます」と書いてあるだけで、連絡のハードルは下がります。

2. 郵便物とチラシ

郵便受けが溢れている家は、外から見て留守だと分かってしまいます。本人も気にしています。加えて、転送届には有効期間があること、公共料金や固定資産税の通知がその家に届き続けることも、相続直後の方には見落としやすい点です。郵便の転送や各種通知の扱いは、日本郵便や自治体の案内で確認できる一般的な内容にとどめ、個別の手続きは窓口で確認してもらうよう添えておくと安全です。

3. 草木と落ち葉

夏場は一か月で見違えるほど伸びます。枝が隣地にはみ出す、落ち葉が隣の敷地やお庭に溜まる、といったことが苦情のきっかけになりがちです。持ち主にとっては「隣にご迷惑をかけているかもしれない」という申し訳なさが一番つらいところで、費用よりも気持ちで動く部分です。

4. 近隣からの連絡

連絡先を近所に伝えていないまま時間が過ぎ、ある日突然、町内の方や自治体から電話が来る。このときが、持ち主が本気で検索をする瞬間です。「ご近所から連絡が来て困っている方へ」という一文は、そのまま検索されている言葉に近いものです。

5. 通水・換気・カビ

人が住まないと、排水口の封水(水の蓋)が蒸発して、においが上がってきます。室内に湿気がこもればカビも出ます。専門の方には当たり前でも、持ち主は「なぜにおうのか」が分からず、家が壊れていくような不安を感じています。理由を一言そえるだけで、頼む価値が伝わります。

6. 遺品と家財

家財が残ったままだと、現地に行くこと自体が重くなります。片付けが進まない→行けない→さらに荒れる、という流れになりがちです。「片付け前の状態のままでご相談いただけます」と書いておくと、整えてから連絡しようとして止まっている方が動けます。

なお、名義の変更や相続の進め方、税金に関わる判断は、司法書士・税理士などの専門家にご確認ください。ホームページでは、制度については公的機関の資料で確認できる一般的な事実の範囲にとどめ、個別の判断は専門家へ、と書き添えるのが安心です。入口の作り方そのものは、不動産会社の物件一覧以外の入口の作り方も参考になります。

困りごとごとにページを分けると、相談の入口が増える

空き家管理のサービス紹介ページを1枚だけ作り、そこに料金も作業内容も相続の話もすべて詰め込んでいる、という形はよく見かけます。手間を考えれば自然なまとめ方で、無理もありません。ただ、相続直後の方は「空き家管理を頼みたい」と思って検索するのではなく、「実家 郵便物 止めたい」「誰も住んでいない家 水道 どうする」といった、その日困っていることの言葉で探しています。1枚のページでは、その一つひとつの言葉に答えきれません。

そこで、前の章で挙げた6つの困りごとを、それぞれ1ページずつに分けます。1ページあたり1500〜2500字程度で十分です。ページが6枚あれば、検索から入ってくる入口も6つになります。

1ページの中身は、同じ型で作れる

どの困りごとでも、中身の並べ方は共通で構いません。次の順番で書くと、読む方が自分の状況を確かめながら最後まで進めます。

  1. その困りごとが起きる理由…郵便物がたまる、草木が伸びる、においや虫が出る。なぜそうなるのかを一言で説明します。
  2. 遠方だと何が起きるか…週末しか行けない、鍵が1本しかない、近隣の方から電話が来ても動けない。距離があることで生じるずれを具体的に書きます。
  3. 自分でできる対処…ここは出し惜しみしません。郵便の転送届は郵便局の窓口か、ゆうびんポータルの「e転居」から出せること。水道は、しばらく使っていないと排水口の封水が蒸発してにおいが上がるため、行ったときに各蛇口を数十秒ずつ流しておくとよいこと。草刈りは伸びきる前の初夏と、台風前の時期を目安にすること。近隣の方には連絡先を書いた紙を一枚渡しておくと、何かあったときに持ち主へ直接届くこと。この程度の一般的な内容で十分役に立ちます。
  4. それでも難しい場合に頼めること…月1回の見回り、写真付きの報告、鍵の預かりなど、自社で対応できる範囲を具体的に。
  5. 相談の入口…そのページの困りごとに合わせた一文を置きます。

自分でできることを書くと、問い合わせが減るのでは

この不安はよく聞きます。ただ実際には、読む側は「全部自分でやろう」とは思いません。転送届の出し方まで丁寧に書いてある会社を見て、「この人たちは本当に現場を分かっている」と受け取ります。やり方を知ったうえで、距離や時間の都合で頼む、という順番になるだけです。手順を隠したページより、全部書いてあるページのほうが選ばれやすい、というのが実感に近いところです。

地域名は「市区町村名+困りごと」で入れる

ページの見出しや本文には、対応する市区町村名を自然に入れておきます。「空き家管理 ○○市」だけでなく、「○○市 実家 郵便物」「○○町 空き家 草刈り 時期」のように、地域名と困りごとを組み合わせた言葉で書くほうが、相続直後の方の検索の仕方に近くなります。町名まで細かく並べる必要はなく、実際に伺える範囲の市区町村名が本文に出ていれば十分です。物件一覧以外の入口の作り方と同じ考え方で、困りごとの数だけ入口が増えていきます。

なお、相続登記や税の取り扱い、特定空家の指定といった判断にかかわる話は、ページ内で断定せず「司法書士や自治体の窓口にご確認ください」と添える形にとどめてください。

困りごとページの構成順

  1. 起きる理由の説明なぜその困りごとが起きるのかを一言で書く
  2. 遠方の難しさ距離があることで生じるずれを具体的に書く
  3. 自分でできる対処郵便の転送届や通水など一般的な対処法を書く
  4. 自社で頼めること見回りや鍵預かりなど対応できる範囲を書く
  5. 相談の入口ページの困りごとに合わせた案内文を置く

相談の入口は「申し込み」ではなく「状況を伝えるだけ」にする

相続の直後に連絡をくださる方は、管理を頼むと決めている段階ではありません。何をどこに頼めばいいのかも、費用がどのくらいかかるのかも分からないまま、とりあえず誰かに聞いてみたい状態です。そこへ「お申し込みフォーム」「ご契約の流れ」と並んでいると、まだそこまでではない、と手が止まってしまいます。入口の名前と中身を、申し込みではなく「状況を伝えるだけ」に寄せておくと、その一歩が出やすくなります。

相談の入口は「申し込み」ではなく「状況を伝えるだけ」にする

フォームの項目は5つ程度まで絞る

項目が多いフォームは、答えられない欄で止まります。相続直後の方は、建物の詳細も権利関係もまだ把握していないことが多いためです。下のように、答えられる範囲だけを聞く形に整えます。

項目が多すぎる例 整えた例
氏名(漢字・ふりがな)/ 住所 / 電話番号(必須)/ メールアドレス / 物件の地番 / 土地面積 / 建物面積 / 構造 / 登記の有無 / 相続人の人数 / ご希望のプラン / ご希望の訪問日時 物件のある市区町村 / 建物のおおよその築年数(分からないでも可)/ 最後に誰かが行った時期 / いま いちばん気になっていること / 連絡先(メールまたは電話のどちらか)

「分からない」「不明」と書いても送れることを、欄の近くに一言添えておきます。地番や面積は、話が進んでから聞けば足ります。

電話番号の必須をやめる

遠方にお住まいで、日中は仕事をされている方も多くいます。電話番号を必須にすると「かかってくるなら、まだいい」と離れてしまいます。メールアドレスだけでも送信できるようにし、フォームの中に「ご連絡はメールでいたします。お電話をご希望の場合はその旨をお書きください」と書いておくと、受け取る側の心配が減ります。

受付時間と返信の目安を書く

送ったあとに音沙汰がない時間ほど不安なものはありません。「受付は24時間、ご返信は平日の営業時間内に、2営業日以内を目安にいたします」といった一文を、送信ボタンのすぐ上に置きます。土日に動けない場合はそれも正直に書いておくほうが、結果として信頼されます。

「見積もりではなく、まず現状をうかがうだけでも構いません」と書く

この一文があるかないかで、フォームの性格が変わります。見積もり依頼だと思えば、決める覚悟が要ります。現状を伝えるだけでよいと分かれば、気になっていることを書いて送れます。あわせて「無理におすすめすることはありません」と添えておくと、営業されるのではという警戒もほぐれます。

入口は本文の途中と末尾の2か所に置く

長いページでは、最後まで読み切らずに離れる方がいます。困りごとを説明した直後、つまり「うちのことだ」と思った場所に1つ目の入口を置き、ページの末尾にもう1つ置きます。どちらも同じ文言・同じリンク先でかまいません。ボタンの言葉は「お申し込み」ではなく「まず状況を伝える(無料)」のように、何が起きるかが分かる書き方にします。この考え方は不動産会社のホームページで反響を増やす入口の作り方とも共通します。

電話やLINEを併記するときの注意

  • 電話番号を載せるなら、受付時間を必ず横に書く。時間外にかけて出なかった経験は、そのまま印象になります。
  • LINEは気軽な反面、相続のように込み入った話では相手が書きづらいことがあります。フォームと並べ、どちらでも構わないと示すにとどめます。
  • 手段を3つ以上並べると選べなくなります。基本はフォーム、補助として1つ、くらいが扱いやすい形です。

置いたら、押された回数を見る習慣を

入口を増やしたあとは、そのボタンがどれだけ押されたかを月に一度でも確認しておきます。問い合わせ件数だけを見ていると、ボタンまでは届いているのにフォームで止まっているのか、そもそもボタンまで読まれていないのかが区別できません。数字は多い少ないを評価するためではなく、次にどこを直すかを決めるために見るものです。

なお、相続登記や税に関わるご質問をフォームで受け取った場合は、判断を示さず「専門家にご確認ください」とお伝えする運用にしておくと安心です。

相談フォーム項目の比較

項目が多すぎる例

  • 地番や土地・建物面積まで求める
  • 登記の有無や相続人の人数を聞く
  • 電話番号の入力を必須にしている

整えた例

  • 物件のある市区町村のみで送信可能
  • 築年数は分からない状態でも構わない
  • 連絡先はメールか電話のどちらかでよい

相続直後の方に安心してもらうために、ページに書いておきたいこと

相続直後の持ち主が本当にためらっているのは、料金の高さよりも「会ったこともない会社に、実家の鍵を預けてよいのか」という点です。ここは心配して当たり前のところで、ページ側で先に答えておくと、問い合わせのハードルがぐっと下がります。

鍵の預かり方と保管方法を、文章で明記する

次のような項目を、箇条書きで具体的に書いておきます。

  • 鍵の受け渡し方法(郵送・手渡し・現地での立会いなど、どれが可能か)
  • 預かった鍵の保管場所(施錠した保管庫で管理、担当者以外は触れない、など自社の実際の運用)
  • 鍵の控えを作らないこと、解約時の返却方法と返却までの日数
  • 預かり時に取り交わす書面の有無(預り証を発行するか)

「大切に保管します」ではなく、どこにどう保管するかまで書くほうが伝わります。

作業後の報告の形を見本で見せる

遠方の持ち主にとって、報告書は唯一「実家の今」を知る手段です。報告の頻度(月1回など)、写真の枚数、どこを撮るか(外観、郵便受け、庭、室内の換気状況)、報告の届き方(メール・郵送・ウェブ上の閲覧)を書き、実際の報告書の見本画像を1枚載せておくと、受け取る側は想像がつきます。異状があったときにどのくらいで連絡が入るかも添えます。

料金の考え方を表で整理する

金額は各社の体制や距離で変わりますので、下の表はあくまで項目の整理の例です。実際に載せるときは自社の内容と金額に置き換えてください。

項目 書いておきたい内容
月額プラン 訪問の頻度と作業範囲ごとに2〜3段階。目安レンジで示す
距離による変動 拠点から何キロまでが基本料金内か、超えた場合の加算
スポット対応 草刈り、台風後の確認、近隣からの連絡を受けた際の臨時訪問など、1回単位の料金
含まれないもの 修繕、残置物の処分、解体など別見積りになる作業

誰がやっている会社かを見せる

会社名、所在地、電話番号、対応エリアの地図、担当者の氏名と写真。この4点が揃っているだけで、印象は変わります。あわせて「ご近所の方からご連絡をいただく窓口になれます」と書いておくと、近隣対応に困っている持ち主には大きな安心材料になります。会社情報の見せ方は不動産会社のホームページで反響を増やす方法の考え方も参考になります。

判断を書かないことが、かえって信頼になる

相続登記、税金、解体してよいかどうかは、法律や税務の判断にあたる領域です。ページでは結論を書かず、「相続登記は司法書士へ、税金は税理士へ、解体や補助の制度はお住まいの自治体の窓口へご確認ください」と案内する形にします。空き家に関する制度に触れるときは、国土交通省や自治体が公開している資料を出典として示し、「詳細は自治体により異なります」と添えて断定を避けます。分からないことを分からないと書ける会社は、かえって任せやすく見えるものです。

まとめ:困りごとの言葉を1ページ増やすところから

相続の直後は、持ち主の方の頭の中に「空き家管理」という言葉がまだありません。あるのは、鍵が誰の手にあるのか分からない、郵便受けがいっぱいになっている、草が伸びて近所から電話が来た、といった目の前の出来事だけです。検索窓に打ち込まれるのも、その出来事そのままの言葉になります。だからこそ、サービス名で作られたページだけでは出会えない方がいます。これは書き手の努力が足りないという話ではなく、相談する側と受ける側で使う言葉が違うというだけのことです。

この記事の要点

  • 相続直後は、サービス名より「困りごとの言葉」で検索されやすい時期。
  • 困りごとは、鍵・郵便物・草木や庭・近隣からの連絡・室内の傷みや通風・税や手続きの不安など、いくつかに分けて言葉にできる。
  • 困りごとごとにページを分けると、入口がその数だけ増える。
  • 入口は「申し込み」ではなく「今の状況を伝えるだけ」にしておくと、まだ方針が決まっていない方でも動きやすい。
  • 税や名義、法律の判断にあたる部分は書き切らず、専門家への確認を促す書き方にとどめる。

まずは1ページだけ選ぶ

六つ全部を一度に用意しようとすると、着手そのものが遠のきます。次の手順で、1ページに絞ってください。

  1. 直近半年の問い合わせ記録や、電話で聞かれた内容を思い出して書き出す。
  2. その中で、相続直後の方から一番よく聞かれたものを1つ選ぶ。たとえば「鍵を預けても大丈夫か」。
  3. 相談の場でいつも口頭で説明している順番のまま、見出しを3〜5本立てる。
  4. そのページの最後に、状況を伝えるだけの窓口を置く。
  5. 公開したら、2〜3か月は様子を見て、来た問い合わせの言葉を次のページに反映する。

1ページが動き出せば、2ページ目は同じ型で書けます。物件一覧以外の入口の作り方と考え方は同じで、本業で日々答えていることを、そのまま文章にしていく作業です。

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もし、今のホームページで困りごとの言葉がどう扱われているかを一度外から見てみたい場合は、無料のホームページ診断をご利用ください。ホームページのURLとメールアドレスだけでお申し込みいただけます。売り込みのためのものではなく、どの言葉が入口になり得るか、どこに相談の受け口を置けそうかを見てお返しするものです。検索順位や問い合わせ数をお約束するものではありませんが、次の1ページを決める材料にはなるはずです。

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